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January 2005

January 31, 2005

冬のパンが届く

パンが届いた。
何日か前に注文していたもの。

オンラインベーカリーはパンの香りがしないから
その分、パンの写真や、言葉から漂う香りを
楽しみにしながら待つ。

初めてのパン屋さんから届いた箱を開けるときは
期待と不安ですこしドキドキする。

箱を開けると、待っていた香り。
そしてかすかに波の音。

手紙。

「寒くなってくると発酵に時間がかかり
いつもよりパンの焼き上がりが遅くなってきます。
でもその分、パン生地はじっくりじっくり
うま味をため込み、なんともいえない風味で
僕たちを楽しませてくれます。」

続いて、そのパンと合うsomething goodについて
短くいくつか、書かれていた。

冬のパンたちはどれもがっしりとして逞しく
すばらしい様子をしていた。

このパンのこと、いずれもっと書きたいと思います。

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January 30, 2005

ホールセールのパンと、週末の夜の仕事と

以前、ある方に
「清水さんはホールセールのパンでは何を召し上がりますか?」
と尋ねられて、一瞬、答えられなかったことがあります。
パン屋さんで買うのが好きだったから。

今週、おいしいパンを見つけました。

パスコのパン・ド・カンパーニュ。
レーズン発酵種、岩塩、ライ麦粉入り。

10枚にスライスされていて、その丸型の端のところは最初から
袋に入っていないという、おかしな様子のパンだけれど、
これが朝のトーストに、カリっとこうばしくてよかったのです。
今度パスコの方にお会いしたら、このパンのこと、聞いてみようと思います。
そうしたら、このパンもわたしにとって、顔が見えるパンになる。

今週はハードな1週間でした。
そんな時だから出あったのかもしれない、いいもの。
今日、もうひとつありました。

急な仕事を請け賜ってしまい、最後のチカラ(今週のです)を
振り絞るようにしていた時、週末だというのに、やはり遅くまで仕事されていた、
わたしよりもっと忙しいふたりのパン屋さんからメールとお電話をいただいたこと。
励まされたこと。

そうやって過ぎていく夜。
いつも誰かにたすけられているように思います。

今わたしのしていることが役に立ち、
どこかの誰かを愉しませるきっかけになるなら
本当にうれしい、と思います。

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January 29, 2005

フランボワーズの香り

木苺。ラズベリー。フランボワーズ。
香りも、かたちも、色や酸味も好きだけれど
なかなか手に入るものではなくて
それが今、ここにあるのでうれしい。

マスカルポーネとブルスケッタにしよう
チョコレートと合わせよう
グラニュー糖をまぶしてミニッツジャムをつくろう
と思いを巡らせる。

いつもない素材がひとつプラスされると
定番の朝食にいろいろな国の空気が入る。

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January 28, 2005

レシピを書く難しさ

レシピを書くのは難しい。
わたしが今ここで食べている美味しいものを
誰もが同じに味わえるように書くのは、とても。

映画『Lost in Translation』を観た。
江國香織さんの『赤い長靴』を読んだ。

言葉が通じないということは孤独なことだ。
外国語でそうだから、同じ国の言葉なら
さらに辛いことだと思う。

美味しい食べものを
「さあ召し上がれ!」ではなくて
簡潔な言葉で伝えることの不確かさ、難しさ。

わたしは、料理の素材を選ぶように
言葉という素材を大切に選びたいと思う。

この美味しいものを、あなたにも食べてほしいから。
そんな気持でレシピ(方法)を書く。

リクエストをたくさんいただきました。
チョコレートペーストのレシピを準備中です。

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January 27, 2005

セルフヒーリング

気力が弱っている時には
温かくとろけるようなもの。

熱っぽい時には
つめたくて気持がいいもの。

ヒーリングのレシピのフォルダを
開けてみる。

自分のためであっても
食べたいものが思い浮かばない日もある。

美味しい食パンの匂いは
そんな日にもふわりとやさしい。

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January 26, 2005

美味しいパンのリメイク

パンが余る、ということはつまり、どういうことを言うのだったっけ?
と思いながら、パンが余った時のレシピを思い出していた。

わたしはパンをほとんど、余らせないかもしれない。

すぐたべない分は冷凍してしまい、忘れないうちに焼き戻す。
いつも、たくさん、パンばかりたべているわけでもないから
不思議に思われることもあるけれど、
美味しいパンを、必要な分しか買わないから
特に余らないのかもしれない。

リメイクの料理はわざと余らせて作るくらいの気持で
ちょうど美味しくできると思っている。

冬の週末に、りんごのパンプディングタルト、
できたて熱々はいかがでしょう?

