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January 2009

January 31, 2009

1日限定復活『パンの会』

Diary90131

日本パンアドバイザー協会主催、
愛パン家で有名な渡邉政子さんによる
一日限定復活『パンの会』のイベントに
取材に行きました。

パンの会は渡邉さんが1993年から
2005年まで主宰したパンが大好きな人たちの会。
作り手であるパン屋さんと、生活者の架け橋と
なっていました。

わたしはこの仕事を始めた頃、彼女を一度
取材したことがあり、その後はいろいろなところで
お会いしていますが、「パンの会」的なイベントは
初めてで、なるほど、こういうふうな会だったんだ
と楽しませていただきました。

いつも感じるのは、渡邉さんのパンに対する
愛情の深さ、一途さ。
彼女の日々のパンの楽しみ方を聞き、同じバゲットを
説明を受けながら味わって、おいしさを再発見しました。

わたしも今度、よく切れる包丁で、ブロートハイムの
バゲットを1センチ厚に切って積み上げて、和風の野菜の
おかずと一緒に味わってみよう。

渡邉さんのこういう話は、以前、取材のときにうかがった
内容とそう大きくは変わりません。
わたし自身のことを考えても、パンや食べ方の好みは
そうそう変わらない、と思い安心な気持ちになります。
パンは流行ではないもの。

わたしが数年前と変わったことといえば、パンに対する
愛と同じくらいお酒にも愛を……でしょうか。
そう考えると、ご飯も、野菜も好きで、結局のところ
食いしん坊なだけかもしれません。

さて
ここでレポートすると長くなっていまいそうなので
これからまとめてAll Aboutで記事にしたいと思います。

日本パンアドバイザー協会

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January 30, 2009

それは野菜みたいに

Diary90130

箱を開けると、カフェラテブラウンの
パンのかたまりがいくつか、畑で採れたての、
おおきな野菜みたいな顔をして、ごろりごろりと
おさまっていて、職人さんのメモが一枚ついていた。

わたしが好きそうなパンがある、と
あるかたから教えていただいて、取寄せてみた。

ほんの一通のメールの言葉を信じて
いい出合いがありました。
どうもありがとう。

このパンのことは、あらためてご紹介したいと思います。

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January 28, 2009

日々のパンに想うこと

先日ある打合せでお会いした方が
付箋のついた『日々のパン手帖』
手にされていた。

以前もas leafのテストキッチンで
そんなことがあってドキドキとした。

今度はイベントで、使うかもしれない。
役に立ってくれるなら、嬉しい。

誰でも簡単につくれる
パンと何かいいもの。

あの本は、本というより
わたしの頭の中にある手帖で、
日々書き留められるメモの
寄せ集めのようだ。

Diary90126

今ここにあるバゲットを食べよう、というとき
職人さんの顔や、八百屋さんの店先や冷蔵庫の中身、
自分や誰かのお腹のすき具合などを想っている。

Bread+something goodの活動は日々
そんなふうに続いていく。

写真はBread&Circusの田舎バゲット。
どこの田舎を想ってつくられたのだろう。
このパンが生まれるまでに積み重なっている
なにか豊かなものに触れている。


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January 27, 2009

日曜の散歩の後で

Diary901251


冬は太陽の位置が低いからか、晴れた朝は窓からの日差しが強い。
朝食のテーブルがくっきりとした陰影で浮かびあがる。


Diary901252

日曜はパンを持って犬たちと川べりを歩いた。
先日のメールマガジンに書いたような
梅と鶯(それともメジロ)にも出合う。
外にもあざやかな色彩が溢れる、散歩日和。

午後は依頼されていたサンドイッチのレシピを25種類書いた。
こういう仕事は、楽しい気分のときが一番。

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January 24, 2009

縁とシードルのパン

どんなに大変なことにも(楽しいことにも)
かならず終わりがある(楽しいときは考えたくないけれど)。

Diary90123

ようやくひと息つく週末です。
なんとなくしずかだなと思って見あげると
雪がちらほら舞っていました。

欲しかったものが売り出されていたのですが
出遅れたせいか、売り切れていてがっかり。
ご縁がなかったのでしょう。
でもそのかわり、思いがけなく新しい出合いがあり
ずっといい、一生ものの買い物ができました。

