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May 2005

May 31, 2005

紀ノ国屋のパンの世界

紀ノ国屋のパンは袋に入って売られているものでも
普通の袋入りのパンにはない何かがある。

それが並んでいる売場で、その気になれば
子どものように遠い国々を夢想できる。

写真のアイリッシュブレッドは
ちょっとパンケーキみたいな味のする朝食向きのパンだから
バナナとメープルシロップなんていう組合わせがいい。
あるいはフロマージュブラン、クワルクのようなものと
ベリーやマンゴーを合わせるとおいしい。

今日はヨガのクラスに参加。
気候のせいか仕事のプレッシャーなのか知らないけれど
浅くなっていた呼吸が、深く、ととのっていく感じが気持いい。

おかげで
雨降りの夕方に出かけた打合せも、
遅い時間の夕食の用意も、焦らずに落着いてできたと思う。
なんとなく心愉しく。
今のわたしに必要なのは、心を遊ばせる余裕かもしれない。
ヨガに感謝。

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May 30, 2005

霞町の定食屋さんと新しいとんかつ屋さん

昨晩、あの店まだあるかなと夫が言って
20年近くも前に時々行っていた店を捜して霞町を歩いた。

わたしには霞町というより西麻布。
さほど年が離れていない夫が霞町という言い方をするのは
その辺で仕事していた時があったので愛着があるのだろう。

むかしの店はまだそこにあったので、そこでごはんを食べた。
味が変わったのか嗜好が変わったのか、前ほどおいしくなかったという。
わたしは何ともいえないけれど、思い出の味なんてそんなものかもしれない。

でも、OPENとCLOSEの激しい東京のまんなかで
長いあいだ店が存続するというのはすごいことだと思う。
地元の人々に愛されているということだ。

この界隈には、20年前に憧れていて
大人になったらぜひ行こうと思っていた店がいくつかある。
大人になってもまだ行かないまま、むかしのままなのか、
変わりながらなのか知らないまま、店は続いている。

写真はきょう、別の町で新しく見つけた新しいとんかつ屋さん。
定食屋さんではないのでメニューがすくないのは安心な気がする。
シンプルでおいしいとんかつだった。

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May 29, 2005

ドイツのワインジェリーと幸せな牛たちのクロテッドクリーム

整理していた写真の中に見つけた涼しげな1枚は
鳥越製粉のドイツパン講習会で出合った
schloss-gut(シュロスグート)のワインジェリー。
スライスしたパンの上にクロテッドクリームと共に、ロゼ(写真は白)をのせて試食した。
チーズやパテ、テリーヌなどにも合いそう。
わたしはこれでいちごなどをマリネしてみたい。

クロテッドクリームは、完全自然放牧のオーガニック牛乳で作った国産品だった。
昔ながらの牛乳を頑張って作っている「株式会社にゅう」のもの。
幸せな牛たちの話を聞いて、胸がキュウっとなった。
カプチーノなどで牛乳は日々口にしているのに、なかなかこだわることができないもののひとつ。


今日のピックアップ: シュロスグート

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May 28, 2005

「やっぱり美味しいものが好き」で思わずレトロドール

ブロートハイムの明石さんが先日、とても面白いから読んでみてと薦めてくださった本を読んだ。
『やっぱり美味しいものが好き』
著者のジェフリー・スタインガーデン氏は弁護士からヴォーグのフードライターに(この言葉を聞くたびに、どうもフードファイターという言葉を連想してしまう。)転身したひと。

パンについて書いた章は、パリのバゲットコンクールでスタインガーデン氏がアラン・デュカスや著名な人々と共に審査員をした時の話。
100店近くの店から選び抜かれ優勝したバゲットを焼いた人はなんと匿名で受賞放棄。
本来名前を書く欄には「パン屋はお客のためだけにパンを焼く」と一言あったとか。

それから、上位2位から5位入賞のパンすべてが「ビジネス戦略における驚くべき成功例」としてVIRONの「レトロドールブランドだった」ことをあげていたのが面白かったし、アメリカのパン(今年も1999年に続いてクープデュモンドでグランプリだった)の質が向上している話も興味深かった。

パンの章を何度も読んでいるうちに、わたしの足はVIRONへ。
今度はブロートハイムに行かなくちゃ。

今日のピックアップ: 「やっぱり美味しいものが好き」

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May 27, 2005

木の実テイストのチキンサンドをワイルドに

ライ麦、大麦、そばの実、白ゴマなどの入った穀物のパンでアボカドチキンサンド。

チーズの表現にnutty tasteというのがあって、わたしはそれに弱いのだけれど、このパンはまさにnutty taste、炒った木の実の香り。

チキンはナッツや種子と合うと思う。
サンドウィッチで、ナッツはパンに入っていてもいいし、あとで加えるのもカリっと新鮮でいい。

(参考)

