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April 2005

April 29, 2005

パンのカットボード

先日、Ruheplatz ZOPFで寄木のパン切りボードを見せてもらった。
家具職人さんからの贈りものだそう。

裏面にタイルがはめ込まれている遊び心がいい。
しっかりとした木の温もりはこの店にぴったりだ。

今日は朝からミーティングがあって、その後も一日いそがしかった。
こだわりを持つがゆえにまた仕事を増やしてしまった。

最近、仕事ばかりしているようだけれども、今はそういう時期なのかもしれない。

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丸ビルにて+メッセージ

丸ビルの高層階で食事会があったので、地下のユーハイムでパンを買った後、耳がキーンとなるようなエレベーターに乗る。
こんな上層階に昇ったのは初めてのことだ。
丸ビルではいつも、パンを買いに行くことしかしていなかったから。

今日は、わたしの書いたものをさまざまな方が読んでくださっていることを改めて知り、心からありがたく思った。



感想メッセージをたくさんいただいています。

◇トマさん

日本菓子専門学校の先生が今年の日本代表に入っていらしたのですね。
十数年前に卒業した母校の名前がでてうれしく思いました。


それはうれしいですね。
日本菓子専門学校の橋本さんは、芸術的装飾パンで人魚など海をテーマにした作品をつくられていました。

◇あきとまさん
(→4.19)

自転車で偶然通りかかり、「あっ新しいパン屋ができてる」と入ったのは、開店して二日目でした。
長時間発酵バゲット、シェルフランス、ベーコンエピを購入。
バゲットは真っ白なクラムとガリガリのクラスト、食べてすぐ粉の甘味を感じるタイプ。
感激したのは、シェルフランス。フランスパン生地で折り込みをしたとかでデニッシュとは違うしっかりとした層がたまりません。今度は、どんなパンにしよう?
近くにこんな素敵なパン屋ができ、うれしい!!!


開店してすぐ行かれていたとは。お近くでよかったですね。
わたしもブロートツァイトのバゲットとデニッシュ、好きです。

◇伊藤明日香さん

嬉しいことがあったので、お知らせとお礼を
しばらく、連絡をとっていなかった知り合いから、メールがきました
パーティーで満面の笑みの私の写真のページのリンクを張って「発見!」とありました
パンがダイスキで、毎日みほこさんのページをみているそうです
その彼女と、今週末あいます


ベストパンのイベントの写真は皆楽しそうでしたが、伊藤さんの満面の笑みはベストスマイルだと思いました。
即ち「+something best」のひとつ、ということです。
どうもありがとうございます。お友達にもよろしくお伝えください。良い週末を!

◇かわむらさん

ペルティエのバゲット、美味しかったでしょう。よかったです。
かわむらさんおすすめのパンも、いつかいただいてみますね。

◇森本まどかさん
(→4.23)

私もこの場に居合わせたことを とっても幸せに思いましたし 誇りに思いました
成瀬さんの真剣な顔は 前から思っていたんですが 武士って感じですよね
全く違う環境で ベストなパンを焼き上げるなんて 想像をはるかに超えた 緊張感だと・・・


わたしも武士みたいだと思っていました。凛としていらっしゃるところが。
どなたも技を競う真剣勝負に全力を注いでいる姿は格好よかったことでしょう。

◇眉間しわ子さん
(→4.24)

ベーグルの話。

アメリカだと、どのカフェでもおいしいって思えたのに…。これも時間と空間のマジックのせいなのでしょうか。

時間と空間のマジック。そんな力が働いているかもしれませんね。

◇miniraさん
(→4.24)

MIHOKOさんの言われるようにベーグル好きになるとなんだか理想を求めてさまよってしまいます。他のパンと違う不思議な魅力に取り付かれてしまったように・・・・。

ベーグルって不思議ですね。
miniraさんが好きなものを追求して進まれている様子、素敵です。
新しいお仕事も楽しみに拝見させていただきます。

◇ウランさん、あきとまさん

おふたりともかなり「通」ですね!