お昼はお味噌汁にシードルのパンと栗のパン。
最近どういうわけか、お味噌汁です。

少し前のことですが、行こうと思っていたパン屋さんが
お休みで、代わりに寄ったメゾンカイザーでシードルの
パンを見つけてからというもの、リピートしています。

つめたいバターをちょっとのせて、いただきます。

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January 22, 2009

favorable impression

印象に残ったパン2008 9月~12月
最終回をAll AboutでUPしました。

このシリーズで紹介したパンは
おいしかった、という前提があるけれど
印象に残る要素はいろいろで
そのパンを取り巻く人たちとの会話の端々
交わした言葉のひとつかもしれないし
味から喚起された記憶のこともあって
かなり個人的なこともある。

でもすべては、おもしろいパンだと思う。
味でも、言葉でも、なんでも、言いたいことを秘めていて
小さいけれど確かな幸せ、いい印象のボタンを押してくれるパン。

そしてそれは、日々にちょっといい影響を与えるんだ。

印象に残ったパン2008 9月~12月

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January 21, 2009

チクテのほっとするパン。いいものをつくるひとの空気。

いくつかの仕事が重なって、一日があっというまに
過ぎていきます。それは、ありがたいこと。
こんなときほど、ていねいな仕事を心がけたいと思います。

Diary90122

先日、撮影の休み時間に食べたチクテのはちみつカンパーニュ
にはブルーベリーが入っていました。なにかほっとする味。

プレーンなはちみつカンパーニュや、黒砂糖のくろカンパーニュ
も、好きな味です。
疲れたときには、ほんのり甘くてブラウンがかっていて
すこし重量感がある、モチモチしたパンに惹かれるようです。

Diary901222

チクテの職人、ちくちゃんこと北村千里さんの仕事する姿を
思い出すと、背筋を正すことができます。

いいものをつくるひとのまわりにある、シンプルな空気。

ていねいに、ていねいに、そして確実に。
ゆっくりいいものをつくっていけたら、素敵。

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January 19, 2009

再開したブノワで

日曜の夜、青山のブノワへ出かけました。

Diary901181

昨年、母体となる会社の民事再生法の適用申請による
突然の閉店で、もうあの空間はなくなってしまうのかと
心配をしていました。

料理人は別のところでも腕がふるえるに違いないけれど
19Cの木製の模型のエッフェル塔や、肉屋の天井や
アンティークの帽子掛けはどこへ行ってしまうかなぁ
などと考えていました。

昨年末にいただいた再開のニュースにほっとして、
予約をとっていました。

Diary901182

久しぶりに友人と、レストランでの楽しいひとときを
過ごしました。
日曜の夜は平日よりずっと静かで、ゆっくりできます。

指先でつまめるテンプラみたいなアミューズから始まる
以前より「和」を感じる料理、そしてとろけるような
ショコラの締めくくりまで、料理とワインと夜景を
堪能しました。

ブノワ

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January 16, 2009

パン60個とお味噌汁の関係?

雑誌のパン特集の仕事に携わっています。

今回はパン屋さんを決めるところから始まって
お取り寄せの手配や撮影ディレクション、
試食と対談など、あれこれお手伝いに参加しています。

普段は自給自足。たいていは自分ひとりでしなくては
ならないことを、雑誌ではそれぞれのプロフェショナル
のスタッフがやってくださるので、ありがたい。
あたりまえのことなのかもしれませんが、わたしにとっては
本当に頼もしく、うれしく感じるひとときです。

Diary901162

編集者、ライター、カメラマン、フードコーディネーター、
スタイリスト、それぞれの助手やアルバイトなどたくさんの
スタッフの方が集結し、てきぱきと仕事をこなしていくさまは
いつも感動的なのです。

