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December 2004

December 31, 2004

2004年、priceless。

あと数時間で2005年が始まります。
今年出会った方々、お世話になった方々のことを
思い出していたら、次から次から笑顔が浮かんできて、
なんだか胸がいっぱいになってしまいました。

今年はお金では買うことのできないpricelessなものを
たくさん得たように思います。

ベストパン★2004にランクインしたパン屋さんたちから
いくつか感謝のメールをいただきました。

そのどれにも書かれていたことは、
これからも美味しいパンを焼いていきたいという気持。
大きなパン屋さん、小さなパン屋さん、さまざまな思い、さまざまなスタイル。

取材ではお忙しいところ、いつも大変お世話になりました。
どうもありがとうございました。

読者の方からもメッセージをいただきました。

◇half moonさん
ここ最近、美味しいパン屋さんが多すぎてあれもこれもと何だか
焦った気持ちになったりするのは私だけでしょうか。
昔は気に入ったお店で同じパンばかり買っていたのに
最近は本当に、365日(大袈裟ですが;;)毎日違う
美味しいパンを食べる事も可能なのでは?と思えるくらい、
沢山の素敵なパンが増えましたよね
まだまだ奥が深そう〜なパンの世界、これからも
Mihoko-sanのdiaryとともに、楽しみにしてます!
来年も、楽しみにしてますね!


いつもありがとうございます。
わたしもパン屋さん情報には時々溺れそうになっていますよ!
それでも、素敵なパン屋さんはたくさんご紹介していきたいと
思いますので、来年もどうぞよろしくお願いします。


パン屋さんと、読者の方々との間で、今年もたくさん
嬉しい気持とアリガトウの交換ができました。
来年もきっと。

今年もこの日記Bread+something good(パンと何かいいもの)を
読んでくださってありがとうございました。



今日のピックアップ: 写真は今年一番人気だったバゲットの粉、レトロドール。

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ル・クルーゼの長い一日

ル・クルーゼ、フル稼働の一日。
豆を煮て、豚のかたまりでスープをつくって、ごはんを炊いて・・・。

何かことこと炊いている時は、どこか気持が落ち着いて
別の仕事がはかどり、そんな時、時間が引き延ばされていると感じます。

結局深夜まで仕事してしまったけれど、満足な一日でした。

写真は先日の金柑蜜煮。ほんとうに素敵なマーマレード。
毎朝タルティーヌにして楽しんでいます。

今書いている記事はクロワッサンやデニッシュが美味しいパン屋さんの話。
金柑蜜煮はクロワッサンにすごく合いそうな気がします。

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December 30, 2004

雪と小麦粉

久しぶりの雪。
朝、急いで窓の大きな場所・・・ジムへ行って
雪を見ながら暖かく過ごす。

それから今年最後の納品。
来年誰かがそれを見て、ちょっとしあわせな、
ちょっといつもと違う気分になれたらいいな、
という思いを込めて。

まだたくさん年内にしたいことが残っている。
今年と来年はただの一続きの一日だけれど
ちょっとしたけじめとして。

片付けていたら小麦粉があったので
ビスコッティと餃子をつくった。

餃子の皮をこねていたら、
この感覚、雪くらい久しぶり、と思った。

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December 29, 2004

栗のリュスティックを食べながらとりとめもなく思う

いつものをお願い、などと注文したことはないけれど
わたしは好きなパン屋さんではいつものパンがあれば満足。

大好きなポワンタージュの栗のリュスティックを
スライスしてつまみながらそんなことを思い、
今年出合ったパンについて考えていました。

いろいろな方からおすすめパンについて聞かれる時
その希望にあったものを探してさしあげる仕事は
スタイリストのよう。
その人(たち)とパンと両方について情報を自分の中で
いい感じになるように合わせるのは。

だから新しいパンについても、いつも知っていようと思う。
(ああ、デスクの横には国内外の資料が山積み!)