今日のピックアップ: りんごのパンプディングタルト

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January 25, 2005

みんなたまごサンドが好きだった

19日のたまごサンドの話に、たくさんの人からメッセージをいただいた。
みんな、たまごサンドが好きなんだ、と思った。

感想メッセージをありがとうございます。
(全文ご紹介できずごめんなさい。)

◇ユリさん
(→1.19)
そうそう、「たまごサンド」は黄色い色が春の感じですよね。
春を呼ぶミモザの色に似てるから? そういえば、ミモザサラダっていうし…? 
…とすっかり連想ゲームになってしまいました。
そして「エッグサンド」でなくて、やっぱり「たまごサンド」という字が似合うなと改めて思いました。発見です。やさしくておいしそうです。


こちらへのメッセージ、ありがとう。嬉しくて、すこし照れます。
(注:ユリちゃんは、いとこみたいな幼なじみです。)

たまごサンドはタマゴサンドともエッグサンドとも違う感じがします。
そういえば、わたしたちがたまごサンド食べている写真が、どこかにありました。
ピアノの発表会か何かで。
青葉台周辺情報、今度教えてくださいね。

◇あきとまさん
(→1.19)
おおー!!まさに、春のたまごですね。黄色が鮮やか。
たまごの味を楽しむならマヨネーズは少なめですよね!
1枚のうすピンクのハムも春の色ですね。
この写真を見て、私も久しぶりにたまごサンドが食べたくなりました。


おっしゃるとおり、マヨネーズはすくなめで、カラシと胡椒を利かせると色も香りも
小さな刺激も、朝向きになる感じがします。

◇N&Nさん
(→1.19)
卵は一年中あるものなのに、菜の花の色合いのせいでしょうか、何だか春めいてきますね(^-^)
同感です。


本当に菜の花の緑をよくよく茹でて、すこしアクセントにしても良いかも。
ふわふわのマヨネーズ入りオムレツを作られましたか。お嬢さん、よろこばれたことでしょう。
マヨネーズとアサツキをすこし入れたスクランブルもふわふわでなかなかですよ。

◇さくらさん
(→1.19)
美穂子さんとAll About編集長との対談の中で、お母様がおうちで焼いて下さった日常的なパンのことを話されていましたよね。
私がパン好きになるきっかけは、やはり家で作ったサンドイッチだったような気がします。
子供の頃に培われた味覚は、それこそ一生のものとなるのですね。興味や生きる方向性を決めてしまうくらい・・・(大げさですか?)。
そういえばミモザサラダの名前の由来を初めて知ったときは、まさに「へぇーーーー」という気分でした。ミモザの花の黄色から来ていたんですね。


パン屋さんに勤められた経験のあるお父さまのサンドイッチ。いいですね!
家族全員で作ったものは、食べてしまっても、失われない。
宝物のような記憶となるのでしょうね。

ラジオでも、わたしは母のパンの思い出について話をしました。
それから、もし10分だけ時間があったら、
ぜひ自分でサンドウィッチを作ってみてくださいという話。
好きなパンに好きなものを好きなだけ挟むことができる、
家のサンドウィッチは世界一美味しいと思うのです。

ミモザの花は可愛いけれど、風が吹くと大変ですね。



たまごサンド好きの皆さま、どうもありがとうございました。

今日の写真はレストランのパン。
立ち食い蕎麦屋さんのたまごみたいに、カウンターに積んでありました。
真中に一本だけ、ローズマリーが入っていて、それがとてもいい香りのアクセントになっていました。

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January 24, 2005

ラジオの話+メッセージ

昨日は深夜にお風呂のお湯をためる間、6日のラジオ収録のMDを聴いた。

準備する時間がなかったのは、わたしだけではなくてラジオの人たちもだ。
なのに思ったよりスムースに会話しているのは、たぶんこの日記を通して、事前にわたしという人をキャッチしてもらえたから。
だからわたしは安心してその空気に身をゆだねることができたのかもしれない、とすこし酔った頭で考えた。

昨晩は夢みたいにふらふらだったのに、今朝はとても気持がいい朝だった。



感想メッセージをありがとうございます。

◇くろこさん
(→1.17)
今日お書きになっている「紀ノ国屋のイギリスパン」も私の大好きなパンです。
普通の食パンよりちょっぴり高いですし、いつも食べれるものではないけれど、たまに紀ノ国屋やデパ地下で買うと、大切に冷凍して、その一週間は毎朝ちょっぴり朝ごはんが楽しみになります。そろそろまた、買いに行きたいなあ。と思いました。
これからも、素敵な日記、楽しみにしています。