ピクニックに持っていく
チキンとレンコンのゴマクリームサラダ


アボカドチキンサラダの
カリフォルニア風ベーグルサンド


チキンは仕事で使ったものがとてもおいしかったので自分でも似たものを作ってみたいと考えている。

このパンのクラストはまるで木の実の皮のようにハードなのに、ちょっと厚切りになってしまった。

失敗は気にせず、ワイルドに頬張って元気になろう。

今日のピックアップ: 美味しいパン料理レシピ集

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May 26, 2005

ピクニック日和

窓から気持のいい風が入ってきて
外の気候をダイレクトに感じるデスクでわたしは
かけがえのない一日を失っているような気持になる。

ピクニックに行きたかった日。

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May 25, 2005

スタイルストア★OPEN

All Aboutのセレクトショップ、スタイルストアがOPENしました。

カテゴリーやコンセプト、誰かのおすすめや話題で選ぶほか、
「スタイルで選ぶ」
「アトリエで選ぶ」
「ストーリーで選ぶ」という「選び方」の提案をしています。

のんびりと雑誌を眺めるような感じで、楽しむことができるサイトです。

わたしは「スタイルで選ぶ」のスタイルカタログで
「空に近い週末」というテーマのもと、
ピクニックの食べもののスタイリングをさせていただきました。

パンはこれからはスタイルの時代になると言ったことがあります。
どの国のどの文化の影響、時代の流行というよりも
職人個人の創作に人々が魅かれる時代。

それは食べものだけでなくて、モノにも共通することではないかと
思っています。


今日のピックアップ: スタイルストア

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May 24, 2005

白いTシャツのようなパン

毎日のように繰り返し食べられる
何とでもコーディネートできそうな
白いTシャツのようなパンについて考える。

パンのレシピINDEXを、
occasion(時と場合。こういう時に作ったらいいよというような)で
分けたのは、素材がある程度決まっているパンのサイトとしての
自然のなりゆきでした。

白いTシャツのような食パンやバゲットは
その配合がプレーンであればあるほど
どんな時でもいろいろなものと合わせることができます。
アクセサリーを愉しむことだって。

でも、素に近いということは、食べる側に対して
そのものの質感をダイレクトに感じさせてしまうということ。
ごまかしがきかないのです。

何気ないようでいて上質であるためには
白いTシャツを素顔で着こなすのと同じ
実は目に見えないsomething goodが必要なのかもしれません。

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May 23, 2005

ダンディゾンとスウェーデンのハンドクラフト展

久しぶりのDans Dix ans。
店へ降りていく階段はいつもこうばしい匂いがする。

Dans Dix ansのパンの包みには、何気ないお洒落さがある。
最近のわたしは、食べものの包材にも興味を持っている。

上のギャラリーではスウェーデンの手工芸展をやっていた。
木のスプーンやバターナイフ、まな板など
なんだかおままごとのような可愛さだが
人の手をかけた、やさしい温もりがあった。



メッセージを下さった上甲英一さん、
お問い合わせの件にお返事をしたいので
メールアドレスを教えてください。

今日のピックアップ: ダンディゾン(2003.5の記事)

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美味しいパン料理レシピ集

パンを美味しく食べることは
ささやかだけれども今ここで確かにハッピーと感じられること。
そのきっかけを集めました。



今日のピックアップ: 美味しいパン料理レシピ集

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May 21, 2005

早朝ミーティングとパティスリー

早朝カフェでサンドウィッチ約8種類を作ってミーティング。
今週は週末が(特に予定はないのだけれど)待ち遠しかった!

わたしとは違ったかたちで忙しい1週間を送ったと思われる
パティシエのことを考えた。

17日にOPENしたCon fuoco(コン・フォーコ
茨城県つくば市二の宮3-27-2)は
夫が設計施工したパティスリー。

パティシエは自由が丘の老舗洋菓子店出身で
素朴な焼き菓子、薄墨色のあずきの入った
軽いクリームを巻き込んだふわふわのロールケーキなど
とてもやさしい味わいです。



感想メッセージをありがとうございます。

◇ちょこたるるーとさん

4月から新しい職場で、歯ぎしりしながらがんばっております。
正直、うん十年ぶりに職場の片隅で涙流したりしているのです。
でも、それでも…それだからかな?朝ごはんに美味しいパンを食べると、
ファイトが湧いてきます。努力してこんなに美味しいパンを作っている人がいる。
そう思うと「おっしゃあ〜!」と出勤することが出来ます。


そう!わたしもそういうふうに思うことがあります。
見えない努力や手間、静かな情熱は、人を感動させる仕事となるのでしょう。
慣れない環境は大変なことも多いと思い、共感します。
美味しいものに愉しく頑張る元気をもらいましょう。