そんな日常の隙間でいつものパンを食べる。
それはほっとする仕事でない時間。

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December 28, 2004

スープボウル考

チップしてしまったマグやティーポットなど
そのまま情けない思いで使っていたのを
やっと先日新しく買うことができた。

納得できるプレーンな食器というものは
なかなか見つからなかった。
納得できるプレーンなパン以上に難しかった。

何年も前にNYのCrate&Barrelで買った
大きなカフェオレボウルのようなスープボウルは素敵だ。

他の食器と合わないほど、ばかげた大きさなのだけれど
これがチップしてしまったらどうしようかと思う。
今日もこれに熱々の野菜スープをたっぷり入れた。

胡椒の効いたフロマージュダフィノワの5ポワブルと
カリっと焼いたパンを数枚重ねて添える。
元気を取り戻すための食事。

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December 27, 2004

ターミナル

たまにはゆっくり休んだほうがいいと言われても
どうやって休んだらいい?なんて思ってしまうときは
からだよりも頭の中が忙しい時。
そんな時の特効薬は映画や音楽、舞台を愉しむことだと思う。

と、理由をつけて忙しいこの時期にトム・ハンクスの「ターミナル」を観に行く。
空港に閉じ込められて長い期間過ごさなければならなかった人の話は、
昔「パリ空港の人々」で観たけれど、それより「ターミナル」はやはり
アメリカ映画らしく、人と人とのかかわりのちょっとした瞬間に何度か涙ぐみ、
笑いながら単純に楽しく観ることができた。

それにしても、映画のセットで空港のターミナルを作ってしまうというのはすごい。
その中は本物の空港さながら何でもあり、
ラ・ペルラやディーンアンドデルーカもあって、とても面白い。

パンの話があったらここに書こうと思ったけれど、特になかった。
キャサリン・ゼタ=ジョーンズがディナーの時に一瞬
クロワッサンの由来を話しかけるシーンがあったけれど。

「ターミナル」をシンプルに楽しんだ後で考えたことは、待つ、ということ。
いま、自分が待っているもの、長いこと待ち続けるうちに失われてしまったもの、
真剣に夢見ることについて。

今日のピックアップ: The Terminal

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December 26, 2004

金柑蜜煮

どっさり届いた金柑を撮影しようとしたら
ころころところがって、葡萄のかたちになった。

金柑の種は緑色で美しかった。
捨ててしまうのがもったいないほどたくさんの種だった。
磨いたばかりの鍋で、こんどは焦がさないように
用心深く、蜜煮を作った。

蜜煮はパンで12.4のタルティーヌのようにしてもいいし、
お正月料理にもいいかもしれない。

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December 25, 2004

クリスマスイブ+メッセージ

クリスマスイブはいつも家で食事する。
ツリーもチキンもなしだけれど
すこしだけとくべつな食卓にする。

今年はキャンドルのあかりを灯した。
リニューアルしたアンデルセン(写真下)のイメージが
頭の中に残っていたので。

フロマージュダフィノワの5ポワブルとパン
トロワグロのワイン、オリーヴやナッツやレーズン、
熱々のロールキャベツ(先日取材したお店のイメージ。)
デザートにはケーキとショコラ。

フロマージュダフィノワのまわりに胡椒がついたものは
初めて買ってみた。ライ麦パンや熱々のジャガイモに合う。

パンはブロートハイムとポワンタージュ。
シンプルで上質なパンにThanks!と思う。
これだけで食事のグレイドが上がるから。




感想メッセージをいただいています。

◇ちょこたるるーとさん
(12.20→)
ふふ…清水さんてドジなことは一切しなさそうなのにお鍋焦げ付かせちゃうなんて…意外だわ。


時々やってしまうのです。苦笑してしまうアクシデントは・・・いろいろあります。

ベストパンの発表が間近ですね。観劇のため東京に出る事が多いので、劇場周辺のパン屋さんはチェックして行き帰りに寄ってみます。今年も美味しいパンにたくさん出会えて嬉しかったです。ありがとうございました。

ベストパン★2004発表しました。劇場周辺のパン屋さんもありますね。
来年も美味しいパンに出合えますように。こちらこそ、ありがとうございました。

◇オステリアさん
レストラン&ペンションという仕事柄パンはよく焼くのですが、この季節はパネトーネを小さくたくさん作ります。ほとんど友人や知人にあげてしまうのですが・・・。
今年はふと思いついて、パン生地のツリーを作ってみました。高さは50センチくらいでしょうか。土台と幹は別の素材なのですが、硬く焼いたパンをモミの木の葉に見立てて組み立てました。なかなかいい感じにできたので、画像が添付できないのが残念です。ちょうど空いていた焼き杉の植木鉢に立てて飾っています。
素敵なクリスマスでありますように!