◇ゆきさん
(→4.18)

黒糖黒ごまジャムは催事販売でした。
黒ごまペーストに黒糖を入れて作ることもできると思います。
普通のごま和えならば、黒糖でないほうが合わせやすいかもしれません。

エスニックの佐藤さん
(→4.25)

楽しいひとときを、どうもありがとうございました。
またぜひ、美味しいものについて、それをつくるひとについて、語り合いましょう。

伊藤章良さん
(→4.25)

書いてくださってありがとうございます。
ラ・スコリエーラは日記に書いたような状況で、何料理かもよくわからずに訪れましたが、店に入った途端、海辺の明るい空気を感じました。グラン・ブルーのような。
伊藤さんは記事にされていたのですね。遅ればせながら、昨日拝読しました。

◇シェルさん
(→4.19)

清水さん
はじめまして。新店の犬のための施工過程から気になっていたのですが、場所がアップされ24日に伺ってきました。とても可愛らしいお店にわくわくしながら。
数点のパンの中で一番感動したのが シェル・フランス あの渦巻きの中があんなにしっとりとしてとてもいい風味。帰ってからもう一度買いに行こうかと思ったぐらいでした。
5月より定休日が 火曜・水曜に変更。営業時間は現在7:00〜18:30になっていました。
また天然酵母のパンは焼き上がりが2時以降になるそうです。
伺った日曜日は近所の方の幅広い年齢層で賑わっていました。
素敵な記事をありがとうございました。素敵な出会いに感謝して。


お店の最近の様子などレポート、ありがとうございました。
シェルフランス、人気のようですね。

皆さま、どうもありがとうございました。

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April 28, 2005

ビストロ・シック「ブノワ」

今秋、青山にOPENするアラン・デュカス2店目のレストラン「ブノワ」の記者発表。
21世紀のフランス料理を気軽に一皿の料理、一杯のワインから愉しめる場所となりそう。

質疑応答の時のデュカス氏は、ウィットに富んでいました。
静かな情熱のこもった声で、的確に即答するその様子。
偉大なる料理人とはそういうものなのかもしれないと思いました。

多くのメディアでこのリリースは読めることでしょう。

22日、わたしはブノワのパンについてお聞きしていました。
詳細は決まっていないようですが「料理人のパン」が登場することは確か。
楽しみです。
もちろん、パンだけではなくて料理も、そして今パリで製作中で東京へ輸送して組み立てるという内装も。

グループ・アラン・デュカスのルノーさん、そして業界紙記者時代からの取材仲間でADF+TSUJIのTさん、お世話になりました。素晴らしいシェフとお会いできる機会を、どうもありがとうございました。

今日のピックアップ: ところで、昨晩のお店は大人の食べ歩き伊藤さんが記事にされていました。

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April 27, 2005

突然、南イタリア

夕方突然お誘いをいただいて赤坂へ。
La Scogliera(ラ・スコリエーラ)でサルディニア料理。

今週はタフな1週間になりそうなので、24時間後のことまでしか考えないことにしようと決めていた。
先のほうまで見渡して心配するのをやめないと、動けなくなりそうだったので。

そうすると結構、ぽっかり数時間空いたりするものだ。
だから南イタリアにつかの間のトリップ。
いいタイミング。

エスニックガイドの佐藤さんと久しぶりにお会いした。
その国の、その民族のほんとうの料理を食べに行くと、短い旅をしたような気持になる、という話をした。
「ほんとうの」という話、彼女と、もっとしてみたいと思った。

La Scoglieraは、厨房で焼いているパンが美味しい。(だから料理も言わずもがな。)

ワインものんで、家に帰って、夕方からのこの短い旅を思い返す。
今晩お会いできた皆さま、楽しいひとときをどうもありがとう。

そして今日は明日に、旅の気持は仕事モードに切り替わった。

最近また、早朝のサンドウィッチ作りが始まったし、
ゴールデンウィークは多分ずっと都内で過ごすことになる。

明日からも頑張りましょう、と思う。

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April 26, 2005

あの日あの時のベーグル

ベーグルの好きな人は
マイベストベーグルを求めて彷徨うように思う。
それはどうしてなのだろう。

わたしも、一番好きなベーグルはと聞かれれば
ある日ある時ある場所に存在していた
記憶の中の美味しいベーグルについて
すこしだけ感傷的な話をするかもしれない。
今はもう不確かなものなのに。