ご協力くださったパン屋さんにも心から感謝。

今回は、料理研究家の松田美智子さんと、大森由紀子さんと
約60個のパンを試食して対談するという企画もありました。

バゲット、カンパーニュ、クロワッサン、ベーグル……
量が多くて、それだけ食べ続けるのは大変でしたが、
いろいろな意味で勉強になりました。
料理分野のお二人の意見も興味深かったです。
詳細はまた後日書きたいと思います。

Diary901161

パンだけ食べて朦朧としながら帰宅する途中で、
からだの声に耳を傾けると、大根のお味噌汁がのみたい
と言います。
それでバランスがとれるのかはわかりませんが、帰宅して
すぐにカツオだしをとっていました。自然の欲求に従って
いるときは疲れを知りません。

これがとてもおいしくて、ほっとしたのでした。

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January 13, 2009

いつでもスープ

Diary90112


小分けにして冷凍しておいたスープは
野菜の繊維がほどよくほどけて
白花豆もホクホクとジャガイモのように崩れて
冬のお昼に嬉しいごちそうとなりました。
おいしいライ麦パンを添えて。

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January 12, 2009

映画館で食べるのにいいパン

先日、商品開発のブレストミーティングで
考えたこともないアイデアに触れたので
びっくりした頭がお正月モードから目覚めました。
ここ数日は持ち帰った宿題を思案中。

おいしいものはおいしい。
食べる人にとっては、シンプルなこと。
つくる人にとっても、シンプルなこと……
のはず、とわたしは思っています。

とはいえ、よい商品をつくりあげるまでには
試作に試作を重ねる道のりが待っていることでしょう。

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Diary901123

写真はまい泉のひれかつサンド。
シンプルなところが好きです。常温でおいしくて、コンパクトで。
その食べやすさは読書をしながらでも、きものを着ていても、
映画館でひっそり食べるのにも、ちょうどいい、サンドイッチです。

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January 10, 2009

ふくふくあんぱん

Diary90110

本当は「福あんぱん」、という名前なのだけれど
なんとなく、ふくふくあんぱん、と思ってしまう。
ふくふくした気持ちになるから。

ZOPFの福あんぱんの、花びらの間から覗く
薄墨色のこし餡の、あっさりと雅やかな味わいが、
とても好きです。
これは、小豆の皮を剥いてつくられたものだそう。

その餡を包む生地は柔らかく、花びらをちぎって
口に入れれば、まもなくほろりと溶け合って
ふくふくとした気持ちになっていくのです。

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January 09, 2009

トマトと白花豆のグラタン

お正月用に買った丹波の黒豆の袋に書いてあったのは
味のついた熱い汁に、豆をいきなり漬けてまずは数時間置く
というやりかたでした。洗っただけの、硬いままを。

膨張率が大きいので、水に漬けて戻すと皮が破けてしまう
と書いてありました。
書いてあるレシピでやってみたら、ふっくらと、いつになく
おいしくできたので、白花豆でもその方法をとってみました。

今回は甘くしたくないので、熱湯につけて火を止めて一晩。
あとはやわらかくなるまでコトコト。

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昨日のインタビューで、志賀さんからスペインの鶏と赤ピーマンの
トマト煮「チリンドロン」なる料理や、まかないのパングラタンの
話をうかがいました。

それらのイメージを抱えてキッチンに立ち、全然別ものを
つくりました。そういうこと、ときどきあります。
自分の中では何かがつながっているのです。

白花豆に黒オリーブを入れたトマトソースをかけて
パルミジャーノ・レッジャーノを振って焼きました。
これはホクホク、温まります。

Diary901082


パン料理レシピはこちらにもあります。
おいしいパン料理レシピ集

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January 08, 2009

シニフィアン・シニフィエ、志賀さんのインタビュー

Diary90108

昨年思いたって、スタートさせた仕事、
食のセンスある人たちに、パンの愉しみやパンに関わる印象的な
出来事や、幸せな記憶について聞き書きするインタビューも
6人目になりました。

大森由紀子さん、淺野正己さん、パトリス・ジュリアンさん、
ジョゼフ・ドルフェールさん、いがらしろみさんに続くのは
シニフィアン・シニフィエの志賀勝栄さん。

発表の場をこころよく提供くださった日清経営技術センターの方々と、
貴重な時間を割いて、パンの愉しみについて聞かせてくださった素敵な
方々に、心から感謝しています。
ありがとうございます。Merci beaucoup!

