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May 2008

May 31, 2008

現実を見つめる

牛場靖彦さんのリスクマネジメントサロンに出席。
普段とは異なる業種間での交流がありました。

 

わたしは好きなことを仕事にしているけれども、
それはクライアントや読者など、
さまざまな方によって成り立っています。
良い仕事をするために、いつも視野を広く
していたいと思うのです。

 

今日、印象に残ったのは「現実を直視する」
という話。

 

既成概念にとらわれない
自分自身の目で確かめる
情緒を乱用しない

 

最初の2つは大事にしていることだけれど
3つめの情緒は……。我が身をふりかえれば
しばしば感覚的な物言いをしているかもしれません。

 

ホテルでの会食で、昼間からお酒をいただいてしまった
帰り道、ほんのり酔った頭で考えていたことは

現実とは……
ということでした。

 

パンの写真は撮り忘れました。
(イタリア料理のコースになぜかクロワッサン、
ブリオッシュの姿も。それは今日のわたしが見つめた
現実のひとつ)

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May 30, 2008

友人の焼くパン、パンとともにある時間。

 

毎日パンを焼いているから食べに来てという
友人の招きを受けて、お昼をごちそうになりました。

 

プチパン、カンパーニュ、ミルクパンの盛られた皿、
季節の野菜料理の並ぶテーブルの端には
ふくふくと発酵するリュスティック。

 

 

時間を見計らってオーブンに入れ、見守り、
焼きたての味見をしながら食事は続いて、
気がつけば夕方。

なんとゆたかな時間だったことでしょうか。

 

家でつくるパンはやさしい、
染みとおるような味がすることを、
からだじゅうで、思い出していました。

 

 

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May 28, 2008

おせん

日本テレビのドラマ「おせん」を
愉しみに観ています。

 

大好きな蒼井優さん演じる
老舗料亭の女将のストーリーは
毎回TVドラマチックな展開になるけれど
たまに光る言葉があって、しみじみと共感
していたりします。

 

たとえば初回出てきた豆腐屋さんの話。

 

豆の産地を知らなくても、
豆腐をこさえる職人さんの腕と人柄が
信じられればいい

というおせんの言葉。

 

わたしも
取材して言葉にする素材や製法のこだわり
より先に、基本のところにいつも、
その気持ちがあるような気がします。

 

それから

 

こっちは職人の手間ひまにお代払ってんだよ

という、先代の女将の言葉も、わかる。


毎回、おせんが着る大正ロマンみたいな着物も
胸ときめきます。

子供のころの着せ替え人形遊びのような、ときめき。

ところで昨晩は、広尾のフロインドリーブが出ていましたね。
おせんのトーストはやはり「網焼き」で「箸」でした。

 

いろいろたのしいドラマです。

 

*

パンが大好きな人にうれしいお知らせがあります。
午後のメールマガジンでお伝えします。

 

 

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May 26, 2008

木村周一郎さんのウェディングパーティ

メゾンカイザー 木村周一郎さんの結婚式二次会に出席しました。

美しいお嫁さんと、祝福に訪れた大勢の友達に
囲まれている木村さん、幸せいっぱいの笑顔でした。

 

素敵なお二人の写真も公開したいところですが

ご本人にお贈りすることにします。

 

左から、エリック・カイザーさん、木村さん、ローランさん、清水、Tさん。

楽しく歓談中。

 

木村さん、お幸せに!

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May 24, 2008

茄子紺のタルティーヌ

暑い日が続くので、昨夕、揚げ茄子をたくさん
つくってマリネにしておきました。

 

買い物に行く前の、すきすきの冷蔵庫で
冷えている、茄子。

 

軽く焼いたペイザンや、全粒粉のパンに
のせて、いただきました。

モツァレラを装うのは豆腐。
濃厚なお豆腐は、チーズとは異なるけれど
なすのマリネとよく合います。

仕上げに、ゲランドの塩とE.Vオリーブオイルで
簡単なお昼ごはんになりました。

 

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May 23, 2008

夏日の取材

昨秋のことだったか、とても懐かしい人から
メールをいただきました。

 

今は亡き、我が家の豆頬髭犬マフィンが
まだ仔犬だった頃に住んでいた新井薬師の
あたりを一緒に散歩した、犬友だちです。

 

