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October 01, 2012

ことばの種 ふくらむパン そしてsomething good~パンと詩のある風景を巡って

2012年10月27日、夙川のameen's ovenのカフェで、ameen's ovenのミシマショウジさんと、詩人の小山伸二さんと、トークイベントをします。(詳細は文末をご覧ください)

わたしとameen's ovenのミシマさんとの出会いには、詩がありました。

これは『おいしいパン屋さんのつくりかた』にも掲載させていただいたけれども、
パンのふくらみの宇宙」という詩です。
そう、あの時、ミシマさんとそのパンにほんとうに出会った!と思う。

あの頃、オンラインベーカリーだったameen's ovenのパンは、
いつも詩とともにあって、言葉で香りを放っていた。


詩ってなんだろう?とわたしはいつも興味深く思います。

最近、ミシマさんにいくつか教えていただいた、パンを巡る詩のひとつは
リチャード・ブローティガンの詩。

Baudelaire opened
up a hamburger stand
in San Fransisco,
but he put flowers
between the buns.
ボードレールはサンフランシスコで
ハンバーガー・スタンドの店を開いた
だけど彼はパンの間に花をはさんだのさ

(リチャード・ブローティガン「フラワーバーガー」より)

わたしは、パンのことを書く人でありながら、パンのまわりにある
花(something goodみたいなもの)にばかり目をやってしまうから
この詩にちょっと、こころうたれました。

そのエッセイのファンにもかかわらず、詩をあまり読んだことがなかった
現代詩作家の荒川洋治さんの詩は、小山さんに教えてもらいました。

いまも毎朝パンをトースターで焼いて
こんな食事をするときが
日本のぼくにはたのしくてならない
それは
ヨーロッパや
アメリカの町で
そんな朝のひとときを迎えたときの
うれしさを
よくおぼえているからだ

(荒川洋治「朝食の朝」より)


以前たくさんのひとに、「あなたにとって幸せな朝食とは」と
聞いてまわったことを思い出しました。
誰かにとっての幸せな朝食とは、こんなふうに
かけがえのない、過去の記憶だった。

そんな、こんな、パンを巡るいろいろな言葉を、詩を、
パンと料理とともに味わってみましょうか。というイベントです。

詳細、お申し込みはameen's ovenのサイトをご覧ください。

ことばの種 ふくらむパン そしてsomething good
~パンと詩のある風景を巡って


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