ここに確かな現実のベーグルがある。
近いので時々行く店のもの。

今この時をここで味わう愉しみ。

そしてまたそれも思い出になる。

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April 25, 2005

パンのワールドカップ授賞式

20日の日記にも少し書いた
パリで行われていたベーカリーワールドカップ
Coupe du Monde de la Boulangerie

現地に行かれていたゆいさんから届いた写真は
わたしのところにも感動を運んできてくれた。

吉川崇さん、成瀬正さん、橋本高広さん。

日本代表として出場した選手達の心の中では
その日、いろいろな想いが交錯したことだろう。
あるいは
作品に全神経を集中させていて
それ以外のことは何も考えなかったかもしれない。

大きな仕事を終えた表情は
ほんとうに、素敵。

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April 23, 2005

アラン・デュカスに会う

昨晩は眠れなかった。
今日は来日中のアラン・デュカス氏にお会いする日だったから。

デュカス氏はパリ・モナコ・NYに幾つもの星の輝くレストランを展開するシェフ。
わたしは、先日のADF+TSUJIでのワークショップ(2.17の日記)とサンドウィッチセミナー、続いてBEIGE東京(4.5の日記)でシェフの哲学にほんの少しだけアプローチしていた。

今日の取材のアポイントメントを取り付けたのはフレンチガイドの嶋さんで、わたしはそれに同席したのだった。

それにしても、駅から反対方向に歩いてしまうし、足が地面についていないようなこのドキドキは何だろう!(それは帰り道まで続いた。)

予定より早めに着くと、ADF+TSUJIのいつもの皆さんが気さくに迎えてくださり、ほっとひと息。
デュカス氏は人形町のおせんべい屋さん、人形焼屋さんに外出中とのこと。

ジュリヤール先生が面白いものを見せてくれた。
新鮮すぎて硬いので寝かしてある鱸(スズキ)。
となりでは網笠茸の選別が行われている。
料理の世界を覗くと、その手元をずっとずっと見ていたくなる。


さて、インタビューは無事終りました。
本当に緊張して、集中していました。

印象に残ったことをふたつ。

ひとつは、デュカス氏が好奇心のかたまりのようなシェフだということ。
好奇心を持って、その土地、地元を理解し、新しい道具や素材も大切に勉強していく。
良い習慣を身につけたら、違う習慣を身につけていく。慣れてはいけないと思っている。
そのようなこと。
このことはわたしをとても面白がらせる。何度も反芻するように、ゆっくり考えてみたいことだった。

もうひとつは、デュカス氏が教育熱心なシェフだということ。
持っているものを新しい人に伝えていきたい、若手シェフを育てていきたいと思っていること。
実際に彼の元を巣立ち、その哲学を受け継いで店を構えるシェフがたくさんいる。
いいお店が広がっていく。
バッハコーヒーの田口さんみたいですね。」と言うと、「まったくです。」との答えが返ってきた。
(BEIGE東京のコーヒーはデユカス氏が選んだカフェ・バッハのもの。)