犬たちはもう、いなくなってしまったけれど
その人も、また仔犬と暮らしているという話。
そして、お気に入りのパン屋さんLa Clochetteの話。

 

偶然にも、そのパン屋さんの店舗は
うちで作らせていただいたところでした。
地元で人気の様子。
そして、今回の取材につながりました。

 

変わらないもの、変わったもの。
馴染みの路地の雰囲気、見知らぬ空気。
時間の流れを感じながら、界隈を歩きました。

 

 

夏日は、感傷にひたるのには
似つかわしくないかもしれません。
区役所前の街路樹の緑が、くっきりと
色濃く繁っていました。

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May 21, 2008

駒場東大前のパン屋さん

新しい記事をUPしました。
先日のホットな取材を、熱いうちに。

気にいったパン屋さんがあると
近くに住んでみたい、と思います。
そのために出かけるのではなくて
日常の中に取りこんでしまいたい
と思うのです。

 

ル・ルソール【駒場東大前】

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May 20, 2008

月いちの愉しみ

友人夫妻が行きつけのお寿司屋さんに
案内してくれました。
月いちの愉しみ、というふたり、素敵だな。

なかなか予約がとれない店だそうで
久しぶりにおいしいお寿司を満喫しました。

 

友人がブロートハイムのパンを食べてみたい
と言っていたのを思い出し、行きがけに寄って
いつものパン(角食パン、ジャーマントースト、
パンペイザン)ベストスリーをおみやげにしました。

 

 

ベッカライブロートハイム

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May 19, 2008

テーブルにオリーブオイル

取材先のパン屋さんでいつものように
パンの食べ方について伺ったときに
おいしいオリーブオイルを教えてもらいました。

 

ミゲル・ヴァレンティノのノンフィルターの
オリーブオイルと、ラ・カストリレーニャの
有機オリーブオイル。ともにスペイン産です。

 

 

パン屋さんの厨房にて

 

気候がよくなってくると、オリーブオイルの
軽さが、口にうれしい。

 

我が家のテーブルにて

そんなわけで、最近は朝のテーブルにも
オリーブオイルのボトルを置きます。
バゲットにオリーブオイルとゲランドの塩

という取り合わせが気にいっています。

 

オリーブオイルも種類や産地、製法によって
いろいろあって、興味深いものです。
ぜひ、こだわりの一品を、我が家に!と思います。

 

とはいえ、わたしにとってそのセレクトは
いつものスーパーマーケットのバイヤーさんまかせで
その都度いろいろ試しているところが、今はまだ
ワインと似たスタンスではあるのですが。

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May 17, 2008

本から生まれたサンドイッチ

夏にOPENするパン屋さんで『日々のパン手帖』
から生まれた商品がいくつか登場する予定です。

いくつかの素敵なご縁と、たくさんの人の尽力で、実現の運びに。

 

テストキッチンにて試食したサンドイッチは
ティーサンドのようなサイズがかわいかったので
撮影しました。

 

 

試作を重ね、パンや素材に、従来のやりかた
ではなかったような手間をかけてもらい
随分、理想の形に近づきました。

 

本をつくったときには、考えもしなかったこと。
ものを書く人であれ、ガイドする人であれ、
コーディネーターであれ、何であれ
Bread+soemthing good(パンと何かいいもの)を
伝えていけたら、と思います。

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May 15, 2008

久しぶりにホットな取材

昨日はつめたい雨の降る中
パン屋さん取材に出かけました。

 

コートに、マフラーぐるぐる巻きで
雨用の靴をはいて。

カメラが雨に濡れてしまうのが心配
でしたが、雨の日の取材でいいことは
お客さんが幾分少ないということです。

 

窯の前は暖かく心地よく、帰る頃には
熱いくらいになりました。
気がつけば数時間。
久しぶりのホットな取材になりました。
職人さん、そしてお店ぜんたいがホット!