◇KAZUKOさん

はじめまして。いつも、楽しく拝見させていただています。
さて、先日”深緑のサンドウィッチ”のレシピを見て以来、気になっており、
いつか作りたい作りたいと思って、本日お休みのお昼に作りました!
美穂子さんのレシピや、いろいろんな記事、できたら、1冊の本になるといいのになーと
思っています。寝る前とかにパラパラめくっていると、とてもいい夢が見れそうです。
もしも、そんな企画があったら教えてくださいね。


とてもうれしいメッセージどうもありがとうございます。
わたしのレシピは簡単でアレンジしていただけるものばかり。
空豆とルッコラのかわりに、スナップエンドウとクレソンを使われたとのこと、おいしそうですね。
企画は、いつも夢見ています。
そういうものがひとつでも実現したらお知らせしますね。

◇さくらさん

参宮橋の「ブランジェリー ラ・セゾン」に行ってきました。
道路から少し降りたところにあるお店は、通りかかった人を惹きつけてやまない魅力がありますね。


あらかじめホームページでチェックしていたにもかかわらず
パンの棚の前でパンの誘惑にあってしまわれたご様子。
フルーツブロートとクリーミーなチーズは合いますね。わたしも好きです。

◇fumi-2さん

こんにちは。いつも楽しく拝見させて頂いてます。
メールを出すのは初めてですが、昨年の「コムシノワ」の西川シェフのサンドイッチセミナーの時に、名刺交換をさせて頂いたことがあります。
先日、『サンドウィッチ・プレゼンテーション』をされたそうですね!
毎日、美穂子さんの日記を拝見していて、サンドイッチメニューを提案されてる美穂子さんに何かきっかけとなる材料が見つかればと勝手ながらに思いメールした次第です。


展示会のお知らせ、どうもありがとうございます。
残念ながらその日は都合がつきませんでした。また機会があったら是非お知らせくださいね。
ここは日記の感想フォームとなりますので、その時はぜひメールで。
今後ともどうぞよろしくお願いします。

◇Emiさん

クグロフ型の食パンですか・・・。確かに食べ方に困りますね。でも、先に手が出てしまう、っていうのもわかります(笑)。

時々、かたちに惹かれてしまうのですよね。

◇しなもんさん

プーさんの訳はほんとに名訳だと私も思います。

村上春樹さんのいんげんの話も、面白いですね。
そういうぴったりの訳があると、気持がスカっとします。

◇アーティザンさん

私も最近ずいぶんサンドイッチに凝っていて良く食べてますねー。
パートナーの彼がベーカリーカフェでパンを焼いていて、サンドイッチの勉強がしたいらしく
どこへ出かけてもサンドイッチやデリのお惣菜ばかり見ては買いまくるので。


楽しそうですね。「彼が持ち帰ったパンで作ってくれるサンドウィッチのブランチ」は
世界で一番美味しいサンドウィッチでしょう!素敵。

◇N&Nさん

近年雑誌やTVなどのメディアにありがちな、
「ただ闇雲に情報を発信する」というのではなく、
紹介される側の事情も鑑みてこのように心配りしていらっしゃるのですね・・・
まさに、MIHOKOさんだと思いました(^-^)


温かいお言葉を、どうもありがとうございます。
インターネットでは、だからこそかな、考えなくてはならないことがあり、
取材もケースバイケースでいろいろあり、それをひとつひとつ考えながら
自分らしいやり方でしていくことが、わたしの仕事なのだろうと思っています。

皆さま、どうもありがとうございました。

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美味しい店の噂

時々犬達と歩く界隈にある、気に入りの店のひとつが
最近人気があるらしい。

昨年だったかそれより前だったか、書こうと思うたび、
量産できないこともあって、遠慮していた。

でも、このインターネットの時代、美味しい店の噂は
いつしか広がっていたようで。

人気があると確信したのは、読者の方から
お気に入り情報としていただいたいくつかのメッセージ。

最初の頃より店も少しは多く焼けるようになったそうなので
いよいよ、書かせていただくことにしました。

そんなわけで今日はあらためて取材へ。

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May 19, 2005

ドイツパン講習会

鳥越製粉主催の講習会でドイツ製パンマイスターのデモンストレーションがあった。

鳥越製粉は『日本におけるドイツ年2005/2006』オフィシャルスポンサー。

実演された6種類のパンは、ライ麦が10%から75%までの4種と、シュニットブロッツェンという白パンとズィーベンコーンブロート(7種の穀物、小麦、ライ麦、オーツ、大豆、ひまわりの種、亜麻仁、ごまのパン)。
どれもずっしりというよりは、軽くサンドウィッチ向きに感じられた。
ハムやチーズやジャムのプレゼンテーションもあって、クロテッドクリームとワインジェリーを載せて食べるなど、初めてのおいしさに出合った。