インタビュー内容は嶋さんの記事でいずれ読めることと思います。お楽しみに。

今日のピックアップ: ADF+TSUJI

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April 22, 2005

春風のタルティーヌ 

空豆のチャバタにアボカドとチーズ
そこにふわっと生ハムをまとわせて
薄く透けた春の色合いを食べる。


今日のピックアップ: 深緑のサンドウィッチもいかがでしょう

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April 21, 2005

クープ・デュ・モンド速報とメッセージ

パリで行われていたベーカリーワールドカップ
Coupe du Monde de la Boulangerieの結果の速報です。

1位 アメリカ
2位 フランス
3位 日本

日本代表チームの皆さん、おつかれさまでした。
3位入賞おめでとうございます。

詳細はわかり次第、メールマガジンなどでお伝えして行こうと思います。



昨日の記事のUPにとてもタイムリーな感想メッセージを寄せていただきました。

◇あや子さん

はじめまして、美穂子さん。
いつもたのしく、時には頷きながら、またお腹をぐーぐー鳴らしながら、日記読ませていただいています。

思いがけない偶然をきょうの記事で知ることができ、居ても立ってもいられなく、こうしてメールを書いています。
なんと23日から一週間、ドイツのケルンにあるビオのパン屋さん「ベッカライ ブロートツァイト」で研修をするのです。
もしかして鈴木邦央さんの修業先とおなじ!?と、なんだかドキドキしてしまいました。
うまくいったら、わたしもそこで修行することになります。
緊張していますが、この記事を読んでエネルギーというか、なにかそこからわき上がって来るわくわくする気持ちでいっぱいになりました。

美穂子さん、このタイミングでのこの記事のアップ!どうもありがとうございます!!


はじめまして。こちらまでわくわくするようなメッセージをありがとうございます。
あや子さんはパン職人さんなのですね。
23日といったらもうすぐ。なんという偶然でしょう。
ドイツではお体に気をつけて頑張ってきてください。
帰国されたらぜひ、日本のブロートツァイトにも行ってみてくださいね。

今日のピックアップ: ベッカライ ブロートツァイト

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April 20, 2005

パンの時間

ベッカライブロートツァイト。
ブロートツァイトというのは、直訳すると「パンの時間」。

意味はいろいろあるようで、おやつだったり
チーズやハムと食べるパンのプレートだったり

わたしはこれから食べようという美味しいパンが
醸し出す空気、そのひとときの時間が好き。

以前、日記に書いていたパン屋さんの記事をUPしました。

今日のピックアップ: ベッカライ ブロートツァイト

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April 19, 2005

沖縄のジャム+メッセージ

面白いものを買ってきた。
黒糖黒ごまジャムは、沖縄の黒糖メーカーがつくっている。
黒ごまの他の材料は「無農薬無化学肥料で栽培したさとうきび」とあった。
わたしはただの黒ごまペーストか、加えてもハチミツだったので
黒蜜のような濃厚な香りが新鮮だった。

これはグラハムのトーストや薄く切ったバゲットなども合うと思う。
それから和食でインゲンの胡麻和えなどにも使えそう。
それを挟んだパンもまた良し・・・とアイディアが広がっていく。



感想メッセージをいただいています。
たくさんの情報や身近の美味しいお話なども。
いつもどうもありがとうございます。

◇しなもんさん
最近は地方に行くときはかならず話題のパン屋さんも事前にチェックして訪れるようになり、旅の楽しみが膨らんでいます。

日本は小さい国だけれど、その土地ならではの美味しいパンがあったらまた素敵でしょうね。

◇アーティザンさん
私もMIHOKOさんと一緒の風の強ーい日曜日にお花見に行きました。

桜吹雪が天国みたいだった?
アーティザンさんのお弁当がとてもおいしそうです。パートナーの方もよろこばれたことでしょう。

◇しまさん
僕も読んだよー。パン、まさにその通り!!(→4.11)

パンがレストランの味を決めるカギ、という話。そうですよね!

◇はるるさん

わたしも野菜に卵の黄身をからめて食べるのがとても、好きです。

◇なおさん

基本的にはベーグル+飲物、で、ベーグルの生地にいろいろ入れるのですね。
なおさんの作られるものはベーグル屋さんでもそこまでできないほどいろいろあって、本当に楽しそうです。

◇まめっこさん、常盤さん、ノエルママさん

マフィンのお誕生日のお祝いメッセージありがとうございます。
マフィンはいろいろなことを教えてくれる、いい友達です。

◇ゆきさん
パンオポンム美味しそうですね!
このようなパンは見てるだけで幸せな気分になれます。浦和のパン屋さんの記事楽しみにしています。


ありがとうございます。
お待たせしました。水曜日にはUPしますので、お楽しみに。
(ライ麦パンや自家製レーズン酵母のパンなども並びだして、
近隣の方で欧風の本格パンが好きな方にとっては
本当にうれしいことになったと思います。)