 

おいしいパン屋さんは
扉を開ける前からおいしいということが
わかっている気がします。


パン屋さんと話しをしていて
その理由がわかっていく瞬間が好きです。

 

いくつか食べてみて、このお店のパンを
全部食べてみたい、と思うことがあります。


取材もいいけれど、仕事ではなくて
できれば近くに住んで毎日買いにいけたらいいな、と。

 

悪天候にも関わらず、客足の途絶えないお店でした。
途中、有名な女優さんを二人お見かけしました。

 

さて、今から記事を書きたいと思います。
詳細は後ほど。

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May 13, 2008

普通の存在、ということ。

少し前の日経新聞「春秋」欄で見かけて
以前ここでも書いたことがあるレイモンド・カーヴァーの
『ささやかだけれど役に立つこと』(原題 ”A Small,Good Thing”)
に出てくるパン屋さんの話を、久しぶりに思い出した。

悲しみにくれる人にパンを差し出して元気づけようとする
あのパン屋さん。

 

「春秋」にはその短編の話と、数年前に話題になっていた
真夜中に開店するパン屋さんが、長く休業しているらしい
ことが書かれていた。
話の関連性はよくわからなかったけれどいろいろなことを
考えさせられた。

 

「世界中でパン屋が日々普通の仕事を普通にこなす。
その夜の働きが人々の昼の暮らしを支えている。
パン屋は常に普通の存在であってほしい」

と書かれていたことに頷きかけて、とまってしまう。

 

「普通」が、多様化している気がする。
パン屋さんにとっても、パンを買う人々にとっても。

 

パン屋さんは今も昔も、どこの国でも大変な仕事で
それは2008年の日本では、人々の暮らしを支える
というよりは、人々の心を支えているのではないか
と感じることはよくある。

 

悲しいときも、パンのひとつで、心が柔らかく動いたり、
温まったりする。

 

そんなパン屋さんの存在を、思う。

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May 12, 2008

いつものカフェのサンドイッチ

パン屋さんでもカフェのメニューでも、
わたしは、「いつもの、好きなもの」さえあれば
アイテム数は少なくても全然かまわないと思う。

 

いつものカフェで、いつもの一皿。
いつものパン屋さんで、いつものパン。
それがずっと続けられたら、素敵だと思う。 

実際にはなかなかそうもいかないのだけれど。

 

よくお昼を食べに行くカフェで気にいっているのは
つめたいモツァレラチーズと、ナスのマリネと
厚切りのトマトを、トーストしたフォカッチャに挟んだ
ジューシーなサンドイッチ(サラダとスープとコーヒーと
デザートつき。スイーツがお店の看板商品)。
ここ1年近く通っているかもしれない。

お昼時を過ぎていたからか、運悪く品切れで
諦めて帰ることが続いた後、次に店に行って
席に着くとき「今日は、ありますか?」と尋ねながら、
あまりの好きさ加減が可笑しくなって笑ってしまった。
「今日は大丈夫、あ、ちょっと待って。(冷蔵庫をのぞいて)
大丈夫です!」お店の人も謝りながら笑う。

 

またSOLD OUTになってしまうと困るので
お店情報は内緒にしておきます。

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May 10, 2008

印象に残ったパン

「印象に残ったパン2008年1月~4月」の記事をUPしました。

 

「とまらないパン」「既成概念に囚われないパン」
「お昼時のパン」「2階で出合うパン」など約12種類。


 
こういう記事は久しぶりに書きました。

 

印象に残るパンは、職人さんの顔や声、もしくは
それを食べたときの場景とともに思い出されます。

 

印象に残ったパン2008年1月~4月

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May 08, 2008

イスズベーカリー

 

デパートの物産展で神戸のイスズベーカリーが
出店していました。

ハード山食という食パンを朝食用にと思い
手にするとあまりに軽いので、もしや味の薄い
スカスカした感じのパンでは、と心配になったのですが
まったく違っていました。

 

その軽やかさは、朝の空気に溶けていくおいしさ。
極上のトーストとなりました。

 

そんなわけで、連日買いに行きました。

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May 06, 2008

ウィークエンドハウスとレトロドールの朝食

前の晩に買っておいたバゲットレトロドールを持って
友人のセカンドハウスに遊びに行きました。

 


GWの渋滞に巻き込まれましたが、車中に漂う
おいしいパンならではの香りが、渋滞のストレスを
和らげます。

 

