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February 2007

February 27, 2007

新しい日記

3月からガイド日記が新しいシステムに移行になります。

このBread+something goodは移行に時間を要しそうなので
しばらくこちらでご覧いただけると思います。

新しい日記がAll About内で再開できるようになれば
メールマガジンやAll Aboutパンのトップページで
ご紹介いたします。


今日のピックアップ: 記事の更新と美味しいパンの情報はメールマガジンにて

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February 26, 2007

クープ・デュ・モンド代表選手決定

午後、2008年にパリで開催されるCoupe du monde de la Boulangerie(ベーカリーワールドカップ)に日本代表として出場する選手が決まり、発表と表彰式がありました。

結果発表の瞬間はカメラを構えていましたが、胸がいっぱいになってしまいました。
どの職人も、ものすごく真剣にパンをつくっておられたのを、毎日のように見ていたからです。

選考会では連日、制限時間になると拍手がおきます。ぱりっと白いコックコートに身を包む歴代の選手やフランスのMOF職人など、審査員が一列に並ぶ席に、選手はできあがった作品をもって見せてまわります。その瞬間、朝から漂う緊迫感がほぐれていく感じが好きでした。

協議をかさね、悩みに悩んでパリ本選に送りこめる選手を選んだ、という審査員のかたがたの表情には、でも、今日の発表までずっと厳しさのようなものがありました。

伝統の製法を継承しながらも、新しい感覚をとりいれたもの。
ものづくりの本来の姿勢として、つくり手の自己満足ではなく、食べるひとのことも考えたもの(飾りこみすぎて生地を傷めたり、風味を損なうようなことがないもの)。
それをどの程度までもっていけるかが選手の完成度。
そんなお話を審査委員長の児嶋さん(アンデルセン)に伺いました。

接戦だったそうです。
(戦……だったんだなぁ。この緊迫感は)と、あらためて感じました。

ものづくりに真摯に向き合う職人の姿には尊いものがありました。

さて、日本代表選手となられたのは

バゲット、パンスペシオ部門 ドンクの西川正見さん。

ヴィエノワズリー部門 帝国ホテルの渡部賢一さん。

飾りパン部門 神戸屋レストランの山崎彰徳さん。

彼らが心からほっとうれしい気持ちは今日だけなのだと聞きました。
明日から本選までの1年間、多くのひとの多大な期待を背負って
腕に磨きをかけていかなくてはならないから。

わたしも、彼らをサポートする多くのひととともに、応援していきたいと思います。


今日のピックアップ: 2008クープ・デュ・モンド

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February 25, 2007

サンドイッチコンテスト

今日の写真の一枚目は昨日の「素敵なきっかけ」のお話の金久さんです。
笑顔もとても魅力的。

さて、MOBACでの本日の仕事はサンドイッチコンテストのカメラマンでした。

18種類のサンドイッチが最終審査に残りました。
「和」ものをうまく利用している作品、テーブルコーディネートに凝っている作品が、前回より増えていました。
地元色(素材や景色)の濃いものに、温かみを感じました。

消費者の目で見れば「大きさがトゥーマッチ」「食べにくそう」というのが結構ありましたけれど、しかたないかもしれません。
コンテストだから、いろいろ盛りだくさんに表現したくなってしまうのかもしれません。

審査員ではないですが、いろいろ考えながら見ました。
というのも、12月半ばから1月まで、わたしはほぼ毎日のように、サンドイッチをつくっていたからです。

さて、最優秀賞でパリ往復チケットを獲得したのは
グンイチパンの松嶋昭典さん。
銀賞は室町ボンクールの上田裕次郎さん(前回も受賞)。
銅賞はフジパンの町田知佳さん。

全作品は記事でご紹介予定です。



今日のピックアップ: 前回のサンドイッチコンテスト

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トークショー 素敵なきっかけ

今日はトークショーでした。

帝国ホテルの金林達郎さんと
「All Aboutパン」の人気の理由、
パン屋さんのインターネット活用法、
ゆたかなパン食文化のために考えていること
などについて、気ままに対談しました。

わたしのAll Aboutでの仕事は
パンを食べる、買う、つくる、売るひとたちの
日常がちょっと楽しくなったり
何かいいことのきっかけになったりする
情報の提供だと思っています。

午前中1時間のトークで話しきってしまった感があり
午後は競技終了時刻が迫って早めの切り上げとなり
同じ内容にならずにごめんなさい。
来てくださった皆さま、ありがとうございました。

話したことのなかに
素敵な「きっかけ」の話がありました。

ZOPFの伊原さんがいつものように楽しげに
デモンストレーションを行っていたブースで
「わたしがつくった試作品です」と、
美味しいドイツパンにペーストを塗った試食を
すすめてくれた女性がいました。

ZOPFで研修中で、試食のパンも彼女のオリジナル
というから、すごいなぁと思っていると
彼女は、わたしの書いた記事でZOPFを知り
その後すぐドイツに行くことになって3年間、
ドイツからもアクセスしてくださっていたというのです。
帰国後ZOPFへ。