小麦粉やライ麦粉の含有率、スパイス、ハーブ、種子、そしてもちろん製法によって、ドイツのパンには多くのヴァリエーションがあり、その名前も素材やかたち、歴史や地理を感じさせるものなどいろいろあって面白かった。

ドイツの食についても教えていただいたので、今後、ドイツパンの食べ方を考える時の参考にしようと思う。

それにしても今日の席はプレミアムシートと呼んでしまおう。
左にブロートハイムの明石さん、右にダンケの杉山さん。
このおふたりのお話まで伺うことができたことは、とても幸運でした。

今日のピックアップ: 日本におけるドイツ年2005/2006

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日常とお祭り、東京パン屋ストリートとハッピーアペリティフ

東京パン屋ストリートは日々、盛況だそうだ。
日常食をハレ食、ときめきのあるものに、というコンセプトで。

企画の時、パンのテーマパークと聞いて
パンの性質からその難しさを思うと共に
わたしは国別にブースを分けたら面白いかもと考えた。
そうはならなかったけれども。

東京パン屋ストリートは、ずっと続くお祭りなのかもしれない。

お祭りは楽しく、感動があるもの。
感動は、人気の店に共通するキーワード。

知らなかった愉しみや感動を教えてくれるお祭りもある。

今日はClub de la Galette des Roisのパーティ以来のビゴの藤森さんにお会いした。
パンの後ろにある伝統や文化、お祭りについていつも大切に考えているひと。

そんな藤森さんから、お祭りのお知らせをいただいた。
ハッピーアペリティフ。
世界22カ国32都市で同時開催されるフランスのアペリティフのお祭りだそう。
6月2日、日本では六本木ヒルズアリーナと横浜美術館、関西日仏学院にて。
ビゴの店はHappy aperitif 2005 横浜ナイトの協賛店。

こういうお祭りのエッセンスを取り込めば
家の日常のお皿の上にも小さな感動や愉しみを作るきっかけとなる。

農作物や職人に感謝して食べることだったり、
伝統や文化を尊重したり、歴史に思いを馳せることだったり
明日から頑張ろうという新鮮な気分になる、お祭りのエッセンスを。



今日のピックアップ: Happy aperitif

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May 18, 2005

蜂蜜トーストからとりとめもなく思うこと。

蜂蜜バタートーストと熱い紅茶。

日々のこういう小さなものを、丁寧に用意する時間は
人生において結構大切な、何かなのだと思う。


そんな月曜の朝、実は慌しかったりもしますが
朝ごはんだけは短い間でもゆっくりした気持でいただきます。

たとえば蜂蜜、という言葉について、
とりとめもなく考えながら。

はちみつ、ハチミツ、ハニー、honey・・・
耳にも美味しいその名前。

もうひとつ、わたしが時々密かに
呟いてしまうのは、ハチミチ。

くまのプーさんがhoneyの綴りを
子どもらしく間違って書いたのを
翻訳者の石井桃子さんが訳された言葉。
違和感がなく、これもまた美味しそうに思えるのは
子どもの時に繰り返し読んだからでしょうか。
名訳です。

今日のピックアップ: 小さな贅沢、至福の口どけのバター4種類

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May 16, 2005

白いパンと黒いパン

スターバックスではないけれど
パンは何を選ぶか、チーズはローファットにするか
何をどのくらい挟むかなど次々に聞いてくる
NYにありそうなサンドウィッチ屋さん、とまでいかなくとも
たとえばスーパーマーケットのホールセールのパンや
コンビニエンスのサンドウィッチで
常に白と黒のパンが揃っていて、わたしたちはそれを
いつでも選ぶことができる、そんな日がそのうち来るかもしれない。

いま、黒と言っているのは
雑穀やライ麦、全粒粉入りのパンのこと。
白いパンと黒いパンの間は白米と玄米ほど遠くはない。
もうすこし、軽い気分でセレクトできると思う。

そんなわけで久しぶりに「あなたの一票」。

クグロフ型のパンは昨日ちょっと立ち寄ったカフェで買った食パンの一種。
また、かたちに惹かれてしまったけれど、食べ方に戸惑った。



今日のピックアップ: 白いパンと黒い(雑穀やライ麦、全粒粉入りの)パンどちらを選びますか?

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May 15, 2005

おひさまパン

季節が逆戻りしたような肌寒さ
薄曇で気持も沈みがちで
こころとからだが縮こまってしまいそうな日には
絵本など、開いてみるのもいいかもしれない。

(パン好きのあなたにはパンの絵本を。)

いぬのパン屋さんが焼くおひさまパンの話は
そうだよね、パンとはこういうもの、と思わせてくれる。

町のパン屋さんもみんなこんなふうだったら、
世の中はなんて明るくなることだろう!