いつも読んでくださっているとのこと、どうもありがとうございます。
パンのツリーで、お客さまも楽しい気分になることでしょう。
オステリアさんも、よいクリスマスを。

◇かわむらさん
最近、あまりお気に入りのパン屋さんを見つけられないでいたのですが、昨日、久々に「当たり」ました!


一日に3回も行ってしまうとは!わたしも行ってみたくなりました。

◇ぷるぷるさん
念願のツォップにやっといってきました。だいぶ前から日記を読んでいきたいな〜とおもっていたんです。


念願の店でのひとときを満喫されたようですね。Zopfはベストパン★2004でも大人気でした。
わたしにとっても、近くにあったらいいなと思うパン屋さんです。

◇さくらさん
(12.21→)
今年、初めて「シュトレン」を買いました。
美穂子さんが書いていた記事を読んでいたら、たまらなく買ってみたくなったのです。
我が家では25日の夜にささやかなクリスマス会をすることにしました(メンバーは夫と私です)。
いただきもののワインとちっちゃなシュトレン、あとはサラダとカナッペかな。そうそうチキンとケーキも用意しなくちゃ。
・・・そういえば、クリスマスのおうちメニューをこんなにいろいろ考えるのは初めてかもしれません。
独身の時のクリスマスはだいたい外出していたので、そのまま外で食事ってことが多かったのです。
小さなクリスマスツリーを見ながらゆーっくりのーんびり家で食事するのが楽しい年齢・関係になったのも、また少し嬉しい気分です。


温かい、素敵なクリスマスの食卓を思い浮かべました。
我が家はツリーはなしですが、キャンドルを灯しました。
よいクリスマスを。

皆さま、どうもありがとうございました。

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December 24, 2004

ベストパン★2004の結果発表と読者の皆さまにお知らせ

ベストパン★2004の結果発表の記事をあげて
今年最後のメールマガジンを書きました。

一段落した気持です。

ところで最近、記事や日記やメールマガジンについて混同があると思われるので、説明させてください。
わたしがガイドとして定期的に書いているものは3種類あります。

●「ガイド日記」
このページです。毎日更新していて時々、記事の卵が生まれます。

●「ガイド記事」
随時更新されるメインのページです。
All About【パン】のトップページにも見出しが出ます。

●「メールマガジン」
登録
してくださった読者のメールアドレスに隔週で送信しています。
All About【パン】のすべてのお知らせはメールマガジンに書いていますので、
ニュースを見逃したくない方、まとめ読みしたい方におすすめです。

以上です。
いつもわたしの書いたものを楽しんでくださっている皆さま、どうもありがとうございます。

それでは、今年のAll About【パン】のグランプリ、お楽しみください。

今日のピックアップ: ベストパン★2004結果発表

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December 23, 2004

小さな忘年会

小さな楽しい忘年会があった。
美味しいパンとワインと料理もあって、幸せ。
忘年というけれど、今年の素敵なことは覚えていたい。

それにしても今年の時間の進み具合はどうだろう。

5時間もかけて食事しても、あっという間に感じた。
いつもそう。
それは主催者がとても忙しい人だからだということになった。

でも、「お忙しいですか。」と聞くと、その人はいつも「暇です。」という。
どんなに大変な時でも飄々と涼しげな顔をして。

仕事に対する姿勢など、職種は違っても見習いたいところがたくさんある
素敵な人たちの集まりだった。

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December 22, 2004

エンゲルハート氏のシュトレン、シュトレンのいろいろ。

昔ながらの製法で手作りされるドイツのベッカライコンディトライエンゲルハートのシュトレン。
最初はパンの味がしたものが、一ヵ月のあいだにはフルーツケーキのようなアロマがたち、熟成していく。
本場シュトレンの愉しみはその味の変化。まるでワインのようなパン、とセレクトパンヤさんにお聞きした。

ドイツの家庭の味のシュトレンを食べた年、
わたしはシュトーレンと言う表記をシュトレンに改めた。

今年の冬のギフト企画で紹介した人気店ZOPFも下準備に時間をかけて、熟成変化を味わえるシュトレンを作る。
ニコラはドライポワールとモーン、ameen's ovenはいよかんピールとドライフィグ。このふたつはその素材使いにこころときめいた。
そうそう、先日のサイラーさんのシンプルなシュトレンもとてもおいしかった。