「だからいま、わたしがここにいるのは清水さんの
おかげなんです」と微笑む彼女はベッカーゲゼレ
(ドイツ手工業組合認定)の職人、金久沙也さん。

わたしにできることなど限られているけれど
こんなに素敵なきっかけに、少しでも自分の
したことが関われたのだと思うと、
うれしくてなりません。

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MOBAC SHOW 2007

今日から4日間、幕張メッセで開催されるMOBAC SHOW(国際製パン製菓関連産業展)にクープ・デュ・モンド実行委員会のお手伝いで参加しています。

2008年にパリで開催されるベーカリーワールドカップに出場する選手の最終選考会が連日行われるのです。

そのほかにいくつかのイベントがあり、今日はウィンドウディスプレイコンテストの審査員を仰せつかりました。

ウィンドウディスプレイは、パン屋さんの窓の飾り。
店の前を通りかかった人の心をつかむようなデコレーションのセンスが求められます。
パンでないものも使うし、パン職人でない営業や企画、販促などに携わるひとでも参加できます。

写真は半世紀前に日本に本物のフランスパンを紹介した
レイモン・カルヴェルさんの功績をお伝えするコーナー
エスパスカルヴェルにて、明石さん(ブロートハイム)、
かつてのクープ・デュ・モンド日本代表選手の渡辺さん、
成瀬さん(トランブルー)ら、他の審査員と朝の打合せ風景。

この日記では画像が粗くなってしまうので
作品は記事でお伝えしようと思います。

最優秀賞は神戸屋レストランの山本拓さん。
優秀賞はイグレグプリュスの矢野由香さん、
ドンクの大西葉子さん。

矢野由香さんは、前回はサンドイッチのコンテスト
グランプリを受賞されています。

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February 20, 2007

おいしい食べどきとメッセージ

おいしいパンを頭のなかに描きながら買いに走っても
実際に食べる頃には、一番の食べどきを
逃してしまっていることがあるようだ
というメッセージをいただいた。

そういえば、最近取材したパン屋さんで
「いま食べて」というようなパンに出合って
わたしはすこし、あわてました。

熱くとろけるガナッシュのブリオッシュ、
クリームをはさみたてのパンなど
それらはだから、一緒にいたひとと
分けていそいで食べたので、写真はない。

バゲットやデニッシュ、菓子パンは
できたてが一番だと思う。

なるほど、そういうわけでわたしは
ゆっくり食べられる食パンやカンパーニュに
安心感を持つのかもしれない。

*

感想メッセージをありがとうございます。

Urchinさん
いつも写真をたのしみにしてくださってありがとうございます。
香りや味を想像してわくわくできる写真とは、
わたしだけのチカラではなくて、Urchinさんの経験してきた
美味しい記憶に基づいているのだと思います。
これからも心をこめて撮っていきたいと思います。

きみどりさん
コムシノワのパンそのものではなくて、
コムシノワの西川さん監修のパンですが
メニューをつくったひとたちが、西川さんとともに
仕事してきたひとたちなので、コムシノワのテイストがあります。
テストキッチンにお邪魔したり、メニューを開発したひとたちと
お話するなかで、そのテイストのこと、芸風と言っていました。
ちょっとしたところがチームの誰かの芸風で洒落ていて、
そして本質的においしいサンドイッチです。

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ここがどこだか忘れてしまえるカフェ

最近気にいっているカフェは
ここがどこだか忘れてしまえて
無為に過ごせるところが好きだと思う。

パンがおいしい、あるいは
ちゃんとごはんが食べられるというのと
別の意味で、それはとても大切な場所。

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February 18, 2007

徳多朗さんとつめたいバター

企業誌の取材で、昨日は徳多朗さんへ。

「徳多朗さん」というひとがいるわけではなくて
それはお店の名前なのだけれど、ご主人にむかって
なんとなく「徳多朗さん」と言ってしまう。

徳多朗さんはご夫妻でパン職人をしておられる。
それぞれにお話をうかがって、おふたりどちらとも
わたしと共通している好きな食べかたがあった。

それは、ほんのり温かいパンに、薄く削った
つめたいバターをのせて食べること。

徳多朗さんは、ベストパンの人気投票を始めた年から
毎年かならず一定の人気がある。

日本ならではのパン、ソフトフランスにミルククリームを
挟んだパンや、金時豆のパン、ひよこ豆の入った
ノンフライのカレーパンなど、人気のパンを
いくつも生み出している。

写真は季節のデニッシュ、ネーブルアプリコット。

そんなパンにまつわるお話は、All Aboutでも
記事でご紹介したいと思います。

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February 16, 2007

マリアージュ ドゥ ファリーヌの食事パン

今まであまりメディアに取り上げられることのなかった
マリアージュ ドゥ ファリーヌの「スイートではないパン」
について、記事を書いた。

パティシエの辻口さんが2年前にプロデュースした
パン屋さん、マリアージュ ドゥ ファリーヌパンを
わたしは先日まで食べたことがなかった。

製パンを一任されているのは昨年キリクリームチーズコンクール
パン部門初のグランプリを受賞した須藤秀男さん。
パティシエも参戦するコンクールでブーランジェとしてトップに立つことを
昨年、彼は2度も成し遂げた。(2度目はガレット・デ・ロワコンテストで)

