« December 2012 | Main | March 2013 »

February 2013

February 16, 2013

パン&菓子 トレンドを探る。

Dscn9687

『食品工業』という雑誌の特集「パン・菓子のマーケットを探る」で
原稿を書かせていただきました。

「ベーカリー最新トレンドと日本のパン食文化」
(The Latest Trend of Retail Bakeries and Bread Culture in Japan)

| | Comments (0)

February 15, 2013

ふぞろいのイチゴとバゲット

Dscn9638

最近、安くて小粒の「あまおう」を見つけると、よろこんで買っています。
大きさ、かたちはふぞろいでも、カットすると中まで赤くて甘い、
それは確かに「あまおう」だから。

きのう夫がある店でバゲットを買おうとしたら、クープのかたちなどが
あまりにもふぞろいで、どれにしようか結構迷ったと言っていました。

バゲットの国では、色の濃い薄いなどがあって、お客さんは自分の好みで
選んで買うことができるといいます。

昨日の店はたまたま職人やら窯やらの都合で、かたちがそろわなかった
のかもしれません。

色も形もすっきりとそろっているのは、日本人の職人技(業)によるもの
でしょう。それとは別に、スーパーやコンビニに行けば季節や地域を
問わずいつどんなときにも均一なパンがある。

今の日本で消費生活をしていれば、その「均一であること」に慣れてしまう
かもしれません。

だからたまにふぞろいのものに出合うと、なにか欠陥が……?と思いがち
だけれども、べつに、そんなことはなくて。それよりほんとうは自然のものを
均一に保つほうがたいへんなことで、それは高い技術の賜物であったり、
はたまた大量生産のラインにのっているからであったりするわけです。

ここは、製品、商品としてではなく、自分が口にするもの、という感覚で
ものを見ることが大切なのでしょう。その時、そろっていることが、あるいは
そろっていないことが判断基準になる場合もあるけれど、パンであれ果物で
あれ、自らの五感で把握する心地よさ(すなわちおいしさ)にポイントを
置いたらいいのだと思うのです。

| | Comments (0)

February 08, 2013

3300円のパンが売れる理由

テレビ朝日スーパーJチャンネルに出演。
このデフレの時代に高くても売れるもの、最高級パンの通販専門店ルセットの
3斤3300円の@shokupanが売れるわけを説明しました。

パン業界に一石を投じた、ルセットのオープン当時の事情を知る者として
ディレクターとたくさん話をしました。数分の枠なのでカットされましたが、
大事なことはお伝えできたのではないかと思います。

3300円のパンが売れるのは何故か。

それは、ルセットがひとつのブランドを確立しているからだと、わたしは思いました。
ブランドものは、その価値を認める人であれば、高くても、買いますよね。

10数年も自らのパンを「最高級」と胸をはって言い続けているのです。
「最高級」であり続けるために、その裏にどれほどのご苦労があったことかと思います。
それが、一時のブームに終わらず、10数年続いていまも続行中であることに
拍手を送りたい。こういうパン屋さんもあるのだ、と思います。

わたし個人は、パンを日常の食べものと思っていて、ルセットの考えるような
「ハレの日」の食べものとは思ってないので、ブランドであっても、素材が高級でも
手間ひまがかかっていても、おいしくても、なかなか3300円は出せない。
どんなに高級と言われても、わたしにとってのパンの価格としては、高すぎます。

でも、こんな考え方はある、と思います。
週末に、二人でちょっと素敵なカフェでランチをして、ひとり1500円、ふたりで3000円。
そのかわりに1週間、ふたりで毎朝一枚ずつ、おいしいトーストを食べる。
それは、等価といえるかもしれない。

週に一度の豪華なランチよりも毎日のおいしいコーヒーとパン、という考えかたです。
それならいいと、わたしは考えています。

最高級パン専門店 recette

| | Comments (0)

February 04, 2013

2013年、立春に思うこと。

Bread Journalを読んでくださっている皆さま、いつもありがとうございます。

Facebookページ、清水美穂子【Bread Journal】はおかげさまでフォロワーというのか、読者数というのか、1600を超しました。感謝しております!

気がつけば、すっかりブログ読者の皆さまにご無沙汰していました。
Facebookをされない方もおられるのに、すみません。

先日、All Aboutのガイドの年に一度の集まり、Red Ballがあって、来し方行く末などを考える機会がありました。

振り返れば、1998年にFAVORITE WORKSのホームページを開設、しばらくして日々のこと、パンのことなど綴り始め、2001年のAll About(当時All About Japan)で公式にパンの記事を書き始めました。

そのなかでこのBread Journalの原型となったのはAll Aboutガイド日記。2003年春から3年間は一日も欠かさず書き続けよう、と思って、いつのまにか10年(最近ではことにここのところ、ご無沙汰になっておりましたが)が経とうとしています。

ブログはどちらかというと、ひとりでマイクに向かって話しているラジオ、あるいは講演の感覚があります。Facebookはご存じの通り、ブログより簡単に、話すように公開できる。読者との交流がすぐにできます。

今後はそれぞれ、使い分けていかれたらと思います。

最近はようやく、定型の挨拶でなければ、「パンが本当にお好きなんですね」とか「一日にどれくらいパンを召しあがるのですか」という質問をされなくなりました。

わたし個人は、パンを愛好の対象としているわけではなく、パンを嗜好品とは考えていない。
おいしいパンは大好きですが、それと同じくらい、お米のご飯も好きです。
ただ、パンのほうがお米より、より興味がある対象であることは確かです。

パンを嗜好ではなく、思考していくうち、すなわちパンのある幸せなテーブルを考えていくうち、いつのまにか、このブログに書いてきたように、Bread+something goodの活動は四方八方へひろがっています。

既存しないスタイルかもしれませんが、これからも、興味の赴くまま、Bread+something good(パンと何かいいもの)について、取材活動を続け発信していく予定です。これからもどうぞ、よろしくお願い申し上げます。


*日々更新はこちら。どなたでもご覧いただけます。
清水美穂子【Bread Journal】

| | Comments (0)

« December 2012 | Main | March 2013 »