日本では近年、シュトレンを作るパン屋さんが増えたと思う。
いろいろ食べる機会があってわかったことは(あたりまえのことなのだけれど)
素材を吟味し時間をかけて手作りされたものの質の高さ。
そこには必ず、食べる人のことを思う気持ちが入っている。

今年は何人の人と一緒にシュトレンを食べたことだろう。
少しずつクリスマスまで愉しむというより、少しずつみんなで分け合って愉しんだ12月だった。

今日のピックアップ: Baeckerei-Konditorei-Engelhardt

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December 21, 2004

ゆずのキャラメルマーマレードと反省

ゆずの皮を砂糖煮にしながら別の仕事をしていた。
わたしは、家のラジオからクリスマスの音楽が流れてくるのを聴くのが好きだ。
それでいい気持になって、あぁいい匂い、キャラメルみたいな、と思ったところで

・・・キャラメル?!

と気がついたときには、ゆずの砂糖煮の半分はホーローのミルクパンの中で
こんがりした焼き色をつけていた。

わざとキャラメリゼしてつくる時もある。でもこれは半分は失敗。

おかげさまで鍋磨きを始めることとなってしまった。
今年の失敗をコゲだと思うことにして、それを消していくように
反省しながら一生懸命磨いた。

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December 20, 2004

アーティストというよりアルチザン

今読んでいる『翻訳文学ブックカフェ』という本の中で、
わたしの好きな翻訳家が、わたしの好きな小説家のことを
「アーティストというよりアルチザン」と言っていた。

パン職人はもちろん、アーティスト(芸術家)というよりアルチザン(職人)。
見栄もはったりもきかない世界で、日々こつこつと働き、実のあるものを生み出す人々。

写真はシュトレンの生地にラムレーズンを加えたところ。
本場のシンプルなシュトレン。

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December 19, 2004

スープの日

たっぷりスープを作る。
野菜を細かく切って、トマトで煮込む。
大きなスープボウルによそって
仕上げにパルミジャーノレッジャーノ。

トーストしたペイザンは、ひと口大。わざとスープに落として
カリっとしたクラストが消えないうちに食べる。
冷えたからだが温まって、ほっとした気持になる。



感想メッセージをありがとうございます。

◇パンダちゃん

(12.4→)
柚子マーマレード、おいしそうですね。
わたしも今、大小の柚子を前に何をつくろうか考えているところです。

◇miyaさん

(12.10→)
ベルギーのリアルな表情のスペキュラースはどんな味だったでしょう。
Nicolasのスペキュラースは本当に、キュートな笑顔をしていますね。

◇yoshikoさん

(12.14→)
私は主人と結婚するまで、デートはあちこちのケーキ屋さんやパン屋さん巡りが多かったのですが、たくさんのパン屋さんの中でブロートハイムのパンを初めて食べた時の感動は今でも忘れられません。まだ、主人が自分で店を始める事など、全く考えてもいない時期だったので、家の近くに、こんな美味しいパン屋さんがあったら、幸せだなぁ〜とつくづく感じていました。
うちのお店も、街の方々に毎日欠かせない存在になれたらと思います。


backer fujiwaraはもうすぐ1周年ですね。
街の人の毎日の食卓に、ちょっとうれしいおやつの時間に、
年を重ねるごとにますます、かけがえのない存在となっていけたら素敵ですね。

◇はるるさん

(12.14→)
ブロードハイムのカフェ、とても楽しみですね。
きっと美味しいタルティーヌやスープがいただけることと思います。
パン屋さんのカフェですから、とびきりの+something goodを教えてもらえそうです。

皆さま、どうもありがとうございました。

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パーティで出合ったバター

プレッツェルに無塩バター。
昨日のパーティで美味しかったもののひとつ。
いったいどこのバター?、と思うほどミルキーで美味しかったので
聞くと、わたしがいつも使っているよつ葉バターの無塩のものだった。

料理にバターは使わないほうだし、お菓子やパンを最近は作らないので、
ほとんどトーストのためだけにバターは有塩を常備していた。

早速、これからは無塩にしよう、と思って買ってきた。
でも違う。あの味ではないのは何故?
パーティのマジック?
プレッツェルについていたアルペンザルツのせい?