皆さま、どうもありがとうございました。

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April 18, 2005

美味しいラーメン屋さん

昨日のパン屋さんの並びに美味しいラーメン屋さんがある。
その店のお兄さんは、パン屋がOPENした時
一番にパンを買いに来てくれたそうだ。

以前ここであるラーメンの写真をUPしたら、
通のひとがそのラーメンをその日のうちに
どこどこの何と当ててみせたので、おどろいたことがある。

当てられた店の職人さんはうれしいことだろう。
そのお店(人)ならではの作品として知られているということだもの。

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April 17, 2005

パン・オ・ポンム

バゲットの美味しい店は他のパンも美味しい。
例えばデニッシュとか。
ザ゛ク、とかパリパリとか硬質な音が出るデニッシュ。

夜になってしまったので
うつくしい層が思うように撮れなかったけれど
今日食べたものはそんなふうで、とても美味しかった。
ホイロをあまり取らずに焼くのだそうだ。

さて、お待たせしてしまっています。
浦和の方のパン屋さんの記事は
もうじき書きあがりそうです。

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April 16, 2005

パンとワインのテイスティング

今日も仕事でひとつのパンについて追求していた。
ひとにその感じを伝え、一緒に同じパンのことを思ってもらうには
食べてもらうのが一番わかりやすい方法だろう。
いくつ言葉を並べても伝わらないものがきっと伝わる。

わたしはこういう感じのパンがよくて、食べたいと思う。

そのことを伝えるのに何日もかけている気がする。
一歩ずつそろそろと進んでいくしかない時もある。

言葉にするのは簡単。
それをかたちにするのは本当に大変なこと。
でも、やりがいがあることだと思う。

ちょっとパンの試食をと思って立ち寄った場所で
思いがけずワインも試飲することになった。
そういえば、そこはワイン屋さん。
Wine+something goodのお店でした。

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April 15, 2005

誕生日のマフィン

豆頬髭犬マフィンは老齢にさしかかっている。
それなりにいろいろ病も抱えてはいるけれども
数年前に小豆頬髭犬が来てから若返って元気にしている。

頬髭がマフィンのようにふくらんでいるからマフィン。
その言葉の持つ、ふわふわした語感も好き。

家で仕事するようになってからは特に
犬との時間がオンとオフの切り替えスイッチになってくれる。

今日はビジネス誌の取材の日だった。
こういう時いつも、ガイドになったきっかけを聞かれる。
そこまで話すことはほとんどないけれども
実はそこにはマフィンがいる、ということを
わたしは忘れたことがない。

今日はマフィンの誕生日だったことを夜になって思い出す。

忘れていても何の文句も言わない。
しずかに自分の人生を生きている。

今まで毎日どうもありがとう。これからも元気でね、と思う。

写真は少し前のもの。伸びをしているのがマフィン。
左の小豆頬髭犬はちいさいグレイス。

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April 14, 2005

雨の日のパン屋さんとパンの桜

ブーツにマフラーまでしてしまった、つめたい雨の一日。
今日は今携わっているある仕事で必要なパンを求めてパン屋さんへ。

雨の日のパン屋さんはさみしい感じがする。
パンも湿気を帯びてしまいそうで、抱きかかえるようにして急ぎ足になる。

桜もだいぶ散って葉桜になってきた。

写真は3年前のベーカリーワールドカップで優勝した日本チームの
飾りパンの桜のアップ。
神戸屋の渡辺さんの作品で日本情緒溢れるものだった。

日本菓子専門学校の橋本さんが作られる今年の飾りパンは、日本ではなくて海のイメージだった。
細部までずっとずっと見ていたいような、芸術的装飾パンだった。

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April 13, 2005

フランスへ

ベーカリーワールドカップ、Coupe du Monde de la Boulangerieの応援に、まわりの人たちが次々とフランスへ向かう。
「行ってきます!」のメールをいただくわたしはお留守番気分。

日本代表として世界大会で連続優勝を目指して出場する選手にはどれほどプレッシャーがあることだろう。

選手とは、成瀬正さん、吉川崇さん、橋本高広さん。
写真はモバックでのリハーサルの時のショット。

製パン技術、世界一のレヴェルを競う大会は(選手ということからして)スポーツのようで、芸術のようで、戦いのようで・・・確かなことは、そこに凛とした緊張感が漂っているということ。

見栄やはったりのきかない世界で頑張る職人達は皆、とても格好いい。

がんばれ!ニッポン!



