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February 2014

February 20, 2014

ルーエプラッツ・ツオップにて

朝日カルチャーセンターの講座「美味しいパン屋さんめぐり」。
前回は有楽町のセントルへ、今回は松戸のツオップへ。

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2階のカフェ、ルーエプラッツ・ツオップで店長の伊原さんにパンのお話を伺いながらライ麦パンをはじめとする食事パンと、それに合う料理を愉しむ、という内容。

日本にあるさまざまなパンの上質な縮図のような300数種類の中から、買ってそのままかじって即食事、になるわけではないもの、スライスしたり、何かとあわせて食べるほうがおいしいもの。名前がドイツっぽくて、見た目は質実剛健で、どんな味がするのか、なれるまで想像しにくいもの。大きなかたまりから切り分けて買うのがおいしく、普段ちょっとテイスティングする機会がないもの。それを、いろいろに味わっていただく。

パンの食べかたにとくに決まりはない。
どれとどれを合わせて食べないといけないということはないので、してみたいようにする、トライあるのみ。食べかたを学ぶ、というより、未知の味を体験していただく機会と思っている。そして感じたこと、おいしかった理由を、即、説明してあげられる場。

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メニューが素敵だったので記しておく。


ウエルカムドリンク 

ホットワインまたはホットレモネード

パン

ディンケルミッシュブロート
ゲズンド
セレアル
ヨーグルトライ
ベルリーナラントブロート
フォルコンブロート
Zopfバゲット
パンオフリュイ
バターロール
クロワッサン
(最後の二つは、ツオップのその他のパンの試食として。
このほか、新作のパンオノアも登場)

メイン料理 

ポテ(塩豚のスープ)と野菜料理(ショウガとにんじんのソテー
根セロリ、ポテトサラダ)の盛り合わせ

飲みもの(食事の途中にもソフトドリンクのサービス)

フィキシング

セミドライトマト
豚のリエット
レバーペースト
はちみつバター
黒糖ラムバター

デザート

自家製のビスコッティ入りティラミス
飲みもの

以上。(やはり、オオバンブルマイ)


前回も今回も、食事を受講者の皆さまと一緒にとるよう言っていただいていますが、なかなか、座って食事をするタイミングがつかめず、いつも時間いっぱい立ったままお話をしてしまい、お店の方にも、いつも本当にお世話になっています。

セントルで西川さんと牛尾さん。ツオップで伊原夫妻。
2時間ちかく食事をしながら、このひとたちのお話を聞くことができる。
朝日カルチャー講座の、スペシャルランチ。

わたしはつくづく、Bread+something goodのなかの、+のところにいるのだな、と思います。皆さまに、感謝しています。

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そんなわけで、終わってから、座って、
申しわけないことにまた冷めてしまったスープを温め直していただいてひと息。
冬のスープはうれしい。

大勢で一度に同じものを食べることになり、数が足りなくなったスープボウルをオランダから、店長夫人のりえさんがわざわざ取り寄せてくださった。下に敷いてあるのは、りえさんのお母さまのお手製。温かさが、からだにしみ渡っていきました。

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そして帰りに買ったパン。ハード系は紙袋にいれて、保存用の袋もすべてにきちっと入っている。おもてなし、という言葉が浮かぶ。

さて、3月8日のイベント申し込みは明日からです。
ツオップのパンとなにかいいもの、についてもただ今、準備中です。


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February 19, 2014

パン文化研究の深層~ゼロから本ができるまで

1月23日に上智大学ソフィアンズクラブで行われた講演会が素晴らしかったので、より多くの方にお伝えできたらと講演会を企画しました。

舟田詠子『パンの文化史』復刊記念イベント
パン文化研究の深層~ゼロから本ができるまで

「今、日本のパン屋さんには世界中のパンが並んでいます。イギリス、フランス、ドイツ、イタリア、アラブのパンなど、 こんなにいろいろなパンを食べている国は世界でも日本だけといってもよいかもしれません。 でも、世界の人びとがパンをどのように大切なものとしてきたか、という文化については あまり知られていないのです」

