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November 2006

November 27, 2006

ダンボールライフ

数日後に自宅兼仕事場を引っ越すので
ダンボール箱に囲まれて暮らしている。

もともと少ない家具もアンティーク&リサイクル店にひきとってもらうなどして、ほとんどを手放してしまった。
これから数日、最小限のもので暮らしていく、面白さ。
旅に出るような身軽さで、不便さも楽しんでしまおう。

昨晩、コンテストの後で別の仕事の打合せがあった。
ホテルのバーに、クリスマスツリーが輝いていた。
いつのまにか、あちこちに煌くイルミネーションが年末へのカウントダウンを教えてくれる。

本当のところは
いくつかの仕事の行方が気になって
心も体も落ちつかないのだけれど

なぜか、こういうときに限って
ゆっくりだしをとったり、豆を戻したり
手のかかる料理をしてしまう。

そういう時間は、停まっていて
高速に流れていく日々とは別のところにあるような
気がしている。


今日のピックアップ: ベストパン★2006 もうすぐ締め切り

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November 26, 2006

マカダミアナッツを使った美味しいパンとお菓子のコンテスト

東京製菓学校で「オーストラリア産マカダミアナッツを使った美味しいパンとお菓子のコンテスト」実技審査が開催された。

今年、製パン部門には130名を越す応募があったそうだ。
昨年はハード系のパン、チーズ(特にブルー)が多かったのだけれど、今年の最終審査にはスイーツ系のパンが多かった。

審査項目はアイディア度、外観・内層、香味の3ポイント。
そのなかでも、一番重要なのは香味、すなわち美味しさだ。
美味しさには、食感、舌触り、隠し味の「!」という感じ、バランス、後味などさまざまな要素がある。

審査はしなかったけれど、製菓部門の見学や試食もさせていただいた。
パンより作業が細かく、動きが速くて、色とりどりで、製菓の実技審査会場の様子は、わたしにとって新鮮なものだった。

さて、製パン部門の結果は
金賞、ドンク東京 新井蔵史さんの「バジル香るマカダミア・カカオ」
銀賞、ブーランジュリーオーヴェルニュ 大場史夫さんの「ごろごろマカダミアとさつまいものガレット」
銅賞、ブーランジュリー・ルボワ 森朝春さんの「Pain Complet aux Macadamias」と
ブーランジェリー・ビアンフェ 久保田恵さんの「マカダミア・クーヘン」でした。
おめでとうございます。
詳細は後日またお伝えします。

今日のピックアップ: 第一回マカダミアナッツを使った美味しいパンのコンテスト

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楽しみをつくる人たち

明日、審査員をつとめることになっているコンテスト
(オーストラリア産マカダミアナッツを使ったパンとお菓子)
のブリーフィングで、他の審査員や協会の方々とお会いした。
新設されたお菓子部門の審査員、パティシエ エスコヤマの
小山進シェフ、コンツェルトの宮本雅巳シェフ、そして
彼らの素敵な仕事を伝えるサイト「厳選パティシエじゅずつなぎ」の
樽井雅美さんと初めてお目にかかった。

製パン部門の審査をするコムシノワの西川さんもいれて関西勢が
多くなったからか(というのは偏見かもしれないけれど)
笑いがたえず、その笑いのツボを正確にオーストラリア人に伝える
ことに、通訳さんは大忙しとなった。
(たま木亭の玉木さんが加わったらもっと大変だったことだろう。
ほんとうに面白いひとたち!)

最近、西川さんに何か質問をすると返ってくる最初の言葉がたいてい
「そうすると、楽しくなるでしょう」「そのほうがおいしそうじゃないですか」。

楽しいもの、おいしいもの。人を笑顔にするものをどんどん作り出す仕事。
それを伝えるお手伝いができるのは、ほんとうに幸せなことだ。

西川さんはもちろんだけれど、小山さんや宮本さんも熱く魅力的な人たちで
(樽井さんのサイトでも拝読できるはず。彼女の仕事もまた素晴らしい!)
わたしはこの機会に心から感謝した。
そして、関西で訪れたいところがまた増えた。