今日のピックアップ: ベーカリーワールドカップ日本代表の焼くパン

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April 12, 2005

「パンでレストランの良し悪しを判断すべきか」

辛口で有名な料理評論家、フランソワ・シモンさんの本
『レストランで最高のもてなしを受けるための50のレッスン』を読んだ。

レストランに行くのに、こんなに戦闘準備して行ったらさぞかしつらいだろうに
と思うのだけれども、彼の文章は料理の形容が時々シュールなところが好き。
(そこは村上春樹さんに通ずるものがある。)

パンについて書いた章がある。

「ほんの少し注意をすれば、
パンがレストランの味を決めるカギだということがわかる。
それによって、レストラン経営者の真摯な態度やプロ意識、
美食好きかどうかがわかるからだ。」

わたしは評論家ではないけれども、
いつも思うことがある。
パンが美味しい店は料理も必ず美味しい、ということ。

パンは主役ではなくても、とても大切な存在。

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April 11, 2005

お花見と困っているパン屋さんと

風が強い日曜日、満開の桜並木を選んでドライブした。
普段意識しない桜の木がたくさんあることがわかる。
花吹雪とはよく言ったもので、本当に雪みたいだ。

日本中の人々がお花見に出かける今の時期
皆が同じ季節の自然現象を楽しみにいくことは
とても平和で幸せな感じがする。

ただ、
公園のお花見でよく使われる青い養生シートは
アースカラーか、桜色だったらいいのにと毎年思う。

お昼に寄ったベーグル屋には桜のベーグルがあった。
今の季節、日本ではいろいろなものに桜が使われている。

その後、あるパン屋さんからのメールが気になったので遠出した。

まだ店舗を建てて1年足らずなのに、欠陥工事であちこち
不都合が出てきていると言う。
請負業者に来てもらえないらしく、困り果てているのだった。

最近そんな話をよく聞く。どういうことなんだろう。

今日お会いしたパン屋さんに、夫はできるだけのアドバイスをした。
仕事にはならなかったけれど、何かいいことはできたと思う。

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あまくつめたいもの

ジムから帰ってくるといつも元気になっているのに
フラフラするような気がする、と思ったら熱があった。

レシピ記事の撮影と夕食の下ごしらえだけして、あとはゆっくりした。
食べもののことを丁寧にすると気持がやすらぐ。

トマトが、とてもあまくなった。
冬のあいだはあまり食べない生野菜が美味しくなって
季節が変わったのを感じる。

今日のような日は、あまくてつめたい自然のものが美味しい。
トマトとか、清見オレンジとかひとつひとつを大切に味わった。

夕方になって、桜の道を選んで犬達と散歩して
少し元気になった。

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April 10, 2005

オープンエアのカフェ+メッセージ

打合せしていたカフェはビルの上にあって
テラスを開放していて風通しがよかった。

気持いいのだけれども
今日は花粉がたくさん飛んでいるらしく大変。
くしゃみばかりして皆に同情される。

あと1ヶ月もすれば花粉の季節も終わる。
夏のことをずっと考えていた。



感想メッセージをありがとうございます。

◇ちかさん

イベント!とても愉しんでくださったようで、本当によかったです。
これからもどうぞ、よろしくお願いします。

◇さくらさん

感謝の気持を持つとしあわせな気持になりますね。
しあわせだから感謝できるのかな。

◇ねちさん

久しぶりの休日のパン焼きはいかがでしたか。
わたしのパン、美味しかったですよ!自画自賛ですが。

◇アーティザンさん

「ワインでものみながら、ゆっくり発酵をとったパンを焼いてみようかな」
いいですね・・・いいなぁ。
お花見に手作りパンを持っていくのも素敵です。

◇トマさん

パン作り再スタート、楽しくなりそうですね。

◇ppさん

日本ではいろいろなパンが手に入るので
TPOに合わせて選ぶ楽しみもたくさんです。

◇なおさん

手作りベーグルのお弁当があれば
午後もはりきって仕事できそうですね。
今度、何と一緒に食べるのか教えてください。

◇みつえさん

Bread on BreadのNYグレインのクラス