今度はこれに合わせる塩を捜しに行かなくては、と今思っている。
もちろん、パンのことも考えなくてはならない。

写真はbacker fujiwaraのサクサクのアップルパイ。
バターはその扱いに慣れた人に最高のチカラを発揮してくれる。



今日のピックアップ: backer fujiwara

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December 18, 2004

サイラーさんによる伝統のパンの実演

南青山のbulthaupのクリスマスパーティに、福岡からオーストリア人マイスター、アドルフ・サイラーさんが来られてシュトレンなどデモンストレーションされるというので、取材に行く。

実演はシュトレン、キッシュ、ツヴィーベルクーヘン。

建物の外にはドイツのクリスマス市みたいに、グリューワインスタンド。
温かいクリスマスの香りのホットワインは、スパイス同士が呼び合うように、シュトレンと合う。

福岡の店から持ってきたライ麦パンやプレッツェルもすばらしかった。
すべては自然なシンプルな味で、特別凝った香りがしたり、何かがすごく違う、というものはなく、馴染みやすかった。
それで、ゲストは皆それぞれに、美味しいひとときを満喫していた。

最初に来日してから20年。
何のためにここにいるのか、とサイラーさんは常に自分に問いかける。
日本で本当のヨーロッパ伝統のパンを伝える人の存在は、とても貴重だ。

サイラーさんは一生懸命話してくれた。
楽しく温かな心を持つパン職人だった。

これも来年、記事にしたいと思っています。

今日のピックアップ: サイラー【オーストリア菓子とパン】

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December 17, 2004

石臼挽きの粉を使って

グルメガイドの美味しいパン情報でブロートハイムの名前が出たので
わたしはバゲットと一緒に自分の好きなペイザンの写真も載せた。

ペイザンは農夫のパンとか田舎パンとかそういう意味。
石臼挽きの小麦粉で作られる、羽のように軽いパン。
サクっとトーストして食べると、晴れた秋の日のこうばしい空気を食べているような気持になる。

その小麦粉は灰分が高く、和三盆のような色をしている。
特注の石臼は面白い機械だ。
「ずっと見ていても飽きないんですよ。」と明石さんは楽しそうに言う。

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December 15, 2004

ブロートハイムのカフェ

ベッカライ・ブロートハイムは桜新町にある。
以前東京ブロスで書かせていただいたことを引用すると、「日常の暮らしに必要不可欠な、街のパン屋さん然としている。」

街の住人の毎日の食事のための、「いつものパン」を、たとえば17年間焼き続けることは、簡単なことではなかったのだと思う。
だからブロートハイムは街の普通のパン屋さんには違いないけれども、日本で最も有名で人気があるパン屋さんのひとつだ。
それはお客さんにとっても、パン職人さんにとっても。

パン屋に併設するカフェのスペースができあがったそうで、早速取材、と思ったけれど、カフェのOPENはまだもう少し先のことで、春になりそうだ。多くのお客さんが楽しみにしていることだろう。

ブロートハイムの明石さんはとびきりのシチューを作る。
やはり、とわたしは思わず言ってしまう。
料理と一緒に食べるパンをつくる人は、やはり料理を知っている人ですね。

カフェはパンを美味しく食べてもらうための場所。
そのための術を職人は自分で研究しなければならない。
だから職人たちが交替でここに立つことになると思う。
そんな話を、まだ新しいカフェのキッチンでお聞きした。
欧州の田舎料理の温かい匂いのなかで。

建物の全体模型や、図面が置かれたカフェは、パンにとって、街の人にとって、とてもいい場所になりそうに思える。

今日のピックアップ: ブロートハイムは「グルメガイドの美味しいパン情報」でも紹介されました。

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December 14, 2004

天然ごはん〜やさしいたべものとたのしい暮らし

ムックでパン作りのページを担当した。

おいしいものを食べる楽しさ、作る楽しさ。
そのおいしさを支えているものとは?