翻訳は江國香織さん。
小説以外にも、いい絵本の翻訳をいくつもされている。

今日のピックアップ: おひさまパン

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May 14, 2005

サンドウィッチ・プレゼンテーション

早朝のカフェでサンドウィッチを作る。
パンの声を聴きながら。

水分を補給して
もうすこしだけ温めて
これを塗って
一緒にのせて
そっとかさねて
スッと切って
冷めないうちに

思い入れのあるパンはいつも饒舌。

作る、といってもわたしが本当に作ったのは
空気のようなその感覚だけかもしれない。
その感覚を人に伝え、自らも手配し
コーディネートする。
ほんとうにその心が伝わると、うれしい。
それは感謝すべきことだ。

このプレゼンがいいかたちになりますように。


感想メッセージをありがとうございます。

◇オステリアさん

今回紹介されていた「初夏のストロベリートースト」
その写真を見るたびにおいしそうで・・・。
写真は美穂子さんご自身で撮っていらっしゃるのでしょうか。いつもとても素敵です。
ちょうどGW中のお客様に、イチゴのタルトを作ってお出ししていました。


どうもありがとうございます。写真はわたしが撮っています。
刻みイチゴのフレッシュなジャムをナパージュのかわりにしたタルト、
とてもおいしそうですね。お客さまも喜ばれたことでしょう。

◇noaさん

昨日念願のZOPFへ車で行ってきました。
ランチも大満足、お店も素敵でした。近所にあればなあ・・と思いました。


本当に!
ホームページのお知らせありがとうございます。拝見させていただきますね。

◇しなもんさん

ジャムでフレッシュフルーツをマリネする。という発想がとても新鮮でした。


その発想のもとは昔、友達のお母さんから教えてもらったのです。
しなもんさんが書かれていた、パンの仕込み水に
フレッシュストロベリーのピュレをつかうという話、
季節感があって素敵ですね。

◇はるるさん

人参のサンドイッチ、私はよくスライサーで薄くスライスしたのを
ピーマンや茹で豚とあわせて食べます。


生もおいしいですね。
フルーツやナッツ、チーズとあわせ、そこにパンもコーディネートすると
本当にいろいろのヴァリエーションになると思います。

◇さくらさん

真夜中にパンを食べたくしてしまって、ごめんなさい。
そしてたくさんの情報をありがとうございます。
どの店も、古い町に馴染んでいる新しい店という感じですが、それぞれに違いますね。
実は、よく行くので、お聞きしてみたかったのです。
わたしは結構、八百屋さんや定食屋さんに行くのです。

◇きなこさん

近所のパン屋さんでサンドウィッチを作るパートを始めました。
元々そのお店のパンが大好きで、いつかは働けたらいいなと思っていたのが、
下の子供の小学校入学と同時に実現できました。まだ慣れなくて、
口の中が緊張でカラカラになりながら仕事をしていますが、
パンの焼きあがる香りの中、好きな分野の仕事が出来るのは恵まれているなと感じています。
早く「おいしそう!」と手を伸ばしてもらえるサンド作りをマスターしたいと思っています。


そのお店のものが大好きということ、働く上でとても大切なことだと思うのです。
よかったですね。美味しいサンドウィッチを作ってください。
そしていつか、その大好きなお店情報など教えてくださいね。
わたしも今日はサンドウィッチ作りの現場で、のどがカラカラでしたよ!

◇kayaさん

日経ビジネスの記事のこと、
blog
でご紹介くださいまして、ありがとうございました。
わたしの書くものを見て感じてくださったこと、大変うれしく、そして恐縮しています。
書くこと、そのための素材を求めることの根底には、
好きだとか素敵だとかいう尊敬のような気持があります。
これからも丁寧な仕事ができるよう、努めたいと思います。

どうもありがとうございました。

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May 13, 2005

ピクニックにパンを買って

パークフロントのパン屋は
大きなオープンエアのテラスを持っているようなものだ
お天気の日にパン屋から出て行く人たちは皆
袋を下げてとても楽しそうな顔で歩いていく

今日のピックアップ: 新しい記事をUPしました。

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May 12, 2005

ランボール、一目惚れの行方

一瞬ケーキと見まごうチーズは、パンのあるシーンの撮影を
スタイリングした時、味ではなくて見かけで買った。

いつもその意味について、本質について考えていて
撮影といえども本当に美味しくないと嫌なのに
理由もなく未知のものに一目惚れすることもある。

ほろ苦い胡桃色とクリーミーな白、ふたつの層を崩さないように
そっと削り取ってそのままのせるなら、コンプレとか
クランベリーやオレンジピール、フィグのパンに合いそう。