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November 21, 2006

「朝時間.jp」朝のパン特集

感想メッセージをいただいているのですが
なかなかお返事を書けずにすみません。
いつも読んでくださって、ありがとうございます。

最近のわたしは、家の仕事に追われて夜更しが続いています。

ついに逃亡したくなった昨晩は、近くの古本屋さんへ。
深夜まで営業している、シェルターのような本屋さんです。

夜遅くても朝がすきなので、早起きです。
朝は、一日のうちで一番ポジティヴでいられる時間。

朝時間jp.というサイトをご存知ですか。
そこでパンのお話をさせていただきました。

買ってきたパンの保存法やトーストのコツ、
日が経ってしまったパンのリメイクレシピ、
おいしいパンとの出合いかた、選びかた、
朝、このパンがあったらとてもうれしい、
というパンの紹介など。

ぜひご覧になってみてください。
これから寒くなっていきますが、心地いい朝時間を、ぜひ。

今日のピックアップ: 朝時間.jp「パンのある朝をもっと美味しく♪もっと楽しく♪」

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November 20, 2006

モーンシュトレン

モーン、ケシの実、ポピーシード。

わたしは、あんぱんについているのをケシの実
マフィンやレモンケーキに入っているの、
それからベーグルのトッピングとなっているのを
ポピーシードというかもしれない。
そのパンの故郷の呼び名で。

色もいろいろある。
あんぱんや和菓子、お正月の鶏松風に使う白いケシの実の
こうばしい香りがとても好きだと思う。

それから、
ディーンアンドデルーカの銀色の缶の白いラベルに
手描きされたBlue poppy seed の文字は
柑橘系のアイシングの味わいとともにずっと
しあわせな記憶に残っている。

ドイツでは黒ケシの実。モーンという。
モーンデニッシュ、モーンクーヘンなどは
パン屋さんのおいしいスイーツ。

モーンシュトレンは黒いケシの実が黒ごまの餡のような感じで
シュトレンに巻き込まれている。
お酒にも合いそうな、落ちついた味がする。

今日のピックアップ: ZOPFのモーンシュトレンをご紹介させていただきました。

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カメラを直しに

一眼レフのレンズをいくら磨いても
画像の同じ箇所に小さな染みが写ってしまうようになった。
手の届かないところに小麦粉の粉末が入り込んだようだ。

先日一緒に仕事をしたカメラマンさんに
教えてもらったサービスセンターに
カメラを持ち込んでクリーニングしてもらう。

久しぶりの新宿。
カメラを受け取った昼下がり
ビルの中庭に面したアンデルセンをみつけて入り
日本的スタイルのサンドイッチを食べながら
外を眺めていると、こんな寒空の下でも
たくさんの人がいて、お弁当を食べたり
煙草を吸ったりして、寛いだ昼休みを過ごしていた。

今日のピックアップ: ベストパン★2006投票中

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November 16, 2006

パーティの季節のテーブルを彩る

オリーブを載せるためのお皿だけれど
小さなサンドイッチをのせてみた。

ほかにも、たとえばグラスなど意外な食器が
パンの見せ方をちょっと楽しくすると思う。

パーティの季節が始まっている。
今年もパンのある楽しいパーティのテーブルを
いくつか考えて、提案してきた。

これからは、家でのパンの楽しみを
今まで以上に広げていこう、と思っています。

*

おいしいお知らせがあります。

今年も、おいしいパン屋さんからの
季節のお取り寄せをご紹介しました。

最近はクリスマス伝統のシュトレンを
つくられるパン屋さんが増えてきましたが、
やはりこのお店のものは一年という時間を
かけているとあって、発酵生地と融合した
スパイスやフルーツのまろやかな味わいが
格別です。