すごいなーと思ってお話をうかがってみれば、経歴もすごかった。
どこかで、須藤さんのパンを食べていたかもしれない。

いままで有名なシェフの陰に隠れて見そびれてしまっていたものが
急にクリアになってきたのは、友人のひとことだったかもしれない。

「マリアージュ ドゥ ファリーヌのハード系のパンがおいしいの知ってる?」

それからわたしは取材にでかけた。

今日のピックアップ: マリアージュ ドゥ ファリーヌの食事パン

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February 15, 2007

「ほんとうにおいしいサンドイッチをつくろう」

コムシノワの西川シェフ監修のパンで、かつてのコムシノワの
オネストカフェのシェフ、亀山さんをはじめとする食の専門家たちが
「ほんとうにおいしいサンドイッチをつくろう」とプロジェクト
チームを組んだ。

昨年12月に、この日記に書いたそのサンドイッチカフェが
もうじき恵比寿にOPENする。今日はその取材へ。

ほんとうにおいしいものを知るひとたちのすることは
結構あたりまえのことだったりする。

たとえばパン(コムシノワのスペシャリテ)にはさむのは
店内で調理された野菜、昔ながらの方法でつくられる
ハムやベーコン、ナチュラルチーズなどで、
つくりたてがサーヴされる、といったようなこと。

しかし、あたりまえのことがあたりまえでなくなっているこの時代に
それは世の中に対する挑戦であると同時に、素晴らしい提案になる。

きょうの写真は、店のオリジナルのアイスハーブティー。
熊本の釜煎り緑茶、凍頂鳥龍茶をベースにした金木犀、リンデン、
ローズペタル、オレンジ、ラベンダー、ライチなどのブレンド。

店の名前はラヴァンデリ。ラヴェンダーのあるところ、
ほっとひと息つけるお店、という意味がこめられている。

詳細は記事にて、お伝えします。

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February 12, 2007

カフェにて

通りがかりに見つけて、なんとなく惹かれてしまう店がある。
わたしの場合、それはいつも灯りに関係しているようで
日暮れ以降に、素敵な出合いがある。

でも夜は、ほかに用事があって通り過ぎてしまうことが常だから
日をあらためることになる。

昨年末に見つけたカフェに今日、立ち寄った。

フランスの女の子が、友達を招いたホームパーティがテーマの
カフェで、パンとスープとサラダのお昼を楽しんだ。

わたしはフランスの女の子のホームパーティを知らないので
昔のNY、ウエストヴィレッジあたりの店をぼんやりと想いながら。

心地のいい静かなカフェで、読み書きによい環境だからか
ノートPCに向かうひとが数人いた。

わたしの仕事のスイッチはオフ。
遠くの友人に宛てて手紙を書いた。

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パン屋さんのチョコレート菓子

濃厚なチョコレートケーキをすこしだけ
切り分けて、デザートにできる夜はうれしい。

この冬、そんなひとときをもたらしてくれたのは
パティスリーのお菓子ばかりではなくて
パン屋さんのお菓子もあった。

チクテ/ベーカリーのガトーショコラ
ムッシュイワンのブラウニーなど
パン屋さんのチョコレート菓子も
なかなか味わい深い。

今日のピックアップ: 新しい記事をUPしました。

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February 08, 2007

ハートとパン

街のウィンドウにはハートマークが増加中。

ヴァレンタインに向けて
ハートをつくって並べているパン屋さんもある。

先日、北風に凍えながら、
とろりと熱い、ショコラのブリオッシュを食べた。

お菓子で有名なパン屋さんだけれど
パン(フランスでいうところのPain)がとても
おいしいということは、あまり知られていない。

いま、そのことについて書いている。

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Que Sera Sirah

日々、終業のしるしにワインをのむ。

仕事をしない夜は、本を読んだり絵を眺めたり
ときどき、映画を観る。

最近観たのは『大停電の夜に』
あのキャンドル屋さんになりたい。

なるようになるさ
という意味だったか、駅前のお店で買った
心惹かれる名前のワインが、安くておいしかった。

毎日飲んでもまったく詳しくなることのない
ワインだけれど、その時間を大切に想っている。

*

MOBAC SHOWのこと、
読んで興味を持ってくださった皆さん
ありがとうございます。

トークショウはクープ・デュ・モンドのブースで
2月22日です。

時間など確定したらまた改めて
メールマガジンでお知らせする予定です。

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久しぶりの取材

久しぶりにパン屋さんでロングインタビュー。
お昼過ぎから日が暮れるまで。

それでもまだ足りないような気がした。
何しろ明治時代から今日に至るまでの
パンのお話をうかがっていたのだから。

それにしても、久しぶり。
ただの自分の興味で、お話をうかがうとき
わたしはとても愉しんでいると思う。

写真は今日のおやつ。
粉をブレンドするところから始まって
手間のかかる方法でつくられているのに
美味しく味わえる時間は束の間だという。

それでも30年以上も愛され
つくり続けられているパン職人のドーナツ。

それは今まで何人の人生に
笑顔の瞬間をもたらしてきただろう。

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