紀ノ国屋のイギリスパンおいしいですね。
薄切りのをカリッと焼くと、まさにトーストらしいトーストの出来上がりです。
くろこさんも、「大きな森の小さな家」シリーズの読者でしたね。何か作られたら教えてください。
これからもどうぞ、よろしくお願いします。

◇さくらさん
(→1.18)
「楽しみながら仕事する」というタイトルにちょっとドキリとしました。
ここ何日か、今の自分の仕事について考えてしまうことがあったせいかもしれません。


最近わたしは仕事について考えることがとても多くなりました。
自分と向き合って考えることは、大切なことだと思います。

◇つじもとさん
(→1.18)
確かに、眉間にしわを寄せて仕事をしていても、いいパンは焼けませんね。反省です。
日記のおかげでよい一日になりました。
「素敵な勢いに流されるときも…」この一節がとてもいいですね。


ありがとうございます。そんなふうに言っていただけて・・・何よりです。
美味しいパン屋の職人さんは確かに楽しみながら仕事されている、と感じます。

皆さま、どうもありがとうございました。
たくさんメッセージをいただいたので、続きはまた明日にでも。

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大学時代の友達とお酒

久しぶりに大学時代の友人達が大勢で集まり
お店を3軒もはしごする楽しい夜になった。

今日はカメラを持たなかったので
写真は先日美味しかったワイン。
ラベルをお店の方にいただいた。

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January 23, 2005

パンというキーワードで

同じ方角を見る誰かと
好きなことや得意なことをわかりあった友達のように
信頼しあって仕事できたら素敵だと思う。

企業に所属していても与えられたことをこなすだけではなくて、
自分の好きなこと、考えたことをどんどん広げていって
大きな組織までを動かしてしまうように思える人に最近よく出会う。

冷静に話をしていく中で、気がつかされることがある。
自分のしたいことやできることについて。してきたことの意味について。
それはとても好きな瞬間。

パン、というキーワードで、わたしはいろいろな人とリンクする。



今日のピックアップ: 写真は「家具もパンも購入できるカフェ」のカプチーノ。

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January 22, 2005

魔法のような素材でつくるサンドウィッチ

日本ではまだ業務用で一般的には流通していないQimiQ(クイミック)という素材がある。
乳製品とゼラチンで作られた、気になる食品添加物は無添加の素材。

それを使ったサンドウィッチのデモンストレーションのお誘いをいただいたので出かけた。

オーストリアではスーパーマーケットなどで主婦も買えるというこの素材は、10年くらい前に二人の先生によって調理の現場で生まれた。

常温ではクリームのような様子、冷蔵するとババロアのようになるので、例えばペッパーシンケンなどとミキサーにかけてから生ハムをしいた型に流しこみ、メロンのキューブでも落としてから冷やしたら、素晴らしいテリーヌが出来上がる。

簡単な上、QimiQの脂肪分は15%で、しかもちゃんとクリーミーだから画期的。

たとえば、インド料理でキュウリのさっぱりしたサラダ、ライタというのがあるけれど、それとタンドリーチキンをサンドウィッチに一緒に挟もうなんて、普通あまり考えられない。
理由は野菜やヨーグルトの水分でパンがびしょびしょになってしまうからだけれど、QimiQはバターみたいに素材の水分のパンへの移行を防ぐ。その上、素材と(油とも酸とも水とも、そしてハーブやスパイスとも)よく混ざり、各特徴を際立たせたまま、まとめてくれる特性がある。

オーストリア人シェフのデモンストレーションはマジックショーのように楽しかった。
実際魔法だったのかもしれない。

新しい素材についてはいつもコンサバティブな姿勢だけれども、今日はすこし違った。

一般家庭に来る日はもう少しかかりそうだから、未来のパンの友達になってくれそうな素材だと思った。

今日のピックアップ: QimiQ販売元 豊年リーバ

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January 20, 2005

春のたまご

まだ春は遠くにあるはずなのに
昼間の日差しを浴びている時、
しきりに流れる花粉情報を聴いている時、
日が長くなったことにおどろく時、
梅林の脇を散歩する時に春を感じる。

たまごサンドは春の感じがする。
眠い目をこすりながら、ガリガリと黒胡椒を挽く朝。
胡椒の香り、たまごのはっとするような黄色。

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January 19, 2005

楽しみながら仕事する

今朝起きてすぐ、あることに気がついて、
一日そのことを考えていた。
気がついてよかった。

夕方、あるパン屋さんから電話があった。
いつも楽しそうにそしてマニアックに仕事するひと。
この日記を毎日見てくださっているそうで(本当に?)
どうもありがとうございます。