パンもマフィンも美味しかったですね。自分で作るとなおさらに。
「なまけもののパン屋」さん、とても気に入っていただけたようですね。
いいなぁと思って書いたので、共感していただけるとうれしく思います。

◇つじもとさん

小麦ふすまパン情報、ありがとうございました。
体の調子を整える機能を持つ食、というもの。
大切だと思っています。

◇Emiさん

記事を読んでくださってありがとうございます。
パンとチーズの組み合わせを考えるのは楽しいので
いろいろ試してみたいと思います。
Emiさんも美味しい組み合わせを見つけたら教えてくださいね。


皆さま、ありがとうございました。

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April 09, 2005

Best Bread+Something Best 美味しいパンのパーティ

夢とまではいかなくても、
想っていることを現実にしていくのはなんて
パワーが必要なことかと思う。

まずは想いが伝わることが大事なんだ、と思う。


ようやく、記事をUPしました。
それでは、良いお年を!

・・・なんて、言ってしまいたくなるような。

今日のピックアップ: ベストパンを愉しむイベント開催

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April 08, 2005

料理人とパン屋

昨日、パンのことを書くのを忘れていた。

小さなバゲットが、パン屋から届けられるパン屋のパン。
渦巻きのパンが、料理人が厨房で焼く料理人のパン。

ADF+TSUJIのワークショップ
その話を聞いたのだった。

料理人のサンドウィッチ、パン屋のサンドウィッチという話もあった。

ブーランジェ、パティシエのふたつがいつも話題になるようだけれど、
これからはキュイジニエのパンにも注目していきたい。

ところで、海草入りの有塩バター。
初めて食べたけれど、食事パンにとてもいい。

自分でも作ってみたくなった。

今日のピックアップ: シーウィードならぬ、スウィートなバターならこちら。

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April 07, 2005

BEIGE東京

予報に反して肌寒かったので
新しい服を着る機会を逃し、少しドキドキした。

今日はレストランに行く日。
何を食べるかではなくて
何を着ていくかを最初に思うなんて
あまりないことで、その状況を愉快にすら思ってしまう。

わたしはたぶんそこに料理よりも
うきうきしたお洒落な気分を味わいに行くのだ。

アラン・デュカスとシャネルのコラボレーションによる話題のレストラン、BEIGE TOKYOで友達と食事。

ロゼシャンパン
アミューズブッシュにグージェール(チーズ風味のプチシュー)
非日常のひととき。
それを自分のために味わう時間の、なんて贅沢なこと、と思う。

今日はビジネスではなくて勉強の時間。
ADF+TSUJIのワークショップやセミナーに参加させていただいている者としては。
と言ってみたところで、もう気分はフワフワ。

写真はわたしの、アンディーヴ<カラメリゼ>、パルメザンチーズ・くるみと黒トリュフのエマルジョン
友達の、ウフ・ア・ラ・ネージュ、セロリ、黒トリュフ。

最初に出てきたちりめんキャベツのカプチーノ仕立てもそう。
フワッと儚い泡が春らしい。
それが舌先で消えていく時、封じ込められたさまざまな香りが解き放たれる。

グラスで頼んだワインも、それぞれの料理で違うものになる。
何百種類もワインがあるのだもの・・・と思うけれど、これもわたしには非日常。

食事の時間が終わる頃、厨房を見せてもらった。
仕事が終わると皆でここでシャンパンを飲むのです
というシェフのテーブルからは東京タワーが見えた。

今日のピックアップ: アラン・デュカスのサンドウィッチの話

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April 06, 2005

いいパンを焼く職人のような

先日お会いしたある記者が
社会人になってから4月1日で3年目に入りました
この日記と一緒ですね、と言った。

でも仕事に対する丁寧で誠実な姿勢はベテラン。
取材を受けながら大事なことを勉強させてもらった。

4月に入り、新しいことがいくつか始まった。
それらと丁寧に向き合っていきたい。
必要なものはフレキシビリティ、気力と体力、潔さかな。
いいパンを焼く職人のような。

