« パンケーキの勘 | Main | おいしいパンBOOK 食べる楽しみ、作る喜び »

March 16, 2011

暗闇の灯、のようなもの

東北地方太平洋沖地震で被災された皆さまに、心よりお見舞い申し上げます。
一人でも多くの方がご無事で、日常の生活に戻ることができますように
被災地の一日も早い復旧をお祈りしております。


Diary110313


京都の友人から安否を気遣うメールをもらった時、東京に住む自分も
心配される側に入っていたということに気づいた。

家が音をたてて揺れ、わたしは犬たちを抱えて避難した。
火の元を確かめ、水を汲んで、懐中電灯や蝋燭を確認し、
倒れたもの、落ちたものを直し、TVをつけた。
近所の人たちと声をかけあい、家族の安否を確かめた。
電話は不通だったけれど、みな無事だった。
でも、遠い親戚の人が被災したことを知った。

今は節電をし、情報に耳をすませ、祈るばかり。
ガスや電気の使用を最小限に、簡単な食事をつくる。
日々、自分の役割を、できる限りのことをしようと思う。

*

これは、とても個人的な話だけれど。

年初に決まっていた手術のため、先日、入院をした。
心もからだも、いつも、たくさんの人に助けられてきた。
ドクターであれ、家族や友人であれ、師匠であれ、
二度と再び会えない人であれ、この人がいる(いてくれた)
と思うだけで、暗闇にあかりが灯るような気持ちになった。
そうするともう、わたしはどんなことも大丈夫に思えてくる。

そんな時の、震災だった。
人は人に助けられるようにして、生きていられると思う。

わたしは、自分の役割において、どんなあかりを灯す人になれるだろうか。

|

« パンケーキの勘 | Main | おいしいパンBOOK 食べる楽しみ、作る喜び »

others」カテゴリの記事

Comments

はじめまして
毎日こちらのブログを拝見しているものです。

私は清水さんの書かれる文章がとても好きです。
伝えたいことが、読む側の私たちに気持ちよく沁み込んでくるような、そんな文章だと思います。

ご病気が早く良くなられますよう、願っています。

Posted by: ちさと | March 17, 2011 at 05:19 AM

震災の被害が日々刻々と広がり、その映像に被災者でもない身でありながらも心が折れそうになって、美穂子さんのブログを開きました。まさか、美穂子さんご自身が暗闇の中にいらっしゃるとは・・・いつも私の心にあかりを灯してくださった美穂子さん、どうか無理なさらず、早くお元気になられますように。
先日、私のお腹に新しい命が宿りました。このような状況の中で授かった命。サンフランシスコにCity Lightsという本屋があるように、美穂子さんがパンを通じてあかりを灯してくださるように、この子も誰かの何かのあかりを灯すような子に育てていきたいと思います。
Pray for Mihoko-san...

Posted by: Angie | March 17, 2011 at 10:51 AM

Post a comment



(Not displayed with comment.)


Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.



« パンケーキの勘 | Main | おいしいパンBOOK 食べる楽しみ、作る喜び »