仕事には流れがある。
すぐ同調できる穏やかな流れはもちろん、
素敵な勢いに流されるときも、自分らしさをなくさないで
そしてできるだけていねいな仕事を心がけたいと思う。
できれば楽しみながら。

わたしのまわりには本当に楽しそうに仕事している人が多い。
今日も、そんな人たちに助けられて一日を終えました。

今日のピックアップ: 「美味しかったパン2004下半期」UPしました。

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紀ノ国屋のイギリスパンにチョコ+たくさんのメッセージ

今日は紀ノ国屋のイギリスパンにチョコペースト。
朝から忙しく、でもなんとなく楽しく過ごす月曜日。



感想メッセージをたくさんいただいています。
どうもありがとうございます。

◇いちごさん
(→1.11)
陽だまりの幸福ですね。。。なにか見えない手に包み込まれているような。。。
ふと立ち止まって星空を見上げたり・・・自分だけの時間というか我に返る瞬間って本当に貴重だと思います。
今年もパンを味わい深くして下さる記事を楽しみにしております!


ほんとうですね。慌しい毎日でもふと立ち止まって考えてみれば
何かとても感謝したい幸せに気がつくことがあります。
いちごさんも見ているでしょうか。今日はとてもキレイな星空です。

◇つじもとさん
(→1.12)
はじめまして。私は大阪でパン製造をしております。
昨年のカリフォルニアレーズン協会のセミナーには申し込んでおりましたが、所用で参加できずに残念でした。たまたまリンク先で清水様のサイトを見つけ、たいへんうれしく思っております。
パンの写真がとてもきれいですね。見とれてしまいます。
日記も楽しみにしております。私もパンは作るより、食べるほうが好きです。


はじめまして。写真のこと、うれしいです。ありがとうございます。
食べるのが好きなパン職人さんは、いいパンを作られるものだと思います。
これからもどうぞ、よろしくお願いします。

◇幼稚園・保育園のよしもりさん
(→1.14)
こんにちは。『大きな森の小さな家』に反応してしまいました。
あのダンスパーティとメープルシロップ、楽しそうで美味しそうでしたねえ。このカードも素敵!


美味しそうなもの、いっぱい出てきましたね。
豚のしっぽも美味しそうでした。

◇タカハシさん
(→1.14)
こんにちわ。いつもおいしい日記を楽しみにしています。
私も、ローラのメープルシロップのキャンディーにあこがれたコドモでした!
ホットケーキミックスについてきたシロップを雪に垂らしたら、雪が溶けて沈んでしまってがっかりしたりも(笑)


やはりあの話はたくさんの子どもの心を捉えていたのですね。
そう、わたしもやってみたけれどもがっかりした記憶があります。

嶋さん
(→1.15)
見たよー 何故か見てしまった、日刊ゲンダイ(笑)!!


あはは!嶋さんてば。

◇ネイビーさん
(→1.14)
いつも楽しく拝見させていただいてます☆
私も「大きな森の小さな家」のメープルシロップのくだりは大好きです!
何度も何度も読み返した記憶があります^^
パンケーキは、自分で作るのも好きですが、楽をしたいときには紀ノ国屋の冷凍パンケーキ。レンジでちょっと温めて、トースターで焼くとカリっふわっと仕上がります。。
そこにたーっぷりのメープルシロップ。最高ですよね!


ネイビーさんもあの本の読者でしたか。
本のイメージで食べるとパンケーキの美味しさも増すでしょう。

わたしも、考えてみたらあの本に影響を受けたひとりかもしれません。
中西部のローラの所縁の家など訪ねたこともありました。

◇もんさん
(→1.15)
いつも楽しく拝見しています。惣菜パン特集ももちろんッ!どのパンも変わり種で今すぐガブッとかぶりつきたくなりました。ゲンダイの読者の多くの方が参考にされるのを期待してます。


どうもありがとうございます。新聞もご覧くださったのですね。
惣菜パンは手軽を売りにしてもいますが、シェフがパンに合う料理をメッセージとして込めているという時もあります。
これからまた多様化しそうな惣菜パン、興味深いです。

◇いちじくさん
(→1.15)
いつもいつも楽しく読ませていただいています。日刊ゲンダイへの掲載は、いつですか?
もう終わってしまったのでしょうか?読んでみたいなって思います。
彼は、私のパン屋めぐりにつきあってくれるのですが、エピやガーリックフランスをビールのあてにしています。