スタイルストアのクリスマスページ
ご紹介させていただきました。

*

もうひとつ、パンが大好きな人にお知らせがあります。
こちらはメールマガジンで直接、速報でお伝えしたいと思っています。

来週のメールマガジンをどうぞお見逃しなく。

メールマガジンはサイト更新やお楽しみの情報です。
All Aboutパン右上方のフォームより無料登録できます。


今日のピックアップ: スタイルストアのクリスマス〜12月8日まで受付の特別なシュトレン

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ガレット・デ・ロワ コンテスト

Club de la Galette des Rois(パティシエ・シマ 島田進会長)
主催のガレット・デ・ロワコンテスト表彰式に出席。

結果発表は以下の通り。

スーチアン部門(製菓製パン愛好家)では福井とし子さん
ヌーベル部門(ショコラがテーマ)は該当者なし
そして一般部門(プロの製菓製パン職人)では
3位にパンデュースの米山雅彦さん
グランプリは2名で、アトリエ・ドゥ・ママンの濱中友紀さん、
マリアージュ・ドゥ・ファリーヌの須藤秀男さん

おめでとうございます。
ブーランジェが2名も入賞したことは、すごいことだと思います。

わたしは今、日本のパン屋さんでフランスの伝統菓子を作っていくことの意味を
取材してまわっています。
コムシノワの西川さんは「まず、お店が楽しくなるでしょう!」と即答。
それからいろいろお話を伺いました。

「パンとは別仕事で大変だけれども
もともとフィユタージュやクレームダマンドが好きなのでつくっています」
というのはパンデュースの米山さん。
そうでした。パンデュースのヴィエノワズリ系のパン、とてもおいしかった。
今日は焼きたての作品を抱えて東京に来て、この後大阪にとんぼ返りの超ハードスケジュールです。

マリアージュ・ドゥ・ファリーヌの須藤さんは、KIRIのクリームチーズコンテストに続いてのグランプリ受賞。
パティシエの技術も兼ね備え、広い視野を持った実力派ブーランジェです。
今度はお店も取材しなくては。

楽しいから、楽しませたいから、好きだから。
それから今の時代をまっすぐ見据えて
自分のパンやお菓子をつくり続けていく職人さんたちの
爽やかな笑顔が印象に残る会でした。

今日のピックアップ: Club de la Galette des Rois

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温野菜

ファミリーレストランのよさは
駐車場と広々とした席と
いつもウエルカムな営業時間。

でも、こんな温野菜がいただけると知って
ちょっとうれしい。

青デニとよばれるファミリーレストランで。

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November 14, 2006

ドライブ日和

日曜の仕事は楽しく。

きょうの予定が決まったとき
雨天延期の予定まで考えた雨女としては
予想が外れて、大変うれしいお天気。
車の中から切り取ったのは、青山の青空。

でもその後、パンを抱きしめてふるえた。
今日の東京は木枯らし一号が吹いたそうだ。

今日のピックアップ: ベストパン★2006の投票が始まっています!

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たまごサンド

何の変哲もないように見えるたまごサンド。

わたしの食べるたまごサンドと
あなたの食べるたまごサンドは
違うかもしれないということを意識する。
その微妙な、あるいは大きな違いについて考える。

いま共に仕事をしている方と
先日からたまごサンドの話ばかりしている。

ひとつのたまごサンドから展開する話が
面白くて、脱線ばかりするのを
軌道修正してもらって
また進んでいく、という感じ。

*

わたしはスクランブルでもゆでたまごでも
仕上げに黒コショウをガリガリ挽くのがすきです。

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パンの撮影

たくさんの素敵なパンを撮影をした。
いいお天気でよかった。

一匹になってしまったパン屑掃除犬は
今日は最初からあきらめているのか
静かに遠くから眺めていた。

写真はパン屋さんの焼菓子。

詳細は後日。

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November 09, 2006

ベストパン★2006投票開始

年末恒例、ベストパン★2006の投票がスタートしました。
皆さまからの投票をお待ちしています。


写真は、時々行くホテルの無花果のパイ。
無花果はフレッシュとドライのコンビネーション。

外のカフェでいただいたからでしょうか
ぱりぱりと崩れるパータフィロの質感が
秋の空気とどこか似ているような気がして
ふと思い浮かんだ言葉が、クリスプ、クリスピー。