そう語る舟田詠子さんはパンの文化史の研究者。30年以上にわたってヨーロッパ各地で実地調査と文献研究を行っています。朝日選書から出版された著書『パンの文化史』(1998)がこの度、講談社学術文庫で復刊されたのを記念して、講演会を企画しました。

スイス人のパン研究家、マックス・ヴェーレン博士の著書を翻訳し、そのあまりのおもしろさに、自らパンを研究する道へ入った舟田先生の興味はやがて、パンからヒトへ。「パンの文化史という本を書いているけれど、わたしは人間を書いているんですね。パンは人間が食べ、健康を維持し、幸せな生活をするためにある。だから人間を書いているんです」

古代エジプト人の気持ちを推理したり、その好奇心は何百年、何千年の時空を超える。目の前に壁が立ちはだかっても、舟田先生は扉を捜し、鍵穴を見つけ、やがて扉は開かれる。その鍵は語学と粘り強さと愛嬌と無邪気さを備えた真剣さか。先生の行く手に登場する人々は、それぞれに個性豊かな手を差しのべてくれる。博物館で、外国の田舎の村で。
「おもしろい。なにしろおもしろいんですよ。すべてが」先生は目を輝かせながら語る。

『パンの文化史』はパンの仕事に携わる人、パンが好きな人に持っていてほしい本です。

「パン焼き小屋ツオップ」(千葉県松戸市)のパンに+something goodをのせて楽しみながら、この本ができるまでの物語を一緒に体験してみませんか。

プロフィール
舟田詠子 

東京生まれ。上智大学ドイツ文学科卒、ドイツ留学。 1978年来、世界各地で、パンの文化を探るフィールドワークと文献研究を行う。ウィーンと日本にそれぞれ半年ずつ在住。
著書 『アルプスの谷に亜麻を紡いで』(筑摩書房)、『アルプスの村のクリスマス』(リブロポート)、『パンの文化史』(朝日選書)、『誰も知らないクリスマス』(朝日新聞社)、『BROT – Teil des Lebens』(mdv)、訳書 『中世東アルプス旅日記』(筑摩書房)
制作ビデオ《パンの民俗誌》、制作協力ビデオ 《人間は何を食べてきたか》(NHK教育スペシャル)   
舟田詠子パンの世界へ 

清水美穂子
ブレッドジャーナリスト。2001年よりパン職人の取材を通し、情報サイトAll AboutパンやBread Journal他、TV、雑誌、企業情報誌等のメディアでおいしいパンとその向こう側にスポットをあて続ける。パンを楽しむ企画のコーディネート、執筆多数。
All Aboutパン
Bread Jounal 

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日時:3月8日(土)14時~15時半(13時半開場)
場所:デリス・ド・キュイエール:川上文代料理教室(東京都渋谷区桜丘町9-17)
渋谷駅より徒歩5分。
当日連絡先(3月8日13時~15時半のみ対応):03-5456-9071
予約受付: 先着30名さま
申し込み:nuagesneuf☆gmail.com (☆を@に替えてください)

2月25日追記
満席となりました。お申し込みをいただいた皆さま、ありがとうございました。以降のお申し込みは、恐縮ですがキャンセル待ちとさせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。

参加される方のお名前と、本の有無をそえて上記メールアドレスへお申込みください。当日は講談社学術文庫『パンの文化史』がおひとりさま1冊ずつ必要となります。

会費:3000円(書籍代込み 講談社学術文庫『パンの文化史』お持ちでない方)    
2000円(既に講談社学術文庫『パンの文化史』をお持ちの方。当日、必ずご持参下さい。)
※パン焼き小屋ツオップのパン+something goodと挽きたてコーヒー付き

お申込みいただいた方に、お振込先をお伝えします。お振込を確認しましたら再度確認メールを差し上げます。これをもって予約完了となります。
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企画:Bread Journal
主催:cloud nine