ありがとうございます。新聞は週末15日だったのです。
ご紹介したのは銀座や日本橋、丸の内や渋谷、代官山のお店などで、
素材にこだわったシンプルなパンをご紹介しました。

皆さま、どうもありがとうございました。

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January 18, 2005

チョコレートペーストとリンクの日。

チョコレートペーストを作った。
ほろ苦くてとろりと濃い、パンの友達。
これでカフェモカも作ることができる。

今はこれにプラスするsomething goodを研究中。

今日はこのサイトの左端の「おすすめINDEX」に
たくさんのホームページを追加した。
ご依頼をいただいていたホームページをひとつひとつ訪ね、
全国の、パンというキーワードを持つウェブサイトを作る、
いろいろな人たちにメールを書いた。
ハジメマシテ、コンニチハ。

ふっと、先日10キロ走った時のことを思い出した。
リンク集作りも気力を要する。

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January 16, 2005

大人の男が食す惣菜パン

日刊ゲンダイでお惣菜パン特集。

読者のおじさま達に向けて、ビールに合うおつまみになったり、
得意先や部下への手土産にできたり、
丸ノ内で働く若い女性たちをとりこにしているような、
高級で上質で今どきな惣菜パンを、というお題のもと
美味しいパン情報をピックアップしました。

身近に日刊ゲンダイの読者がいなかったので
一生懸命想像して、おすすめを考えました。

いつもと違う昼休みはいい気分転換になります。
ひとつのパンから人生が変わることもあるかもしれない。
オオゲサではなくて。

そんな気持を込めました。

担当記者の方は、どれもこれも美味しいと感動されていました。
わたしが作ったわけではないけれど、それはうれしい。
パン屋さんに感謝します。

その感じを今まで経験したことがなかった多くの人が
記事をきっかけにして、味わうことができたらいいなと思います。

こうしておすすめすることができたのは、
いつも美味しい情報をくださる読者の方々のおかげでもあります。


写真はブロートハイムのエピにチーズ。
このパンはめずらしくも新しくもないけれど好きです。
いつまでもずっと続いていく美味しさを持っていると思います。

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January 15, 2005

メープルシュガーシーズン

昨年までカレンダーを貼っていた壁があいていたので
好きなカードを一枚貼った。

Horace PippinのMAPLE SUGAR SEASON

雪の中、カエデの森に人の気配はないけれど
木にかけたバケツと足跡がどこか温かい。

わたしは昔、「大きな森の小さな家」で
雪に落として固めたメープルシロップのキャンディーに
思いを馳せた子どもだったので、
こういう絵に惹かれてしまうのかもしれない。

メープルシロップは樹液を煮詰めて作る。
今の時期は淡い色、暖かくなるにつれて
色も味も濃くなるという。

久しぶりにパンケーキを作りたくなった。


今日のピックアップ: パンケーキ!パンケーキ!

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January 14, 2005

紙のように薄いチーズとインディアンライス

エメンタール、グリュイエール、
ドイツのモツァレラ(これは邪道かもしれないけれど結構好き)
などのセミハード、あるいはパルミジャーノレッジャーノ、
グラナ・パダーノのようなハードなチーズを
そのままで食べる時、紙のように薄く、
削るようにスライスすると美味しい。

体温で、舌の上で溶けていく感じがいいのかもしれない。

先日ごはんを炊いていておこげをつくってしまったので、
それでインディアンライスを作った。
インディアンライスというのは
母がそう呼んでいたドライカレーのこと。
そこに薄いチーズをふわりとのせた。

今度はパンにのせてみよう。

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January 13, 2005

変わりゆく惣菜パンの世界

プロ向けにパンの基本生地とバリエーションのレシピを紹介したコム・シノワの西川シェフの「パンの教科書」に面白いことが書いてあった。
バリエーションをつけるためにたっぷり入れる野菜や果実などの素材の味を最初に出すか、余韻として出すか、ストレートに楽しむかなどによって量や形が変わる。形は巻き寿司のように巻き込んだり、散らし寿司のように練りこんだり、鉄火丼のようにのせたり、と。
料理人の心を持ってパンを焼くシェフならでは。

常々美味しいプレーンなパンさえあればいいと思っているけれど、この本を見てバリエルージュやフィグオランジュ、シェフがよく用いる春菊のリュスティック、黒ごまの角食やオレンジピールの入ったかぼちゃの角食、野菜をたっぷり巻き込んだフォカッチャに食指が動かないといったら嘘になる。
そんなパンのある食卓は、どんなふうにコーディネートしよう。普通のパンと違って合わせるものも限られてくる。ワクワクする!