すり鉢でゴリゴリと胡麻を摺ったり
出汁をとったりして夕食の準備をしながら
いろいろなことを考えた。

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April 05, 2005

いろいろなナイフ

チーズを切るのは大変だ。
大きなナイフに小さなナイフ、ワイヤーのナイフ・・・
穴のあいたオメガナイフはどんなチーズでも
フランスパンでもカットできるというから
ひとつ欲しくなった。

わたしは料理人の持つジュラルミンのナイフケースが好きだ。
それから、食材が美しくカットされていくのを見ているのも。

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April 03, 2005

嫌いと言わないで

初めて食べる知らないものでも
その食べもののことをよく知る人が
「美味しいから食べてみて」といって差し出してくれたなら
人は、きわめて高い確率で、それを美味しいと感じると思う。

食べものとハッピーな出合いをすれば、嫌いになることはない。

イベントの時、ゲストに書いてもらった感想のなかに、いくつか
「・・・は苦手」「・・・は嫌い」というのがあってドキっとした。
でもそれに続いて
「・・・だったけれど、今日食べたものは美味しかった」
と書いてあった。

ハッピーな再会でよかった。


今日発売のサンキュ!という雑誌で
「世界のパン辞典」を監修しました。

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April 02, 2005

花のようなパンの友達

先日のイベントの写真があがってきて、記事に使えるものを選ぶ。
わたしの今回の誤算は、いつものように写真を撮る時間がなかったことだけれど、これでなんとか書くことができそうで本当に良かった。
(松村さん、新城さん、嶋さん、羽柴さん、どうもありがとう。)

写真は、バラの花のような生ハム。素敵なパンの友達。

今日でこの日記Bread+something goodも3年目に入りました。
これからもどうぞ、よろしくお願いします。

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April 01, 2005

ひとつのパンから食のブームを展望する

先日、パン職人さんたちと健康志向のパンについて話した。
少子高齢化の時代、パン職人さんたちも真剣に将来の食事パンについて考えている。

そこで全粒粉のパンの話が出た時、自分の最初の全粒粉のパンの記憶を辿ったら、紀ノ国屋のパンに行き着いた。軽くて食べやすい小さな食パン。
それをカリッと焼いてバターと蜂蜜、カッテージチーズとジャム、サンドウィッチなど、昔よく作った。
今は全粒粉のパンというともう少し欧風のしっかりしたパンを思い浮かべるのだけれど、当時はライトなものが主流だった。

先日焼いたパンはそれに近い。そこに自作のパンへの愛情が上乗せされる。

さまざまな製粉会社から雑穀ミックスのようなものも出ている。
今年更新された米国農務省・保健省のガイドラインでは、全粒穀物を積極的に摂ろうということが奨励されている。
ローカーブダイエットブームは穀物を主食とする日本には来なかったけれど、全粒穀物ブームは来るかもしれない。玄米もそうだけれど、味わい深くてなかなか美味しいから。


今日のピックアップ: Dietary Guidelines for Americans

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ニューヨーカーのワッフル

新しい記事で書いたNYの人気ベーカリー、Amy's Breadのエイミーさんも言っていた、ヘルスコンシャス(健康志向)ということ。

昨日Bread on Breadで作ったワッフルはヘルスコンシャスなワッフルだった。
オーガニックの全粒粉、オートミール、コーンミール、胚芽などが入ったもので、ワッフルベーカーがないと作れないけれども、パンケーキよりcrispyでパフッと軽い。

NYのいわゆる”ファーストフードでない”店では、”健康志向の”店でなくても、マフィンにしてもサンドウィッチにしても、日本のそれよりずっと「食事」を意識して作られていると思う。

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