今日はジャガイモを粉吹きにして、塩と黒胡椒を挽いて
ランボールの角切りをさっくりと混ぜ込む。
それを昨日のチコリにのせて食べたら、素敵な味がした。

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野菜三昧

チコリが150円という安さで売られていた。
色とかたち、ほろ苦さがとても、好き。

先日の公園でのピクニック
チリビーンズを載せて食べたら美味しかった。
この葉にはチーズやナッツ、いろいろなものをのせることができる。

八百屋さんに行くと、いつも買いすぎてしまう。
お揚げと炊いたり、胡麻和え、白和え、お浸しなどにする青菜
炒めたり素揚げにする根菜、茹でただけでも好きな豆系の野菜
ぽくぽくに煮る南瓜など、一汁三菜、四菜、・・・時々つくりすぎてしまう。
(考えてみれば普段は和食が多い。)

パンに合わせる野菜はほとんど手をかけないものばかりだけれど
もう少し何かしてあげると、新鮮な食卓になりそうに思う。

今日のピックアップ: シンプル極まりないチコリとセロリのサンドウィッチ

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May 11, 2005

進化する口コミとわたし

日経ビジネスに「パン業界と消費者結ぶ”通訳”」として
取り上げていただいた。進化する口コミという特集。

同じページでアフィリエイトで収入を得られている方のことも紹介されていた。
彼の言っていたことがわたしの思いと共通していた。

「自分の文章を多くの人に読んでもらうことが一番の目的。
だからたとえ収入がなくても、情報発信が続けられる。」

この日記みたい。


先日お会いした某誌の編集の方は
わたしのことを「カリスマコメンダー」と言い、
そこで初めてコメンダーという言葉を知った。
コメントではなくてコメンド。
コメンダーやレコメンダーは、おすすめする人、という意味か。

(それにしてもカリスマコメンダーって、なんだか怪獣みたいだ。)

でも、パンのガイドが求められていることは
たぶんそれなのだろう。

おすすめするには伝達することが必要で、
その手段のひとつ、文章を書くということは
わたしがパンより好きなことだった。

書くには素材が必要となる。
パン屋が良質の小麦粉を求めるように
パンのガイドもまた良質なパンや職人という素材で
パンの記事を書く。

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May 10, 2005

意味のあるサンドウィッチ

ZOPFのニンジンのサンドウィッチ。
これだけ手間をかけたいいものが入っていたら、
サンドウィッチは急ぎの間に合わせや
雰囲気だけのものではなくて
本質的な、意味のある食事になると思う。

わたしもよくニンジンの千切りをショウガで炒める。
ジャコなど入れてごはんに合う和の仕上げ。

今日は秋葉原に買物に行くついでに
浅草寺の裏を散策。
古い建物や看板に感嘆しながら
ノスタルジックな街並みをたのしく歩く。

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May 09, 2005

ロールケーキ追想

パン屋で菓子パンを買うことはあまりなくても
お菓子を買うことは結構ある。

どこか懐かしいそのロールケーキは
先代である店長のお父さんが作ったものだと
パン屋のお嫁さんが教えてくれた。

しあわせなパン屋の
素朴なロールケーキのひときれ。
ジャムやクリームのうずまきに魅かれる。

NYのチャイナタウンのパン屋で買って
歩きながら食べたロールケーキもそうだった。

力が入って固まった心がほぐれていき
ふわりと何かに包まれたような感じになる。

それはロールケーキにまつわるいくつかの
やさしい記憶の効果だろうか。

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May 07, 2005

初夏のストロベリートースト+メッセージ

ある企画のための打合せ。
先方が連休中にしましょうか、と言っていたのを思い出す。
そうだった。
連休はまだ終わっていなかったのにメールマガジン
ゴールデンウィークはいかがお過ごしでしたか。
と書いてしまった。

夜、ワインをのんでイチゴを食べる。
わたしは今頃のイチゴが好きかもしれない。

新しい記事で書いたスウィートなストロベリージャムの
甘さのバランスをとる方法
は、マーマレードにも有効で
わたしは時々フレッシュな柑橘果実をマーマレードでマリネする。
ブルーベリーやラズベリーでももちろん、OK。


感想メッセージをありがとうございます。

◇さくらさん

ピクニックという言葉、なんでこんなにワクワクさせるのでしょうね!