作る側の勉強をしようと思ったのに、食べることばかり考えている自分が可笑しい。

お惣菜パンの世界もこうしたシェフの活躍によって、随分変わった。

今週末は日刊ゲンダイの週末特別版で東京の大人の惣菜パン特集があり、美味しいものをセレクトさせていただきました。
東京に限られたので、コム・シノワは挙げられなかったのがちょっと残念でした。

今日のピックアップ: コム・シノワ シェフ ロングインタビュー

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January 12, 2005

友達カフェ+メッセージ

遅いお昼に行ったカフェはアパートの一室だった。
友達の家を訪ねるようにドアを開けて
料理好きの友達が作るようなごはんを食べた。

パンも焼いているようなので、今度食べてみようと思った。
友達が作るようなパンだろうか。

いつもカフェで読書はしないのに、
窓辺の席は冬のあかるい空が見えて、あまりに心地良くて
持っていた本を食後に読みだしてしまった。
友達の家のようだけれど、図書室のようでもあった。



感想メッセージをありがとうございます。

◇Hijiriさん
(→1.5)このビスコッティー、私が作るのとそっくり〜!
アーモンドたっぷりで、チョコチップもしっかり入れます。気分によっては、オレンジピールも細かく刻んで入れちゃいます。チョコとオレンジの組み合わせも、goodです〜あと、生地にココアを入れて、ココアベースで、白いチョコチップも結構いけますよ〜


そっくりですか。自家製ビスコッティは、好みにできるからいいですよね。
わたしはいつもチョコチップを入れるのですが、この1.5の写真のものはなんと、まさにオレンジ入りのチョコで作りました!

◇はるるさん
(→1.5)ビスコッティ おいしそうですね!
お正月のおせちも美味しいですが、3日目になったら、やはり美味しいパンが恋しくてヴィロンに買出しにいきました。
3種類のバケットを1本ずつ買ってパンの香りに包まれて帰宅。すぐに冷凍庫に入れて、1週間の朝昼の楽しみになります。
緩やかに始まる日常。。。これもいいですね。


お正月が過ぎていく時、その年初のパンを食べてあらためて「日常の美味しさ」に感動しますね。

◇眉間しわ子さん
(→1.8)私もCafe Daisyでディナーをいただいた後、パンをお土産にいただいたことがあります。月曜日が定休日なので、とおっしゃっていました。行かれたのは日曜日でしたか?あちらのパンは素朴だけれども丁寧に作ってありますよね。お食事も雰囲気もいいし。ちょっと行きたくなってきてしまいました。


わたしが行った時は今年の最初の日だったようです。Cafe Daisyのパン、美味しいですね。
今度はオープンサンドを頼んでみたいと思いました。

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January 11, 2005

ゆっくりとろけていくバター

もうすぐUPする記事は、福岡のサイラーさんのオーストリアのパンの話。
資料を整理していたら、シュトレンに使う溶かしバターの写真があった。

これは日本のものだったけれど、
ちょうど先日、舟田先生にButter Schmalz(ブッターシュマルツ)のことを
教えていただいたのを思い出した。

ウィーンの発酵バターをとろ火で一時間くらいゆっくり煮溶かしたのを
再度固めたものが、とても美味しいという話。
(ご存知の方、いらっしゃいますか?)

オーストリアはヴィエノワズリの国だもの。
Butter Schmalzでなくとも、バター美味しさが想像できる。

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TVや新聞の取材など

冬晴れの日曜日。
耳が凍りそうになる空気のつめたさの中、
雲など撮りながら散歩する。

デジタルカメラのことでTVの取材を受ける予定があったけれども
キャンセルになったので少しほっとした。
わたしは日記のために、日常のパンや何かいいものを
ただ、気ままに写すだけなので。

そういえば、日記のことで7日の日経産業新聞に
わたしのコメントが掲載されていました。
インターネットの情報発信の影響力の高まりについて。

誠実な情報発信につとめていきたいと思います。
もちろん、Bread +something goodらしく。

今日の写真は昨日書いたお土産のパン。黒ごまと白ごま入り。
しっとりとしているので、そのままでサンドウィッチが美味しい。
薄くスライスしてアボカドとハムを挟みました。

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January 10, 2005

Cafe Daisyのパン

先日行ったCafe Daisyのパンが美味しかった。

デンマーク料理のお店で、魚料理やワインを楽しんだ時に出てきたパン。
デンマークでは夜にあまりパンを食べないというからどうかな?と思ったけれど、
丸麦の入った黒パンなど、バターをのせたら感動的だった。
厨房で焼いているというパンは、ニンジンの入った珍しいものもあった。