一生懸命に食を支えているさまざまなプロフェッショナルのこと、自然と環境のことなどを考えるきっかけとなれば。

そんなコンセプトのムックでのパンのページだったから、自家製の酵母がいいと思った。

いろいろと大変だったけれども、
美味しいパン、美味しいページができあがった。

パンを教えてくださったラ・フーガスの仁礼さんに
相談に乗ってくださった多くの方に
こころから感謝しています。

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美味しいパンがあったから

雨模様の日曜日
一日中、ずっとデータ入力や計算などの作業。

夜はきのこと肉と野菜を細かく刻んで
トマトソースたっぷりのパスタにする。
ソースが多めでパスタは少なめ。
美味しいパンがあったから。
そしてワインとチーズ。

アップルフィグシナモンを早速作って愉しんでいます、
というメッセージをいただいた。
遠く離れたどこかのキッチンに漂う香りや笑顔を思ってうれしくなる。

こんな肌寒い日には
家の中を温かい香りでいっぱいにしたくなる。

それにしても、最近ワインがあまらなくなってしまって
わたしは少しだけ困っている。

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December 13, 2004

お気に入りのパンを集める

好きなことやお気に入りのものについて
ひとの話を聞くのは、面白い。

どこの国でだったか、
「そのひとの食べているパンを見れば、そのひとがわかる」
と言われているらしい。

日本ではそういうことはなさそうだけれども
パンの選び方でもひとのちょっとしたこだわりや
食の楽しみかたが見えてくることがある。

それにしてもこの1ヶ月
何百人のお気に入りのパンや
パン屋さんについて教えてもらったことだろう。

いま、ちょっとくらくらしています。

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December 11, 2004

オランダ発祥のクリスマスの焼き菓子、スペキュラース

そのクッキーは聖ニコラウスの形を模しているとも言われている。
そして写真のクッキーはその聖人ニコラウス、
ではなくパン職人、ニコラのもの。
ニコラのお菓子はそのパンと同じくらい素晴らしい。

この季節、わたしは気が向くとジンジャーマンクッキーを焼く。
このくらい大きいと、顔の表情も楽しめていいなぁ。

今日のピックアップ: 冬のNicolasセット

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December 10, 2004

クリスマスの思い出とサンタクロースの存在+メッセージ

パン文化研究者舟田詠子さんの「誰も知らないクリスマス」に、書いてあったことが心に残った。

サンタクロースはこっそり来るはずなのに、誰もがその姿を知っているのは、デパートにいるから。最近はあのいでたちで北欧から飛行機に乗ってやってくる。
そういうショウに魅せられている日本の子供たちがかわいそうだ、と。

「サンタクロースはこっそり来て、贈り物というモノだけでなく、それ以上の、子ども時代の思い出という宝物も置いていってほしい。」
舟田さんはそう書かれていた。

わたしは記憶にある限り、サンタクロースの存在を信じていない子どもだった。でも、子供の頃のクリスマスの楽しかったことといったら・・・!
そこには姿はなかったけれどサンタクロースが確かにいたと思う。
大人になって、わたしはそのことにとても感謝している。


6日の日記に書いたことに感想メッセージをいただいた。

◇さくらさん

美穂子さん、こんばんは。
クリスマスツリー、きれいですねー。大人になってからは「年末」というととにかく慌しいばかりです。そんな毎日の中でも、心のちょっとした隙間ではクリスマスのわくわく感を敏感につかまえていきたいですね。もみの木にきれいな飾りつけをしながらサンタクロースを待っていた頃を思い出しました。
アップルフィグシナモン、おいしそうです!写真から良い香りが漂ってきそう・・・。
今は1日の中で唯一のんびりできる時間帯(=真夜中)、素敵なレシピとその写真を見ながら大好きなCDを聴いています。至福のひとときです。


真夜中のアクセス、そしてUPしたてのレシピをとっておきの時間に見てくださって
どうもありがとうございます。とても嬉しいです。
ツリーの飾りつけ、いいですね。そんな夜には何を聴いていらっしゃったのでしょう。