ね!
記事は、ちょっととくべつなかたちで公開されます。お楽しみに。
ご近所の素敵なパン屋さん情報、よかったら教えてくださいね。

桜木星子さん

MIHOKOさんの日記を読んでいると、
灰色の男たちとは無縁のような、
ゆったりとした日々を感じさせてくれます。


ありがとうございます。「モモ」はすばらしいですね。
子どもの時に読んだものなのに時々思い返します。
「灰色の男たち」の存在を最近のわたしは常に感じています・・・
急いではしょった時間はどこに消えてしまうのだろう
きっと彼らに盗られてしまっている、と。
でも、日記を書く時間は彼らは多分遠いところにいます。

◇hiroさん

美穂子さんがロールケーキを買われたのを見て、
私も気になって気になって仕方なくなり、
再びお店へ買いに戻ってしまいました。


わたしはお店にうずまく人々を見ていたら
うずまきのものが買いたくなってしまったようで。
美味しかったですね。
偶然お会いできてよかったです。次回はぜひゆっくり。

◇くばさん

美穂子さん、はじめまして。
All Aboutは私にとってとても楽しみな情報源となっています。
先日もさっそくベッカライブロートツァイトへ行ってみました。
日曜日の閉店間際だったため、パンはあまり残っていませんでしたが
ショートバゲットを食べ食感が良かったです。
私もある企画で7/25〜一週間ドイツへパン研修に行きます。
そこでビオベッカライで学んだと言うオーナーにお話しを伺えればなぁと思っていたのですがきっかけを逃してしまい・・・また改めて行こうと思っています。
しかし、日記の中で4/23〜一週間ケルンへ研修に行くというあや子さんを知ったので是非お話が出来ればと思いこのページにmailを打っている次第です。コンタクトが取れる様でしたら連絡お待ちしていま〜す!!


はじめまして、くばさん。それではメールアドレスをお知らせください。
そしてあや子さん、もしここをご覧になり、よろしければ
わたしにメールアドレスを教えてください。お願いします。

◇ユウキさん

こんにちは。ニコラまでいらしたのですね。
ベストパン★2004を拝読し、そこで初めてニコラさんがわが家のすぐ近くにあることを知りました。

それ以来、毎週のように通っています。

灯台下暗し。
最近では「東京で美味しいと話題になっている水海道のパン屋さん
一体どこかと探した」と訪れるご近所さんも多いようで。
お近くにあんなパン屋さんがあって、いいですね。
パティスリーはつくばなので少し離れていますが、またお知らせしますね。

皆さま、ありがとうございました。


今日のピックアップ: 初夏のストロベリートースト

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May 06, 2005

コッペパンとメロンパンと職人の仕事

ニコラのコッペパンといろいろなメロンパン。
パン職人杉山さんの解釈で生まれた
コッペパンとメロンパンはニコラにしかない
唯一無二の様子をしている。

これはこういうものだという一般論とか
こうでなくてはいけないという自分で作った枠に
閉じこめられることなく自由に発想できたら
仕事が楽しくなる。

発想を誠実にかたちにしていくのが
職人の仕事。

かたちは残る。
食べものは消えてしまうと言われたけれども
わたしは舌の記憶に残ると思う。
美味しいものは、しあわせな記憶に。

ニコラでは職人を募集しているそうです。

今日のピックアップ: PAIN D'ARTISAN NICOLAS

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May 05, 2005

菓子屋とパン屋の厨房で

もうすぐ竣工するパティスリーで
テストベーキングが始まった。

パティスリーの厨房はベーカリーと違って室温が低い。
オーブンもミキサーも冷蔵庫も
あたりまえだけれど少しずつ違っているのが面白いので
わたしは間違い探しをしている子どもみたいに
ひとつひとつ楽しく見学する。

たまご色のスポンジはふわふわで
マドレーヌは柑橘が仄かに香る黄金色
何層もあるサクサクのパイや
アーモンドクリームを詰めたタルトレット・・・
スタンダードでシンプルなお菓子が
甘い匂いと共に次々に焼きあがる。

薄墨色の小豆が炊いてあったのでめずらしがると
ロールケーキに使うのだという。
職人さんのお父さんが、トーストに餡をのせて
美味しく食べていた記憶がヒントだとか。
菓子職人の話もまた、とても興味深い。

菓子屋ができるのは、パン屋ができるのと同じくらい
町の人にとってうれしいことだと思う。
みんなをハッピーにする食べものをつくる職人が
心愉しく働くことができる場所をつくる仕事に
携わることができて、わたしたちもまた、うれしい。