志賀さんは、わたしが長いこと取材を続けている職人さんのひとりです。

取材をかさねていくと、短い言葉の裏にある多くのことが見えてきて、
質問はより適切な、次の段階にいくように思います。
それは短時間で、容易にはできないこと。
飛び入り取材では、深層の情報に行き着くことは稀です。

かさなるインタビューの時間は、同じひとと同じように向き合っても
いつも新鮮で楽しいものです。
語る言葉をなぞり、読む言葉に置き換えていく仕事は、
そのひとがつくるもの、進んでいく道への興味があるほどに、
わたしを魅了して止みません。

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January 07, 2009

たま木亭~包まれるパンと心

Diary90106

ドライフルーツの入ったパン生地が膨らむときに
フルーツが飛び出したところが焦げ、苦くなって
しまうのを防ぐために、別のプレーンな生地で
包んで焼くやりかたがあることは知っていたけれど
こんなにいろいろなものを包むことができるとは。

京都「たま木亭」の玉木さんの『うまいパンは語る』
を見ていたら、いろいろな包みかたに出合って、
興味を惹かれる。
わたしは職人ではないので、作ってみたい、ではなく
食べてみたい、という興味。

なかでもパン・ド・カンパーニュのバリエーション。
クロワッサンの表面にカンパーニュの生地を一枚
貼り付けた「貼り付けクロワッサン」や、
ビターチョコを包んだオレンジクグロフを包んだ
「オレンジクグロフ包み」。

また、ラムシロップをしみこませたクロワッサンや
バゲットに、カスタードやクレームダマンドをはさみ
クロワッサンのひもでぐるぐる巻きにした「ミイラ」。
名前もなかなかのセンス。

ベースがしっかりとある人に、自由自在な遊びが許される。
それが自己満足でなく、人の心をつかむ域に達しているから
玉木さんのお店は人気なのだと思う。


うまいパンは語る
京都「たま木亭」玉木潤の直感と計算

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January 06, 2009

極上のスイートサンド、トロペジェンヌ

Diary901052

南仏の港町、サントロペ。
サントロペっ子、と言う意味のトロペジェンヌは
ブリオッシュのカスタードクリームサンド。

ブリオッシュのおいしさは、なんといっても
すっと溶けてしまうような食感にあると思う。

そんなトロペジェンヌを初めて食べたのは
飛騨高山のトランブルーだったかもしれない。
探したら、ありました。2004年の記事

そして2009年になってしまいましたが
2008年の「薫々堂のブリオッシュバラエティ」公開しました。

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January 05, 2009

寒いときには温かいの

Diary90105

熱(あつ)
と指先を耳たぶに持っていったのは
昨日の中華饅頭。あやうく、きものの上に
落とすところでした。

ちぎると湯気が出るほど焼きたてのナンは
今日、いつものカフェで。
ちょっと甘いナンはチャイにも合う。

パンは焼きたての熱々はいただけないけれど
ナンやお饅頭は断然、熱々がいい、と思う。

寒いときには温かいの。
指先を温め、こころを温める。


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January 04, 2009

新年

あけましておめでとうございます。

いつもと変わらない大晦日
日付が変わる頃に外に出て
除夜の鐘に耳をすませながら
近くのお稲荷さんに初詣に行きました。
甘酒で温まりながら見あげると満天の星。
冷え込む夜は星がよく見えます。

いつもと変わらないお正月は
老人ホームへ行って、伯母に会い
実家へ帰り、家族と過ごしました。

少しずつ変わっているのだけれど
いつもと変わらずどうかみんな元気で
と一年を祈るお正月。

という自分が風邪をひいたので
いろいろなオレンジを絞りました。

Diary90102

お正月に食べたパンは、
年越しの美味しい食パンの端の
大事にとっておいた一番美味しいところ。
今年初めて買ったパンは、
シードルのパン、栗のパン、レモンパイ。
どのパンも分け合っていただきました。

今年もどうぞよろしくお願いいたします。

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