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February 09, 2014

大雪の翌日は熱々のナンで

昨日の東京は久しぶりの大雪に降りこめられてしまったけれど、きょうは一転して良いお天気。車も少なく、空気もクリアな気がする。

都知事選の投票の後、いつものネパールカレーのお店へ。パンパンと音を立てて伸ばして、焼きあげるナンとサラダとチャイがついて980円の昼食。

熱々のナンが、つめたくなった指先にほっと、やさしい触感。

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炊きたてのご飯が好きな民族は、熱々の湯気をパンにも求める。けれど、熱々がほんとうにいいパン(の種類)は饅頭とナンとピザだけだとわたしは思う。

このことは前にも書いたかもしれない。

以前、テレビ番組の制作、ディレクションをする人に、窯から出したてのパンを割って湯気を出したところをかじるのは、それがおいしいという誤解を生じさせるのでやめてほしいとお願いした。演出として必要なのだそうだが、パンの発酵の香りが安定して本当においしくなるのは、人肌程度、さめたてのところなのだ。それをあちこちで、言うのだけれど、まだまだ焼きたて信仰はつよい。

「でもそうは言っても、買ったパンが温かかったらうれしくないですか?」と言われて「うれしいです」と言ったら、「どっちなんです。はっきりしてください」と笑われた。

焼きたてで温かであることは、うれしいのだ。どこかで焼かれて運ばれて、時間が経ってしまったパンではなくて、その場でさっき窯から出てきたこと事実の証明として、いま、温かいことは、ありがたいことなのだ。

いつもの、大好きなお店で、熱々のナンをちぎりながら、いろいろなことを考えるのだった。

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February 08, 2014

神戸屋シルフィー 丸の内

神戸屋シルフィーが大阪店についで関東初となる店舗を丸の内PCP(パシフィックセンチュリープレイス)のPAUL跡地にオープンした。もとの扉は使えずに残念だが、天井が高くひろびろとして明るい。

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「窯出しパン」(480円)なる食べ放題の10種類のパンは神戸屋キッチンなどでも店頭で表示しているように、イーストフード(イーストではなく、イーストの発酵活動を促進する添加物のこと)と乳化剤を使用しないということに力を入れている。自家製レーズン酵母のみを使用した特許製法だそうで、オリジナルで開発したトンネルオーブンで、通常では数十分かかるパンの焼き時間を3~5分に短縮してスピード化を図っている。丸の内にお勤めの方のランチ需要を考えると、スピードは大事な要素なのかもしれない。

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写真は「天草さくら鯛とあさりのボッリート」(税抜1300円)とメニューに「あなただけに焼き上げます おいしさまでの15分」と書いてあった「熱々バゲット」オリーブオイル、はちみつ、生ハム、チーズ、オリーブ付き(税抜880円)。時間のかかるパンを頼んでみたが、断面に焼き色がついているのはなぜかよくわからなかった。機会があれば聞いてみようと思う。

神戸屋シルフィー グランアージュ丸の内店
所在地 千代田区丸の内1-11-1 PCP丸の内1F
電話 03-5224-6990
営業時間 7:30~22:00 9:00~20:00(土日祝)

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February 06, 2014

朝日カルチャー「パン焼き小屋ツオップとライ麦パンの魅力」

朝日カルチャーセンターの新設講座「美味しいパン屋さんめぐり」の講師を務めさせていただいています。

2月19日の講座「パン焼き小屋ツオップとライ麦パンの魅力」では、ツオップの2階のカフェ、ルーエプラッツ・ツオップで店長の伊原さんにパンのお話を伺いながらライ麦パンをはじめとする食事パンとそれに合う料理を愉しみます。あと10日あまりですが、お席が2席ほど空いた模様。今回、楽しさ盛りだくさんなパン+something goodとお話をご用意しているので、ご興味のある方はタイミングがあえば、チャンスです。

朝日カルチャーセンター 野外講座 美味しいパン屋さんめぐり
※食事代込み、飲物代別となっていますが、ソフトドリンクは付いています。
ワインなどアルコールを追加される方のみ別料金となっています。

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