今日はその菓子屋に行く前に、ニコラに寄った。
パン焼きの仕事のかたわら、
お米や野菜をつくるパン職人なんてそうはいない。
先日も彼は田植えをしていたのだった。

長くなってしまったのでこの続きはまた明日。
写真は菓子屋のマドレーヌ、パン屋のデニッシュと野菜。

久しぶりの長距離運転でしたがとても気持のいい一日でした。

今日のピックアップ: 新しい記事、UPしました。

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空に近いテーブル、夢のような店の名前

二子のイレール・ドゥーブルへ。

昨秋も気候のいい日にここで
同じ友人たちと、犬達と過ごした。

オープンエアでいただく
めずらしい野菜、美しい色彩の料理。

今日印象に残ったのは
大きなホワイトアスパラガスと甘夏のソースと

メインの肉に添えられていた不思議な粒々。
マスタードシードを葡萄汁で煮込んだもので
ベリーのような果実味あふれる
歯ごたえのあるキャビアのような・・・
わたしはそれをサンドウィッチに使ってみたい、と思った。

この店にも料理人のパン(オリジナル。
白ごま入りの軽いライ麦パン)と
パン屋のパン(明治屋さんのバゲット)があって
どちらも美しい料理の脇に控えて
きちんと紳士的に役目を果たしている
美味しいパンたちだった。

ところで、イレールという店の名前。
「夢のような」「非現実的な」という意味は
なかなか素敵、と思っていたけれども
もしかしてドゥーブルとは、two balls
・・・ニコタマ?

店の名前はいつも面白い。

今日のピックアップ: イレール・ドゥーブル

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May 04, 2005

はじめにパンありき。

あるところにいくつかのサンドウィッチを提案した。

美味しいサンドウィッチに必要なものは
良いパン、良い具材、良いソース
、と言われている。

まっさらな状態からサンドウィッチを考えるとき
わたしは最初にパンから考えることに気がついた。

はじめにパンありき。

写真は今朝の一品、りんごとコンテのタルティーヌ。
柔らかい浅黄色ながら少しだけ硬質な食感。

これは先にチーズがあった。そんな時もある。

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May 02, 2005

朝のピクニックともうすぐできるパティスリー

犬の散歩の時、朝ごはんを持って外に出た。
コーヒーを買って、川辺のベンチへ。

コッホシンケンという大きなハムと
2002年の夏のコンテとルッコラの
サンドウィッチはチャバタで。

薄曇の川辺にジャスミンのような花の香りが漂う。
のんびりと始まる日曜日の朝。

写真は、今つくっているパティスリー。

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May 01, 2005

パンを愉しむピクニック

久しぶりの休日。
朝起きて天気がよかったら
美味しいパンとワインを持って
ピクニックに出かけよう。

外の空気の中で食べるごはんは
どうしてこんなに美味しいのだろう。

わたしたちのダイニングテーブルは
青空の下、芝生に広げたリネンの上。

美味しいものをゆっくり味わいながら
いろいろな話をしよう。
それから、それぞれ好きな本を読んだり
うたたねして過ごすのもいいかもしれない。

とっておきの週末に乾杯。


というシーンをなんとなく仮想してみました。

実際には炎天下の撮影。
一生懸命選んだワイン
Chateau de Parenchere(BordeauxSuperieur)2001は
ほぼヴァン・ショー。
オレンジのような香りが立つ。
それはあるいは
オレンジ入りのブロートの香りだったか。

情け容赦なく水分を奪う日差し。
パンはどんどんトーストされたようになっていく。
(チリビーンズをのせるのにはカリっとして悪くなかった)
茹でオリーブにセミドライルッコラ、日焼けする空豆。

ぎりぎりまで保冷して守ったチーズのひとつは
フランスのおみやげ、農家のルブロッション。

雰囲気だけ撮れればいいのに、わたしは
本当に美味しくなくてはと思ってしまう・・・

写真家のKさんは(言うと照れてしまわれるので
詳細は書きませんが)料理家でもあるので
とても楽しかった。

情け容赦ない日差し、白日の下に長時間晒された
セミドライなわたしもまた、被写体になりました。
ひとりピクニックで。
(Kさんは、わたしはパンがあればダイジョブ、
ひとりだってさみしくなんかないのよー。
と言って笑わせるのです。)

そしてTさん、大変お世話になりました。
日に焼けてしまいましたね。

ピクニックの様子は5月半ばにはお知らせできることでしょう。

パンも、とても美味しかったので
それはわたしの記事でいずれ、ご紹介する予定です。

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撮影の仕込みと危険な夜のティータイム

明日はピクニック。
買出しに行き、料理を仕込む。

美味しいワインとチーズとチリビーンズ、チコリとルッコラ、オレンジ。
公園の近くの店のパンも予約した。
準備万端。素敵なピクニックになりそう。

これもまた仕事ではあるけれど。


久しぶりの徳多朗のミルククリームのパンは、夫のおみやげ。
軽いクリームとサクッとしたパンの食感バランスが絶妙で、細長いクリームパフといった感じ。
美味しくて危険な夜のティータイム。


今日のピックアップ: パンを愉しむピクニック

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