帰る時、ラッキーなことにお土産にパンをいただいた。
遅い時間だったからかもしれない。

時々、そういう嬉しいことがある。

今日のピックアップ: Cafe Daisy

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January 08, 2005

ベストパン職人、400年前のパンを焼く

上智大学ソフィアンズクラブで舟田詠子さんの講演会。

昨年一度聴講したダイフェカーターの話をもう一度、それに加えてパタコンというコインの入ったヴォラールトというパンのお話だった。

ダイフェカーター追究はヤン・ステーンの一枚の絵から始まった。
今回はブリューゲル。
陶土をこねて手描きで作ったコインの入ったパンは今ではもう残っていない。
ダイフェカーターにしても、あのかたちはオランダの地方に残るだけ。
そんな何百年も前のパンたちを、今回の講演ではベストパン★2004でグランプリに輝いたあのZOPFの伊原さんが焼いてきてくれた。

これはわたしが頼んだわけではなく、前回たまたま受講した伊原さんが先生に依頼されて作られたのです。

写真はそのダイフェカーターで、本物そっくりだった。さすが器用な日本のパン職人。

レモンの入った固めのブリオッシュ生地のパンは、身の詰まった甘い食パンの味というか、今まで食べたことのないパンだった。
紅茶とぴったり合っていて、その名の意味をすっかり忘れてしまうほど美味しかった。

ヴォラールトはもう少し大きくふんわりして、普通のパンらしく食べられる。
ブリューゲルの絵では子どもがやっと抱えているくらいの大きさだったけれど、パン屋の窯で焼いたのでそれに近いくらい大きく仕上がっていた。
ヴォラールトは絵でしか残っていなかったから作るのは大変だったに違いない。想像の部分がたくさんありそうだった。

美味しいパンを食べながら、パンニュースの西川さんをはじめ、何人か存じ上げている業界の方々とお会いして、新年の情報交換をすることもできた。
今年もいろいろな角度からパンとsomething goodについて考えていこう、と思った。

ヴォラールトやダイフェカーターについては舟田詠子さんの本、「誰も知らないクリスマス」に詳しく書いてあります。

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January 07, 2005

急遽出演が決まったラジオの収録

昨晩の混沌のさなか、急に舞い込んだラジオ出演依頼をお受けして、今日はもう六本木で収録。

来週、月曜から木曜まで九州国際ラジオ(Love FM)の東京発新感覚プログラム、INSIGHTのなかのゲストコーナーMODUS VIVENDIに出演します。
可聴地域は九州に限られるのですが。

こういう番組の存在を昨日まで知りませんでした。
番組のコンセプトが次のように書かれていました。

「外の世界に対しても、自分自身という内なる世界に対しても気づき、気づかされるのが心地よい時代。
その気づき=INSIGHTを大事にした番組です。」

それが、興味を持ってお受けしようと思った理由です。
わたしも「気づき」は大切だと思う。
いつもいろいろなことに気づいていたいと思います。

多くの人に向けて話す時はいつも時間をかけて準備します。
今回は突然で、初めてで、打合せも数分という状況でどうなることかと思っていましたが、番組のジェームス天願さんのプロフェショナルな話術のおかげで、リラックスした空気の中で話すことができました。
魔法のようなひとときでした。

天願さんとスタッフの皆さんに、貴重な体験を感謝します。

今日のピックアップ: Love FM

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January 06, 2005

深夜に仕事する人々

今日から会社が始まるところが多いのか、
電話が鳴り、メールが次々届き、にわかに混沌としてきた。
お願いされ、お願いし、頼まれ、頼み、
そして「アリガトウ」を交換をする。

さまざまな用件をこなして、気がついたら深夜だった。
こんな時間に仕事している人が結構いるんだなぁと思うと
さびしくない気持になる。
もうすぐ世のパン屋さんが起きてくるような時間。

わたしは、世の中がしずかに動いている深夜や
早朝のひとときがとても好きだと思う。

暮れからすっかり宵っ張りになってしまった。
昨晩は久しぶりに観たテレビで、アラン・デュカスやエルブジの
特番があって遅くなった。(面白い番組に限って夜遅い。)

写真は先日焼いたビスコッティ。
わたしのレシピはチョコとアーモンドがいっぱいで、ハード。

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January 05, 2005

冬の蜂蜜トースト

柚子皮を漬けた蜂蜜が食べ頃。
黄金色が綺麗な、冬の蜂蜜トーストが楽しめる。

家は今、りんごとシナモンの香りに包まれている。
今月の記事のための試作。
(今はまだ内密にしておきます。)