友人宅は山の桜が吹雪く頃。

東京が桜の時期には、雪の庭でしたから
時差のおかげで二重に愉しみました。

 

夕方は、犬たちと草地を走りながら
富士山を眺めました。

 

さて、翌朝。
ただでさえ劣化が早いバゲットは焼成後1日半以上が経過して
表面が柔らかくなりつつあります。
このまま食べたら職人さんが泣いてしまいます。

 

もちろん、無謀だったわけではありません。

1.5日が経過しているバゲットレトロドールは、
垂直に6~7センチにカットして、霧吹き(なければ濡れ手を
はらうこと)で水分を補い、予熱したオーブンで短時間で焼きます。

 

するとバゲットは息を吹き返し、クリスピーなクラスト
しっとりとしたクラムといったおいしさを取り戻すのです。

 

1本のバゲットをひとつのテーブルで分け合って

おいしく食べきるのは素敵なことだなぁと思いました。

 

小麦農家の人々(渋谷のVIRONの階段に写真があります)
職人さん、テーブルを囲む大切な人たち、人と人とのつながり。
いろいろなことを想って感謝した、素敵な朝でした。

 

VIRON

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ブラッスリーVIRONの想い出

雨降りだった3日。

 

「今日のは大雨じゃないけど傘をさしても濡れる雨ね」と
行きつけの和菓子屋さん(そこに行くときはいつもなぜか雨。
そしていつも雨の話になる)にいわれたものの、家に帰って
お菓子をいただいてから、ゆっくり着物を着て、エイっと

出かけてしまいました。傘を持って。


幸運なことに、午後になって雨はあがりました。

 

祖母の着物を初めて着ました。

 

夕方からオーチャードホール、その後すぐ近くのVIRONで
夫の両親と夕食をとりました。

 

ここは、バゲットレトロドールのためにつくられたブラッスリー。

どれもバゲットを楽しめるメニューですが、年配のかたにも

いいものを考えて、お店のかたと相談しながらセレクトしました。

 

グラスで頼むワインでも、5種類ほどのなかから
選ばせてもらえるのは楽しいものです。

 

歴史はまだそんなに長くないけれど、わたしには
ここで過ごしたひとときの、大切な想い出がたくさんあります。

 

VIRON

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May 03, 2008

「心からの幸せ」という名のコーヒーとフランス展

天気予報、当たらないなぁ……

 

うかつにも傘を持って出なかったので
スターバックスの、かろうじて雨を避けられる
外の席にすわって、雨宿りをしていました。

「本日のブレンド」はdancyu誌のパン特集で
サンドイッチに合うコーヒーとして、記事を書かせて
いただいたこともある、ムアンジャイブレンド。

 

タイ北部の山岳民族の言葉で「心からの幸せ」という
意味なのだそう。たしかフェアトレードのコーヒーです。
心やすまる、雨宿りのお供になりました。

 

今日は新宿の伊勢丹に、GWのための買い物に出かけたのですが
開催中のフランス展にもちょっと寄り道。

 

リヨンで三ツ星レストランをはじめ、50軒ものレストランに
パンをデリバリーしているジョクトー氏のパン屋さんが
出店していました。
デパートの仮設工房でいつものパンを焼くのは
大変なことに違いありませんが、売り場は和やかムード。
ワイン売り場も楽しかったです。

 

明日は雨があがりますように。

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May 02, 2008

危機一髪!バゲットを狙う仔犬

朝一番のバゲットが焼けるのを待って
窯から出したてを買ってきてもらった。

いそいで紙袋から出して空気に晒すと
その香りが犬たちの鼻をくすぐったのか
誘われて、飛びついてきた仔犬に
あとすこしで食いつかれるところだった。
彼女はこの世に生を受けてはや6ヶ月になる。

 

このブログを始めたころは、もう一頭(今ではすっかり姉貴分)の

ほうが、そのくらいの年齢だったことが、懐かしい。

姉貴分の豆頬髭犬は、最近ではすっかり落ちついて、

時折、哲学的な表情をみせるようになった。
今は亡き先代犬、マフィンみたいに。

 

マフィンの頃と違って、わたしは犬に甘くなった。

パンを分けてやる癖をつけてしまったので
食べるときにちょっと大変になってしまった。

 

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