他にもメッセージをたくさんいただきました。
皆さま、どうもありがとうございました。

◇しなもんさん

シュトレンの食べ比べはいかがでしたか。
いろいろなシュトレンがありますね。

◇cava69さん

スターバックスの紙カップとマグのコーヒーの量に違いがないという事実。
あたりまえでも面白い。cava69さんのおかげで確認できてよかったです。

それからわたしはコーヒーは熱々でないと、と思います。

◇さくらさん

ベストパン★2004楽しみにしてくださってありがとうございます。
そう、近くにあったら通いつめてしまうと思うパン屋さんばかり。

◇えざわさん

中目黒?ではないのですよ。こんど教えあいましょう。
歩き食いも卓球バーも面白そう。

◇みけねこさん

美味しいパン屋さんに行って、ご自分でも作って、両方したらよいですよ。
世の中はその気になればできる楽しいことがいっぱいです。


今日のピックアップ: 誰も知らないクリスマス

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December 09, 2004

グルメガイドの美味しいパン情報

ちょっと面白い記事が書き上がった。

グルメ・クッキングチャネルのガイド達に
お気に入りパン情報をインタビューして編集したもの。
とても興味深い内容だった。

ご協力いただいたのは「男の料理」「おかずレシピ」
「フレンチ」「日本酒・焼酎」「中国茶」「エスニック」
「ホームメイドクッキング」などの皆さん。
(ありがとうございました。)

これから校正して来週公開予定。

写真はイタリアの白カビチーズ、ALPINO。
最近気に入っている同国のGAVIという白ワインの友達として
調達してきたけれども、ちょっと若かったみたい。



今日のピックアップ: 寒い朝には『アップルフィグシナモン』

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December 08, 2004

美しい朝食は終わらない

ForFの連載「美しい朝食」の担当分の最終回で
連載当初からのことを振り返った。

ちょうど「幸せな朝食」についてインタビューしていた頃
始まったこの連載には
「幸せ」という目に見える言葉こそついていないけれど
コンセプトにその本質を感じ、イメージできた。

朝食を食べる幸せはきちんとした生活をすることで得られるもの。
きちんとした生活は美しい。
それが「美しい朝食」という連載企画の趣旨だった。

きちんと眠って気持ちよく起きるとか
きちんと仕事をしておなかが空くとか
きちんと向かい合って食事するとか
自分らしい暮らしをきちんと考えて心愉しく生きること。

イメージしたものをかたちにする時は
ほとんどいつも独り遊びのような感じになる。
朝の自然光の中での撮影は、結構幸せな仕事だった。

連載は終わっても、美しい朝食は終わらない。
またここでも終りは始まり。
わたしは今も続きを考えている。


今日のピックアップ: 「美しい朝食」パンガイド編 連載最終回 お楽しみください。

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December 07, 2004

All About のクリスマスツリー

All Aboutのオフィスにクリスマスツリーが飾られていた。
時間が経つのが速く思えて、ドラマでも見ているみたいだ。

せっかくダイアリーのリフィルを買ったのに忘れてしまったため
書き込むことができなかった来年のアポイントメントは
今年最後のページに記した。
それはとてもいい予定に思える。

これでまた時間の速度がUPするように感じるかもしれないけれど
そんなの、ただの感覚だと思う。

クリスマスツリーは、眺めて焦るのではなくて
何かが待ち遠しかった子どもの頃のように
スローで楽しい気持になりたい。

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December 06, 2004

素敵なパン屋さんを取材

パン屋さんを2軒取材。

ひとつは以前、通りがかりに見つけて
「夜のパン屋さん」と日記(9.26)に書いた店。
あの晩、店は実はもう閉店していたことと
美味しくて忘れられなかったパンオレザンは偶然にも
シェフがとても好きなパンだということを今日知った。

特にパン屋のカフェと言う感じではないけれど
2階にはいい感じのカフェがあって
ロールキャベツやハヤシが美味しかった。

もうひとつの店はベストパン★2004に投票があった店のひとつ。
かわいいベーグル屋さんで、NYの話で盛り上がった。
でも一番盛り上がったのは、ブロードウェイの話。
ブロードウェイと言っても、NYではなくて中野!
このベーグル屋さんのユーモアのセンスが好きだ。

今日取材した店はどちらも今までにない雰囲気の店で
来年最初に記事にしたいと思っています。

ベストパン★2004、ご投票くださった皆さま
どうもありがとうございました。
集計が終わりました。こちらは年内に発表する予定です。

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December 05, 2004

金柑マーマレードのタルティーヌ

昨日、母から金柑マーマレードが送られてきた。
今年は庭の金柑が豊作なのだという。

早速、タルティーヌを作る。
パンはラ・バゲットのもの。
買うのは初めてだったけれども
新宿中のレストランに卸しているというから
今までに食べたことがあるかもしれない。