メッセージをくださった皆さま、あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いいたします。

◇しなもんさん
(→1.2)
あけましておめでとうございます。
新年早々美味しそうな画像ですね。
私もPark Hyattのデリカテッセン大好きです。
新宿に出かけた時に食事に困るとあそこで済ませてしまいます。しかし残念なことにまだ上の階のNew York Grillには行ったことがないのです。今年の目標(?)はそこでJazzを聞くことかしら・・?
では今年もパンとパンにまつわるSomething Good期待しています。


New York GrillでJazz、いいですね!ランチのブフェも、別な意味で(前菜やデザートに)うっとりしてしまうのですが。
今年もどうぞ、よろしくお願いします。

◇ちょこたるるーとさん
(→ベストパン★2004
あけましておめでとうございます。今年も、美味しいパンを紹介してくださいね。
一生ついていきますから、わたし。
ベストパンをはじから試してみようと思ったけど、結構広範囲にわたっていますね。
歌舞伎が好きなので、銀座周辺のパン屋さんと、お取り寄せを今年は集中的に味わってみようと思っています。そして、「この一品!」というパンに今年も出会えたらいいのにと思います。


一生なんて・・・・。
今年のベストパンは関西からもたくさんいただきました。
歌舞伎座周辺でしたら三越のペルティエや松屋のメゾンカイザーなど、いいかもしれません。
今年も美味しいパンに出合えますように。

◇さくらさん
(→ベーグル専門店マルイチベーグル
あけましておめでとうございます。
今年も美穂子さんの書かれる記事を楽しみにしています。おいしいパン、素敵なパン屋さん、たくさん紹介して下さいね!
お正月は夫と私の双方の実家に行っていてごちそうぜめにあっていました。どちらの家の母も料理が上手なのでとてもありがたくいただいたのですが、そろそろパンが恋しいかなぁ(笑)。
と、そう思っていた矢先にベーグルの記事が。な、なんておいしそうなんでしょう!週末はベーグルショップに駆け込みそうです。


早速記事を読んでくださったのですね。ありがとうございます。
素敵なベーグル屋さんですよ。

皆さま、どうもありがとうございました。


今日のピックアップ: 新しい記事を書きました。

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パンの苦さ、ブランデーの甘さ

おせち料理の合間に、パンは新鮮だと思う。

昨日買ったバゲットカンパーニュは
料理のために作られたホテルのパンらしくサクっとしていて、
その軽いこうばしさは、おいしい空気のようだ。

このパンは酸味がありますか?と聞いたら、
酸味はないですが、苦味が少しあります
という答え。ほんとうにその通り。

そのかすかな苦味は雑味ともいうかもしれない。
文字面はよくなくても、
パンの味わい深さ、旨みを表現する大切な一つの言葉。

写真は朝食の素材と出先に持っていく瓶詰めなど
選んでいる時に撮ったもの。

今日はRemy Martin LOUIS XIII という
たいそうなブランデーを、少しだけいただいた。

甘いお酒は苦手だけれど、香りが甘いのはいい。
途方もなく甘い香りのなかで、何を感じたかというと・・・
チョコレートが欲しくなりました。

何かと合わせる何かについて考えるのは楽しい。

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January 04, 2005

ニューイヤーピクニック

パークハイアット東京のデリカテッセンで、お昼を調達。

ホテルにはお正月でも美味しいパンがある。

ランチボックスはサンドウィッチ、お惣菜、デザートと飲み物をいろいろ楽しめて素敵。

バウムクーヘンのようなクロックムッシュ、ハムやチーズの質がとてもいいパニーニやクロワッサン、ハーフカットのターキーとアボカドのベーグルサンド。
そしてパンツァネラやひよこ豆のサラダ。

ハムやチーズ、サラダのドレッシングの質に大した期待を持っていなかった舌は、
”そうじゃないよ本当はこうだよ”と見事に裏切られた。

それらはニューヨークグリルの前菜を思わせた。

そういえばこの日記のトップ画像はニューヨークグリル。
OPEN以来ずっと好きな、このホテルのダイニング。


今日のピックアップ: PARK HYATT TOKYO

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January 03, 2005

A HAPPY NEW YEAR!

あけましておめでとうございます。

年が変わるまでの数時間、音楽を聴きながら
2005年の夢を思い描いていました。

年が明けてすぐに出かけました。
雲と月と星が浮かぶ、あかるい夜空の下
ずっと夢を見続けようと思いました。

今年もAll About【パン】そして
bread+something goodをどうぞ、よろしくお願いします。

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