クリスプとは、カリカリのトースト、パリパリの紙、
さわやかな天候や新鮮な空気やを表す言葉なのでした。

さて、わたしも今年出合ったパンについて
おいしかったパンについて、思い浮かべてみることにします。


今日のピックアップ: ベストパン★2006 投票開始

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November 07, 2006

パンのある人生と、食卓と。

三幸機械株式会社で4回目になる
クラブ・ド・サントノーレのセミナーが開催されました。

今回の講師はもとパティスリーマディ
ブーランジュリーシェフ、松原裕吉さんと、
少し前にデュヌラルテの二代目シェフを退任された柴田知実さん。

松原さんも柴田さんも人気店のトップに立ったあとで
次の扉を開けてそれぞれの道を進んでいる途中におられます。

セミナーは松原さんがデモンストレーション、
柴田さんが仕事について語るという二重構造で進められました。

「日々小さい目標を達成しながら
その積み重ねで仕事を続けていけたら」

と柴田さんが話されていたことが心に響きました。

二人にいいものをたくさん分けてもらいました。

充実の一日、またレポートします。

今日のピックアップ: 前回はZOPFに学ぶ、ものづくり、ひとづくり、店づくり

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たくさんの想い

メッセージをありがとうございます。

「パンと何かいいもの」について日々、書いていると
パンとそれをとりまくものについてのいい話が
あちこちから集まってきます。
それがインターネットの面白いところです。

ブログでもホームページでも、
何か書いて公開している人は
そんな楽しみを知っているでしょう。

このところのわたしは「パンと何かいいもの」ではなくて
大切な家族との別れの記憶などを集めてしまっているようです。

以前、「しあわせな朝食」を話題にしていた時は
毎日毎日、誰かのしあわせな朝ごはんの記憶が
メッセージとして届いて、ほんとうに楽しかった。

悲しい別れは楽しくありませんから、
そんなことを想い出させてしまって、申しわけない
と思います。でも、そこでひとつ、わかったことがあります。

メッセージに書かれているのは悲しい話ではなくて
愛する誰かと共有した時間が、そのひとにとって
どんなにいい時間だったかという話だということです。

個人的な、宝物のような記憶。

だから、申しわけない、ではなくて
小さな宝物の話をありがとう、ですね。

そんな宝物を、わたしもいま、確かに持っていると思います。



今日のピックアップ: 写真は新しい記事から、パン・オ・ヴァン

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TOKYO FAMILY RESTAURANT

久しぶりにお会いした編集者の方に
「痩せました?」といわれた。
やつれてみえたかもしれない。

きちんと食べているのだけれど
どこか夢の中の食べもののようなところがあって。

きょうは、打ち合わせのあとで行った
TOKYO FAMILY RESTAURANTで
熱々のパスタを食べた。
元気がでないときの、赤。

帰りに、マフィンとよく通った公園のベンチで
すこし原稿を書いた。

もう11月。空が遠い。
年末に向けて楽しみな企画がいくつもあるので
ぼんやりしている場合ではない、と思う。

頑張ります。

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November 01, 2006

ドイツパンのジャムサンド

ドイツパンのジャムサンドは
しっとりとあまく、心にやさしい。

朝のうちにつくって、馴染ませておく。

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おひさまパン

あざみ野の穂の香には、小さなカフェスペースがある。
そこで、たまにポエトリーリーディングや
小さなコンサートが開催されるという。

この12月にも『おひさまパン』の朗読があるらしい。
以前、わたしもこの本をこちらで紹介している。

いぬのパン屋さんの焼いたおひさまパンは
寒くて暗い気持だったみんなを
こんなにも明るくハッピーにしました。

パンとはつまり、こういうもの。
そんなふうに頷いてしまいます。


とてもつらくて長かった日のあとで
穂の香を訪れて感じたことは
まさにこういうことだったかもしれない。

*

メッセージをくださった皆さま、ありがとうございます。
ご心配をおかけしました。

メッセージはどれもがひと肌の温度で届き
どれもが「マフィンは悲しまないでといっているよ」
とささやいてくれました。

ほんとうに、どうもありがとうございます。

今日のピックアップ: 新しい記事を書きました

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