採れたての果実で作ったばかりのジャムには
冬の庭の日の名残りがあった。

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December 04, 2004

パンのテーマパーク「東京パン屋ストリート」

来年2月、ナムコによるパンのテーマパークが船橋のららぽーとにOPENする。
出店が予定されているのは奈良の「パン工房麦の花」、埼玉の「デイジイ」、
大阪の「パン工房青い麦」など8店舗。

日本のパンはアミューズメントテーマになってしまうから面白い。

昨年のスウィーツのテーマパークOPENで、読者の方から
「パンもそんな施設ができるといいな!」といくつかメッセージが
寄せられた時には、わたしはそれを現実的に想像できなかった。

だから春になって、この話・・・スーパーブーランジェなる人たちを
集結させたテーマパークという、すごそうな話を
ナムコのチームナンジャの方にお聞きした時には
はっきりいって、ちょっとクラクラしてしまった。
懸命に、詳細に想像して。

さまざまな食のテーマパークを展開しているチームナンジャの方々も
パンでは、また違ったご苦労をされたことと思う。

施設内の店舗の厨房は大半がガラス張りで
作るところを見ながらその場で焼きたてのパンを食べられるという。
それはきっと最近のパン好きの子ども達にとって
たまらなくときめくアミューズメントプレイスとなることでしょう。

写真は今日の果実味な朝食。
墨繪のクランベリーとカシューナッツのライ麦パンと
いつも買うりんごのパン。



今日のピックアップ: ナムコ

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December 03, 2004

手帖の話

手帖のリフィルを買いに行って、待っているあいだ
犬の首輪を見せてもらったりして愉しむ。
もちろんjust watchingだったけれども
一応値段を聞いておどろく。

お昼にいただいたサンドウィッチには
スイカが添えられていたので、ちょっとおどろく。

知らないからおどろくだけで
それぞれちゃんと理由があるのだろう。

いつもの感覚と異なるものに出合う面白さ。
おどろきの中でも、その素敵さにこころを動かされたものは
時々手帖に走り書きされる。
この1年の書き込みは、ひとや場所の名前のほか
美味しいものの名前が多い。

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December 02, 2004

「楽しさ」の贈り物といろいろなライ麦パンと

12月の一番最初の記事はZOPFのパンと楽しさの贈り物

楽しさ。
ほんとうに楽しいと感じて日々を過ごしていると
それを誰かにおすそ分けすることは、こんなふうにできると思う。

評判のシュトレンの他、ワクワクするカレンダーや
ライ麦パンの食べ比べのできるセットなど
パンと一緒にsomething goodなもの・・・「楽しさ」を届けたいという
ZOPFの気持をキャッチして、わたしはこの記事を書いた。
いつも楽しくて、しあわせなパン屋さんだと思う。

ライ麦パン。
大きなかたまりは値段も張るし
果たして食べきれるかどうかと考えてしまうかもしれない。
少量ずつ何種類もいただけるセットは、いわば試食セットで
ここで自分の気に入ったものを見つけられる。

店長夫婦による説明書が入っているので、
ちょっとしたライ麦パン通になれるのが嬉しい。

今回3つ紹介してもらったセットの中には食べられないパンもある。
それもまたZOPFの楽しさ。

余談になるけれども
むかし、ZOPFにも豆頬髭犬がいて、そのパンを食べてしまったことがあるそうだ。
可笑しい。どんなパンかはこちらをどうぞ。


今日のピックアップ: ZOPFには大人向きなカフェもあります。

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December 01, 2004

ベストパン★2004もうすぐ投票終了!

美味しいという感覚は人によって違うけれど
やはり人気のパン屋さんは気になります。

ということで始まった年末恒例企画、 All About読者によるベストパン★2004
投票がもうすぐ終了します。
ご協力くださったみなさま、本当にどうもありがとうございました。

イベントで使いたいので、ちょっとだけ先に教えて、というメールを
今日もいくつかいただきました。
考えてくださって、ありがとうございます。

でも今は、やはり内緒にしておきます。
本当のところ、接戦なので結果はあと数時間しないとわからないのです。

投票締め切りは12月1日24時です。
まだの方はぜひ、よろしくお願いします。
ランキングは動きそうです。それで決定することもあるかもしれません。

わたしも、楽しみにしています。


今日のピックアップ: ベストパン★2004全国から集まっています。

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